鳥切手の買取価格や高く売るための方法についてご紹介します
- 鳥切手はいくらで買取してもらえますか?
- 種類や、状態などにより価格は変わります。お電話・メールよりお問い合わせください。
- 切手コレクションの中に鳥切手があります。価値はありますか?
鳥切手は明治時代がはじまって間もないころに発行された切手です。
歴史のある鳥切手は、「手彫り版」という図案のもとになる版を手で彫って作成をしていました。
今の切手では見かけることのない、手彫りならではの図案の微妙な揺らぎを楽しむことができます。
手彫り版の切手は人気がある上に現存する枚数が少ないため、切手の買取市場では高い価値を誇ります。
しかし、流通する鳥切手の中には偽物が存在している場合もあるので、気を付ける必要があるでしょう。
本コラムでは、鳥切手の概要・種類・種類ごとの買取相場をご紹介します。
また、本物と偽物の見分け方や切手の買取方法、気を付けるべきポイントについてお伝えします。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
鳥切手は国際郵便向けに発行された切手
鳥切手は1875年(明治8年)の元日に発行された普通切手で、日本で切手の発行がはじまって4番目の切手です。
鳥切手は普通切手ではありますが、国際切手としての利用を目的としていたため、発行された鳥切手の額面は国際郵便用として利用しやすい額面金額が設定されました。
鳥切手の額面は12銭・15銭・45銭で、図案は額面ごとに雁(ガン)・セキレイ・タカが描かれています。
鳥切手が発行される以前の普通切手は、図案の中央に額面が書かれていて金額が強く強調されるデザインでしたが、鳥切手では中央に鳥が描かれていて鳥を囲むように金額が書かれています。
また、鳥切手をはじめとする明治初期に発行されていた日本の切手は、職人が手彫りで版を彫っていました。
手彫り版で刷られた切手は、同じ額面の切手でも印刷されている図案に微妙な違いが生じるのが特徴です。
手彫り切手は、切手コレクターからも特に人気があるため、切手の買取市場でも高値で取引される傾向にあります。
鳥切手の他の特徴としては、支払い手続きの手違いを防ぐため「イ」「ロ」「ハ」のカタカナ記号が図案に記載されていることが挙げられます。
後ほど紹介をしますが、同じ図案でもカタカナ記号の違いによっても買取額には大きな差が出ます。
切手の状態が良ければ、数万円程の買取額になることも少なくありません。
鳥切手の種類と買取相場
国際郵便に貼り付ける切手としてつくられた鳥切手は、12銭・15銭・45銭の3種類が発行されました。
額面によって図案に採用されている鳥も異なっています。
鳥切手はどの種類でも高値で買い取ってもらえますが、カタカナ記号の違いによって価値は細分化できます。
ここでは、鳥切手の図案の特徴をご紹介するとともに、特に希少性の高い鳥切手を種類ごとに紹介します。
鳥切手(12銭・雁)
12銭の鳥切手の中央には雁がモデルとして描かれています。
最も額面の低い雁の鳥切手ですが、切手の買取市場ではカタカナ記号の違いによって発行枚数にバラツキがあるため、買取値が大きく異なります。
その中でも特に希少性が高いとされるのは「ハ」と書かれた切手です。
「ハ」のカタカナ記号が入った雁の鳥切手は、未使用で状態が良ければ数十万円前後になることもあります。
もしも条件に合致する鳥切手を持っていたら、価値を確認する理由だけでも一度査定に出してみることをオススメします。
鳥切手(15銭・セキレイ)
15銭の鳥切手にはセキレイが中央に描かれています。
セキレイは主に水辺に生息する、スズメより一回り大きな鳥です。
セキレイの鳥切手に関しては、カタカナ記号の違いでの買取額には大きな差は出ません。
しかし消印が付いていると、状態が良くても買取額は極端に下がってしまいます。
消印の有無が買取額に影響するのは、セキレイの鳥切手だけではなく、切手全般に言えることです。
鳥切手(45銭・タカ)
45銭の鳥切手には中央にタカが描かれています。
タカの鳥切手の場合は、カタカナ記号の「ロ」や「ハ」が希少価値が高いため買取額にも期待できる一枚です。
未使用で状態のよい切手であれば数万円程になる場合もあります。
偽物の鳥切手を見分け方は難しい
鳥切手は鳥のデザインの高さや繊細な模様などが魅力的で、非常に人気がある切手になります。
そのため、本物の鳥切手を模倣した偽物が存在するほどです。
切手の買取市場において、偽物の鳥切手はほとんど価値を持つことはありません。
お持ちの鳥切手が本物か偽物か不安な人は、価値を確認する目的も合わせて切手買取のバイセルで一度査定をご利用ください。
鳥切手とは違う?鳥シリーズ切手
明治に発行された鳥切手は非常に価値が高く、今でも切手コレクターから高い人気を持っています。
鳥が図案のモデルとなっている切手は鳥切手以降も、何度か日本で発行されています。
例えば、1963年(昭和38年)〜1964年(昭和39年)の2年間に発行された「鳥シリーズ」切手は、すべてで6種類の鳥がモデルとなっている10円切手として有名です。
モデルとなった鳥の種類は「ルリカケス」「ライチョウ」「キジバト」「コウノトリ」「ウグイス」「ホオジロ」です。
切手の買取市場での価値としては、やはり明治の鳥切手よりはかなり見劣りをしてしまいます。
しかし、切手が未使用で保存状態が良ければ買取価格は大きく下がることもないでしょう。
また、1991年(平成3年)〜1993年(平成5年)の間には、水辺の鳥シリーズ切手の62円切手も発行されています。
図案に採用された鳥はすべてで8種類で「オオジシギ」「ウミネコ」「エトピリカ」「オオハクチョウ」「オオミズナギドリ」「カワセミ」「マガン」「トモエガモ」です。
平成に入ると切手の印刷技術が向上したため、カラフルな色合いで鮮やかな鳥が表現されています。
切手コレクターの中には、動物や花などの特定ジャンルの切手のみを収集するコレクターもいます。
そのなかでも鳥が図案となっている切手は、切手コレクターからも人気のある種類だと言えます。
日本だけじゃない!世界の鳥切手
切手の図案に鳥を採用しているのは日本だけではありません。
世界に目を向ければ、多くの国が鳥を図案のモデルにしている切手を発行しています。
中でも、1854年に西オーストラリアで発行された「コブハクチョウ」の切手は、世界最古の鳥切手として有名です。
また、島国であるモルディブ共和国では、国内に生息する海辺の鳥たちがモデルとなっています。
他に変わったところでは、台湾・故宮博物館の古書に描かれていた小鳥を図案のモデルにしている台湾の鳥切手があります。
花を付けた木々にとまっている小鳥の図案は、小鳥だけではなく全体の芸術性も高い一枚となっています。
鳥切手やその他の切手を売却する方法
今回ご紹介をした鳥切手をはじめとした希少性の高い切手は、もちろん売却価格も高くなる傾向にあります。
しかし、売却方法が違うだけで手元に入る金額にも差が出てきます。
切手の売却で代表される3つの方法は以下の通りです。
・金券ショップ
・フリーマーケットサイト(アプリ)
・切手買取のバイセル
売却方法の違いとメリット・デメリットを理解して、自分に合った方法を見つけましょう。
金券ショップを利用する
「金券ショップ」とは、商品券やギフトカードなどの「金券」と呼ばれる、特定範囲内でお金として使用できる券を取り扱っているショップです。
金券ショップは商品券などの他にも、新幹線の乗車券・切手・ハガキなどの数多くの商品を扱っています。
都内の駅近くや繁華街にお店を構えることが多いため、目にしたことのある人もいるのではないでしょうか。
金券ショップは切手の販売だけではなく買取も行っています。
ですが、明治時代に発行された鳥切手の買取においては、金券ショップは適していないと言えます。
金券ショップでは切手の額面をベースに買取価格を決定する上に、額面以上の買取額になることはほとんどないからです。
額面以上の買取額が期待できる明治時代の鳥切手であっても、希少性は考慮されずに買取額を決められてしまうため、大損する可能性があるわけです。
フリーマーケットサイト(アプリ)を利用する
スマートフォンの所有が当たり前になった今では、フリーマーケットサイト(アプリ)を使って誰もが気楽に自分の所有物を出品できるようになりました。
鳥切手は希少性が高いため、出品をすれば切手コレクターが購入してくれる可能性も大いにあるでしょう。
しかし、出品する切手の価格設定が高すぎると誰も買ってくれない可能性がありますし、反対に安すぎれば損をしてしまいます。
鳥切手は図案やカタカナ記号の違いによっても、切手の買取市場での価値は大きく異なります。
また、切手の状態によっても切手の価値は変動します。
希少性と切手の状態を加味して適切な販売価格を付けるのは、素人では至難の技でしょう。
切手の種類や状態によって価値が大きく変わる鳥切手の売却で、フリーマーケットサイト(アプリ)を利用するのはオススメできません。
切手買取のバイセルを利用する
明治時代の鳥切手をはじめとした希少性の高い切手の買取では、切手買取のバイセルを利用するのが、最もお得に切手を現金化できる方法です。
切手買取のバイセルに所属をしている査定士は、日々多くの切手の査定を行っています。
また、買取業者の中には査定士に対して、切手などの商材に関する研修を行っているところも存在しています。
研修と日々の査定を通して、査定士は切手に対しての十分な知識と査定技術を有しています。
そのため、希少な鳥切手に関しても、価値を見落とすことなく適切な買取額を提示致します。
また、切手のバイセルが提示する買取額は、切手の買取市場での相場がベースとなっています。
消印の有無や切手の状態によっても買取価格は大きく変動しますが、査定士が提示した買取額の理由についても説明致しますので、納得して買取を行うことができます。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
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切手買取で気を付けるべきこと
鳥切手は明治時代に発行された日本で4番目の普通切手であり、希少性が高い切手のため高い買取額が期待できます。
しかし、デリケートな紙でできている切手は、ちょっとした扱い方の違いで買取額が落ちてしまう場合があります。
なるべく損をしないで切手の買取をしたいと考えている人は、これからご紹介をする切手の買取で気を付けるべきことをしっかり押さえ、切手の価値を下げないようにしましょう。
消印付きは買取不可の可能性が高い
「消印付き切手」とは、一度使用されて消印が押された切手のことです。
切手や消印の種類によっては、消印付きの切手でも買取額が上がることがあります。
しかし、消印が付いていることで価値が上がることは稀で、例外のケースとも言えるでしょう。
切手の買取市場においては基本的に消印が付いている切手は、未使用の切手よりも価値が下がります。
鳥切手も例外ではありません。
また、切手の買取業者によっては消印が付いている切手を扱っていない業者も存在します。
もしも所有の切手が消印付きの切手でしたら、買取に出す前に予め買取業者に消印付き切手を扱ってくれるのかを、問い合わせて確認するのが良いでしょう。
切手を売るなら少数より大量
切手の買取を検討している人の中には、鳥切手以外に多くの種類の切手を持っている人もいるでしょう。
切手の買取を検討しているとのことでしたら、一度に大量の切手買取を依頼するのが無難です。
一度に大量の切手買取を依頼することで、単純に枚数が多いことで買取額の合計が上がるだけではなく、切手を処分する目的でも一度の買取で済ませることができます。
またシート状になっている切手を所有しているとのことでしたら、無理に切り離したりせずにそのままの状態で買取に出しましょう。
切手の買取市場ではバラよりもシートの方が切手一枚の価値が上がるため、同じ枚数でもバラよりもシート状の方が買取額が高くなる傾向にあるからです。
状態の良いモノしか売れないかも
切手買取では、切手の状態の良し悪しは重要なポイントです。
切手の状態次第では買取業者は切手の評価を下げることがあり、場合によっては買い取ってくれないこともあるからです。
そのため、切手の保存方法や扱い方にも気を配るようにしましょう。
例えば切手は高温多湿の場所に保管すると、裏糊が溶けて切手全体が汚れてしまいますし、直射日光によって色焼けを起こしてしまいます。
そのため、切手を今後も保存する際は、切手アルバムにしまうようにして、直射日光による色焼けを予防しましょう。
加えて、裏糊が溶けないように風通りの良い場所に保管して、蒸し暑い環境で切手を長期保管しないように気を配れるとなお良いです。
切手は破れやすい紙でできていますので、普段からの扱い方に気を付けないと簡単に破けてしまいます。
切手を扱う際は切手専用のピンセットで扱うことで、手で破いてしまうリスクも下げれます。
また、切手を手で直接触れると皮脂が付いてしまい、汚れの原因になります。
切手専用のピンセットを用いることで破れだけではなく、皮脂での汚れも防げます。
鳥切手は価値が高いが買取には注意が必要
日本で4番目に発行された切手である鳥切手は、手彫り版で図案がつくられている歴史ある切手です。
手彫り版では、同じ種類でも1枚1枚に微妙な違いが出るため、収集意欲を掻き立てる切手でもあります。
昭和には鳥シリーズと呼ばれる切手が発行され、各国でも鳥の絵柄の切手が数多く存在します。
昔から鳥の描かれた切手は世界中の人々から親しまれてきましたが、鳥シリーズ・世界の切手もそれほど価値の高いモノではありません。
ですが明治に発行された鳥切手は、切手の状態によっては非常に買取価格が高くなる傾向にあります。
しかしながら鳥切手は人気ゆえに、模造品や偽物も出回っている場合があります。
買取してもらう際には偽物の特徴に注意が必要です。
鳥切手を買い取ってもらう際には、切手に関しての知識を持った切手買取の査定士にみてもらいましょう。
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