プレミア価値の高い10円切手とは

- 切手コレクションの中に昔の10円切手がありました。いくらになりますか?
- 保存状態や種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。こちらよりお問合せ下さい。
- 祖父からもらった切手コレクションの中に今とは違うデザインの10円切手がありました。価値ってありますか?
10円切手は、切手コレクターにも注目されており、買取市場でも需要があります。コレクション価値の高い10円切手とはどのようなものなのでしょうか。
プレミア価値の高い10円切手の種類と、保管時のコツをご紹介します。
プレミア価値の高い10円切手とは

様々な金額・デザインが目を楽しませてくれる切手ですが、買取において高い価値を付けられる切手の条件として、現存している枚数が少ないことが挙げられます。
古い切手が家に残っている方は、一度切手買取に出してみると思いもよらぬ価格になるかもしれません。
10円切手の中でも価値が高いと言われる種類をいくつかご紹介します。
第1次新昭和切手 梅花
新昭和切手は、1946年より第1〜3次まで発売された普通切手です。
戦後ということもあり、絵画や風景など平和的な図案で作られました。
第1次の新昭和切手は、目打(周りのギザギザ)がなく、中央上部に菊の紋章・全体に梅花が描かれています。
約2か月後には新しい切手が発行されたので、希少価値が高いです。
昭和すかしなし切手 螺鈿模様(らでん模様)
昭和すかしなし切手は、1951年に発行された普通切手です。
これまで普通切手には偽造防止の目的で透かしを入れていましたが、1950年11月より印刷用紙が切り替わり、透かしのない用紙に印刷されるようになりました。
図案は従来の新昭和切手から変わらず、螺鈿模様(らでん模様)でした。
菊切手
菊切手は、1899年に発行された菊の紋章が大きくデザインされた切手です。
約20種類ほど存在しますが、神功皇后がプリントされているものが、より価値があるとされています。
田沢切手 旧大正毛紙
切手図案の公募が初めてされ、当時の逓信省技官・田沢昌言氏のデザインが採用されたのが、田沢切手です。
田沢切手はいくつか種類がありますが、1914年発行の旧大正毛紙が最も買取額が期待できるとされています。
新高額切手
新高額切手は、1924年に発行され、神功皇后が図案となっています。
新高額切手には、大正毛紙と昭和白紙の2種類があり、昭和白紙の方が買取相場が高めの傾向にあります。どちらも透かしが入っており、買取額が期待できる切手と言われます。
切手を保管するときのコツ

すぐに使わない切手やコレクションしておきたい切手などがあれば、保存状態に気を配ることが大切です。
切手の素材は紙なので気づかないうちにノリが溶け、くっついたり破れたりして使い物にならなくなってしまった、というトラブルがつきものです。
保管の際は湿気や水気を避け、通気性の良い場所で保管することがポイントです。
直射日光や高い気温でも変質・変色してしまうため、なるべく涼しい暗所に置くようにしましょう。
いずれ使用する予定があれば、簡易的な袋やファイルでの保存がお手軽です。
コレクションとして楽しみたい場合は、切手専用ファイルに収めると、保存も鑑賞もしやすいというメリットがあります。

より詳しい情報を知りたい方はこちら
切手買取をもっと見る
こんなコラムも読まれています