ピンクダイヤモンドの価値はどれくらい?評価ポイントや買取相場を解説
ピンクダイヤモンドは、その希少性と美しい色合いから、世界中の宝石愛好家から称賛される特別な宝石です。
近年では投資対象としても注目を集め、その価値は年々上昇しています。
本記事では、ピンクダイヤモンドの価値が高い理由や評価されるポイント、高値で買取してもらうためのコツについて紹介します。
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目次
ピンクダイヤモンドの価値が高い2つの理由
ピンクダイヤモンドの価値が高い理由は、主に以下の2つです。
- 採掘量が少ない
- 流通量が減っている
具体的にどういうことなのか、解説していきます。
採掘量が少ない
ピンクダイヤモンドは非常に稀少であり、その生産量の少なさが価値を高めています。
特にオーストラリアのアーガイル鉱山からの供給がほとんどで、この鉱山は2020年に閉山されたことから、さらにその希少価値は増しています。
参考:時事ドットコムニュース「13億年前の超大陸分裂で上昇 豪鉱山ピンクダイヤ、地下深くから」
流通量が減っている
またピンクダイヤモンドは採掘量が少なくなってきていることから、市場での流通量も減少しており、価値をさらに押し上げる要因となっています。
希少性が高まるにつれ、コレクターや投資家からの需要が高まり、価格が上昇しているのです。
ピンクダイヤモンドの評価ポイントは4つ
ダイヤモンドの価値は、「4C」と呼ばれる以下の項目で決められます。
- カラー
- カット
- クラリティー
- カット
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
カラー
ピンクダイヤモンドの価値を決める基準として、まずカラーの鮮明さが挙げられます。
ピンクダイヤモンドのカラーは、以下の3つで判別されることが多いです。
- 明るさ
- 濃さ
- 色の種類
また、色の濃さは9段階、色のタイプは4種類に分けられます。
【色の濃さの等級】 | |
---|---|
FANCY VIVID (ファンシーヴィヴィッド) | 上質で鮮やかな |
FANCY INTENSE (ファンシーインテンス) | 上質で濃い |
FANCY DEEP (ファンシーディープ) | 上質で深い |
FANCY DARK (ファンシーダーク) | 上質で暗い |
FANCY (ファンシー) | 上質 |
FANCY LIGHT (ファンシーライト) | 上質で薄い |
LIGHT (ライト) | 薄い |
VERY LIGHT (ベリーライト) | 非常に薄い |
FAINT (フェイント) | ほのかな、弱い |
【色の種類】 | |
---|---|
PINK (ピンク) | 通常のピンク |
PURPLISH PINK (パープリッシュ ピンク) | 紫色がかったピンク |
BROWNISH PINK (ブラウニッシュ ピンク) | 茶色がかったピンク |
ORANGISH PINK (オレンジッシュ ピンク) | オレンジ色がかったピンク |
色が濃く、鮮やかで明るいものほど高価であり、特に「ファンシーヴィヴィッド」や「ファンシーインテンス」といった高いグレードのものは価値が高いです。
カット
また、カットもピンクダイヤモンドの価値を決める基準の一つです。
ピンクダイヤモンドは、その色を最大限に引き出すためのカットが施されています。
通常、色を重視するために、カットは色の深さを保つように調整されていますが、良質なカットはそれ自体が価値を高める要素となります。
全体のバランス(プロポーション)、研磨の良し悪し(ポリッシュ)、対称性(シンメトリー)の3つの要素を総合して、以下の5段階のグレードに判断されます。
- エクセレント(EX)
- ベリーグッド(VG)
- グッド(G)
- フェア(F)
- プア(P)
クラリティー
クラリティーとは透明度のことで、ピンクダイヤモンドの内包物の少なさが評価されます。
内包物が少ないほどクリアで、高いクラリティーが価値を向上させる重要な要素です。
グレードは、以下の6つです。
- フローレス
- インターナリーフローレ
- ベリーベリースライトリーインクルーデッド
- ベリースライトリーインクルーデッド
- スライトリーインクルーデッド
- インクルーデッド
カラット
カラットとはピンクダイヤモンドの重量を表し、一般的に重量が大きいほど価値が高くなります。
しかし、美しさと希少性が合わさった場合には、サイズよりも色やクラリティーが優先されることもあります。
ピンクダイヤモンドの買取相場はどのくらい?
ピンクダイヤモンドの買取価格はその品質によって大きく異なりますが、一般的には非常に高価です。
ピンクダイヤモンドの買取相場は、上記で紹介したように評価ポイントによって変わるものです。
上記理由から一概に相場価格はカラットやクラリティ、カットや蛍光性などの条件が絡むため一概には出せません。
バイセルでは全国を対象にダイヤモンドの査定を承っております。また宝石専門の買い取りページもございますのでぜひご覧ください。
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※掲載中の買取相場はバイセルでの買取平均価格帯となります。(新品同様の商品から状態の悪い商品も含む平均価格帯)
※掲載価格は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の在庫状況や市場の状況によりお買取価格が変動する場合がございます。
※実際の買取品の価格帯お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
ピンクダイヤモンドを高く買取してもらうコツ
ここからは、ピンクダイヤモンドを高く買取してもらうコツを解説していきます。
意識するポイントは、以下の3つです。
- 複数の買取業者に査定してもらう
- 鑑定書を準備する
- クリーニングをする
複数の買取業者に査定してもらう
ピンクダイヤモンドを売る際には、複数の買取業者に見積もりを依頼することが重要です。
業者ごとに評価基準や提供される価格が異なるため、より良い条件での販売が期待できます。
鑑定書を準備する
鑑定書はダイヤモンドの品質を証明するうえで重要な指標となり、業者が価値を評価する際の信頼性を高めます。
正式な鑑定書を用意することで、ピンクダイヤモンドの価値を正確に伝えることができるので、高値で買取してもらえる可能性があります。
鑑定書がない場合、買取業者によっては、依頼すれば鑑定してもらうことも可能です。
クリーニングをする
ダイヤモンドをクリーニングしておくことで、美しさを最大限に引き出し、高く買取してもらえる可能性があります。
クリーニングは自分で行うと傷つけてしまうおそれがあるので、専門のジュエリーショップまたは業者に依頼するのが最適です。
ピンクダイヤモンドを買取してもらうときの注意点
ピンクダイヤモンドを買取してもらう際は、以下の点に注意しましょう。
- カットの形状によっては価値が下がる
- 人工のピンクダイヤモンドは価値が低い
カットの形状によっては価値が下がる
ピンクダイヤモンドのカット形状は、その価値を左右することがあります。
例えばハート形など、特殊な形状にカットされた製品が該当します。
特に市場での需要が低い形状やスタイルは、価値が低くなる可能性があるため、売却時には注意が必要です。
人工のピンクダイヤモンドは価値が低い
天然のピンクダイヤモンドと比較して、人工的に作られたピンクダイヤモンドは基本的には買い取り不可となります。
ただし買い取り店によっては対象とするケースも稀にあるため、売却する際には、天然物か人工物かを確認したうえで、査定に出しましょう。
まとめ
今回は、ピンクダイヤモンドの価値について掘り下げて解説してきました。
ピンクダイヤモンドの価値は、カラー、カット、クラリティー、カラットの4Cによって変わります。
買取市場では、これらの要素に加えて希少性や市場での需要が価格を決めるため、まずは査定に出してみることがおすすめです。
バイセルでは、ピンクダイヤモンドをはじめ宝石の買取を行っています。
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