天保一分銀の買取相場は低い?少しでも高価買取が期待できる方法をご紹介
- 天保一分銀などの古銭を集めていますが、収納場所に困っているので売りたいです。いくらになりますか?
- 保存状態により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 祖父からもらった古銭コレクションに天保一分銀がありました。価値ってありますか?
「天保一分銀(てんぽういちぶぎん)」は、江戸時代の幕末期に発行開始された「一分銀」と呼ばれる銀貨の一種です。
当時としては非常に銀の純度が高かった天保一分銀ですが、買取を検討されている場合は貴金属店ではなく、古銭買取のバイセルに査定をお願いしましょう。
なぜなら天保一分銀は銀地金としての価値よりも、古銭としての価値の方が高いからです。
ここでは、天保一分銀の特徴や古銭の価値が決まる要因、また古銭を高く売るための買取方法についてもお伝えします。
本コラムを参考に、天保一分銀の買取を検討していただけたらと思います。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
天保一分銀とは
「天保一分銀」は1837年〜1854年に発行された「一分銀」と呼ばれる銀貨の一種です。
一分銀とは、銀を主な素材とする日本国内で流通した貨幣です。
一分銀には天保一分銀の他に「安政一分銀」「明治一分銀」などが存在し、発行された時代ごとに大きくこの3種類に分類することができます。
天保一分銀という名称は、発行が始まった1837年の和暦の年号「天保」に由来します。
また天保一分銀は3種類の中で最も古い一分銀であり、「古一分銀」とも呼ばれています。
天保一分銀の特徴
天保一分銀をはじめとした一分銀の特徴は、貨幣価値の決め方です。
当時流通していた丁銀などの銀貨のほとんどは、「秤量貨幣(しょうりょうかへい)」と呼ばれる、銀の重量を基準に価値が決まるものでした。
それに対して一分銀は、「計数貨幣(けいすうかへい)」と呼ばれる刻印された額面で価値が決まる貨幣でした。
天保一分銀は銀としての質も高く、品位(含有率)も非常に高い純度約98%の銀貨です。
続いて発行された2種類の一分銀よりも、品位が高くなっています。
発行枚数は約7,800枚であり、一分銀のなかでも多くの枚数が流通したものです。
天保一分銀のデザインと見分け方
天保一分銀の表面には額面を表す「一分銀」が刻印されていて、文字を囲うように20個の桜花(おうか)のデザインが施されています。
裏面には「定 銀座 常是」と記されて、周りには表面と同様に20個の桜花が刻印されています。
このデザインは他の一分銀でも共通しており、一分銀に詳しい人でないと種類を見分けるのは至難の技です。
しかし、刻印されている「一分銀」「定 銀座 常是」の書体や、「逆桜」と呼ばれる桜花が逆さになっているマークの配置の違いで、古銭の知識がなくても一分銀の種類を見分けることは可能です。
具体的には表面の下辺5個の桜花のうち1個が逆桜で、かつ裏面の下半分の9つの桜花のうち1つが逆桜の場合は、天保一分銀であると判別できます。
ちなみに、天保一分銀の中には表面の「一分銀」の文字近くに「庄」と極印されている貨幣が存在します。
「庄」と極印されている一分銀は「庄内一分銀」と呼ばれ、天保一分銀だけではなく安政一分銀にも極印されている貨幣が存在します。
天保一分銀の偽物(贋作)の判別方法
天保一分銀をはじめとした一分銀の中には、偽物(贋作)が存在しているので注意が必要です。
刻印されている文字などから本物か偽物かを見分けるのは、素人には極めて難しいことです。
ただし、専門知識を持たなくても、天保一分銀の真贋は重量の違いから判別することが可能です。
偽物の天保一分銀は、銀よりも安価な銅やニッケルで作られている場合が多く、これら銅・ニッケルの素材は銀よりも軽い素材です。
天保一分銀の重さは2.3匁(約8.62g)であるため、それよりも明らかに軽い天保一分銀は偽物かもしれないと疑った方が良いでしょう。
しかし、重量だけで本物と偽物を判別してしまうのは早計です。
天保一分銀の真贋の判別方法として確実なのは、古銭などを専門的に扱っている買取業者に査定をお願いすることです。
古銭専門の買取業者に査定してもらう方が良い理由については、後ほど詳しくご説明します。
天保一分銀の市場価値や買取価格
それでは天保一分銀の、古銭としての価値はどれほどのものでしょう。
天保一分銀をはじめとする古銭の買取額の決まり方や、天保一分銀の相場について解説していきます。
また、天保一分銀の買取結果で、損をしないために避けるべき買取方法も紹介します。
貴金属店への売却はオススメできない
天保一分銀は銀の純度が高いため、銀地金(貴金属そのもの)としての価値があります。
しかし、天保一分銀は銀地金ではなく古銭として査定に出す方が、高い買取額になるでしょう。
貴金属店に買取依頼をした場合、査定士は天保一分銀の価値を銀地金としての価値のみで判断するでしょう。
天保一分銀が持っている、歴史や発行枚数といった古銭特有の価値は、査定額に含まれない可能性が高いです。
古銭買取のバイセルの利用が得策
古銭買取のバイセルは天保一分銀を古銭として扱っています。
バイセルは、専門知識と査定・買取の経験に長けており、天保一分銀の古銭としての価値を、正確に見極めることができます。
天保一分銀の市場での相場や貨幣の状態を加味して査定をするため、銀地金としての価値以上になる場合が多いです。
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天保一分銀の一般的な相場は低い
古銭の買取市場では、基本的に「古銭の希少性」「古銭の保存状態の良し悪し」によって買取価格は決まります。
一分銀の中でも発行枚数が多い天保一分銀は、希少性の面から考えたらそこまで高い価値を持ってはいません。
また、保存状態の悪い古銭は買取の評価が低くなる傾向にあります。
保存状態の悪い古銭とは、古銭の表面にサビや変色、傷などがある古銭のことです。
極稀に、鑑定書つきの正真正銘の天保一分銀が買取されることもあり、その場合は数万円以上の価格がつきます。
お持ちの天保一分銀は、次の段落で紹介するような希少価値や、珍しい特徴を持つ貨幣かもしれません。
そしてそうした価値判断ができるのは、古銭専門の買取業者です。
相場は低いと捉えられがちな天保一分銀ですが「高額買取は不可能だろう」とすぐに諦めず、まずはバイセルに査定の依頼をしてみてはいかがでしょうか。
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お申し込みフォームへ希少性が高い一分銀の特徴
一分銀の中でも発行枚数が多かった天保一分銀は、希少性が低いため買取価格が高額になることはあまり期待できません。
しかし、天保一分銀のなかでも、珍しい書体で刻印された天保一分銀には特別な買取額が付くケースがあります。
天保一分銀をはじめ高額買取価格になる一分銀は、刻印されている「一分銀」「定 銀座 常是」の書体に、一般に流通している貨幣とは異なる特徴があります。
一分銀に共通して見られる希少性
「定落」「逆打ち」と呼ばれる、全種類の一分銀で見られるエラー印刷があります。
定落は裏面に打たれているはずの「定」が無い一分銀のことを指します。
逆打ちは表裏どちらかの文字が上下反対に彫られている一分銀のことを言います。
一分銀は種類によっても彫られている文字の特徴で細分することができ、ここでは紹介しきれないほどの数が存在します。
安政一分銀・明治一分銀もお持ちの方は、今回の買取を機に天保一分銀と一緒に色々と違いを調べてみてはいかがでしょうか。
思いがけないお宝を持っていたことに気付くかもしれません。
希少価値のある天保一分銀
天保一分銀の場合も書体の僅かな違いによって「ハネ分」「長柱座」などに分類することができます。
僅かな書体違いでも、非常に希少性が高いとして高額で買い取ってもらえる場合があります。
例えばハネ分は、表面に刻印されている「一分銀」の「分」の一画目が払わられずに跳ねているのが特徴です。
ハネ分は他の一分銀でも見られる特徴で、ハネ分の一分銀はどれも評価が高くなる傾向にあります。
ハネ分よりも評価が高くなるのが、長柱座と呼ばれる一部の天保一分銀に固有の特徴です。
長柱座の特徴は裏面に刻印されている「座」の「土」を書く際の二画目が長いことです。
長柱座の天保一分銀はハネ分よりも希少な存在であり、更に高額での買取が期待できます。
天保一分銀や古銭の売却で損をしないコツ
天保一分銀をはじめとする「古銭」と呼ばれる貨幣は、買取に出す方法の違いで手間の掛かり具合や手にするお金の額が大きく異なってきます。
本コラムを読んでいる方の中には、ネットオークションやフリマアプリでの出品を考えている人もいることでしょう。
個人でモノを売ることが、ネット上のオークション・フリマアプリの登場により非常に簡単になりました。
それでは、天保一分銀をはじめ古銭を売却する場合にも、ネット上での売買は気軽で便利な方法といえるのか、解説していきます。
ネットオークションやフリマアプリは避けたほうが良い
例えばフリマアプリで天保一分銀を出品する場合には、落札価格を自分で設定する必要がありますが、古銭についての専門知識をもっていないと、適切な価格設定はできません。
確たる根拠もなく高額で出品した商品が落札され、後になって落札者が「よく調べてみたら相場より不当に高額だと分かった、詐欺ではないか」と訴え、謝罪の要求や慰謝料請求などのトラブルに発展することもあります。
また、特にトラブルもなく無事に購入された場合でも、購入者との発送・支払い方法についてのやり取りや製品の梱包と発送など、煩雑な作業を自分で行う必要があります。
古銭を扱うバイセルに売る
天保一分銀などの古銭の売却では、その価値を正しく見極めてくれる古銭買取のバイセルをご利用ください。
ネット上での個人同士による売買よりも、専門業者への依頼をお薦めする理由は「査定が信頼できるのでトラブルが発生しにくい」「様々なサービスを展開しているからお得である」という2点に集約できます。
査定が信頼できるのでトラブルが発生しにくい
自分では種類が分からなくても、専門知識と査定経験に長けたバイセルの査定士ならば、「どの種類の一分銀なのか」「本物か贋作か」を正しく判断し、適切な買取額を提示できます。
専門知識に基づく真贋の判別や提示される査定額は信頼性が高く、ネットオークション・フリマアプリで頻発するような素人同士のトラブルも起き得ません。
様々なサービスを展開しているからお得である
業者や企業は、競合他社よりも豊富なサービスを展開することで、利用者にとっての利便性が高まるように日々努めています。
特にお薦めしたいのが「出張買取」と「無料査定」のサービスの併用です。
出張買取は自宅を業者が訪問し、査定から買い取りまでをその場で行うサービスです。
2つのサービスを併用すれば、査定額の算出が無料で提供されるうえに、出張にかかる費用を別途請求しない業者も多いです。
自宅に居ながらお金を掛けずにお持ちの天保一分銀の価値を知ることができるので、非常にお得で利便性が高い買取方法ですよね。
天保一分銀の買取相場は低い?少しでも高価買取が期待できる方法をご紹介:まとめ
天保一分銀は発行枚数が多く一般的に相場が低い古銭ですが、中には非常に珍しい特徴を持ち希少性の高いものも存在します。
「発行枚数が多いから買取価格も期待できないのでは」「どの種類の一分銀か分からない」などお悩みの方は、まずは気楽な気持ちで買取業者の無料査定を利用してみましょう。
一分銀の種類や状態によっては、思いがけず高い買取額になるかもしれません。
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