コンタックスT3の買取価格や査定金額を高くしてもらうポイントを紹介

高級コンパクトフィルムカメラとして、現在でも人気の高いコンタックス(CONTAX)T3。その高いスペックや使いやすさから、多くのカメラファンに親しまれています。
今回は、コンタックスT3の特徴や買取価格の相場などを詳しく解説していきます。
コンタックスT3の売却を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
コンタックスの歴史
コンタックスは、日本のカメラメーカー「ヤシカ」とドイツの光学機器メーカー「カールツァイス」の共同事業としてスタートしました。
1975年に初代機種としてコンタックスRTSを発表し、その後もフィルムカメラや一眼レフとさまざまな機種をリリースしていきます。
ヤシカはその間、京セラに吸収されていますが、京セラは2004年にカメラ事業の縮小を行ない、翌年2005年には完全にカメラ事業から撤退してしまいました。
しかし生産中止後も、コンタックスの中古カメラは多くのフィルムカメラファンから愛され続けています。
コンタックスT3のスペックや特徴

コンパクトな高級フィルムカメラ、コンタックスT3のスペックや特徴を簡単に解説します。
コンタックスT3のスペックや性能
コンタックスT3は「生まれ変わったT2」をコンセプトに製造された機種です。
T2と比較すると、おもに以下の点が変更されています。
- シャッター速度が最速1/500秒から1/1200秒に向上
- 重量を295gから230gに軽量化
- 最短撮影距離が0.70mから0.35mと一眼レフ並みに変化
- マルチAFのピント精度が向上(5点センサーを採用)
- 新設計のゾナーレンズにより焦点距離が38mmから35mmに進化
なお、コンタックスT3には「T3D」というタイプがあり、こちらには日付写し込み機能が付いています。
コンタックスT3に関しては、コンタックスの誕生から70年を記念して2002年に製造された70周年モデルも販売されています。
ボディ前面の右下にエンブレムが施され、ボディ上面のブランド名が通常の「CONTAX」ではなく「Contax」となっているのが特徴です。
コンタックスT3の特徴
コンタックスT3の特徴の一つとして挙げられるのが、洗練されたデザインです。
レンズ性能が高く、初心者にもきれいに撮影しやすいという魅力もあります。
コンタックスT3の外装には、前機種T2と同様にチタンが使われています。
無駄な部分のないシンプルかつ上質なデザインで、同じ時代のカメラではスタンダードとされたグリップもありません。
本体の大きさは、T2よりさらに小型化されています。
レンズには高い品質を誇る、カールツァイスのゾナーT*35mm F2.8を採用。
このレンズは、それまでのTシリーズと比べても「よく写る」と評価され、その性能の高さは折り紙付きです。
ピント・露出についてはオーソドックスなタイプで、一般的なカメラに求められる性能を十分に持ち合わせています。
難しい操作がなく撮影できるため、初心者でも使いやすいカメラだといえるでしょう。
とはいえ、初心者だけにおすすめのモデルではありません。
マニュアルフォーカスや長時間露出用ロングタイムモードなどの機能も搭載され、使いこなすほどより多くの表現を可能にするカメラです。
コンタックスT3の買取相場
コンタックスT3の買取価格の相場は~12万円前後、実績ベースで9万5,000円となっています。
加えて、T3Dモデルの買取価格は~12万円程度、70周年モデルは~12万8,000円ほどが相場です。
ただし、オークションでは落札件数が非常に少ないため、参考程度と考えてください。
コンタックスT3以外で高価買取が期待できるカメラの種類

コンタックスのカメラは、T3以外にも以下の品物が高価買取となりやすい傾向にあります。
中判カメラボディ CONTAX 645標準セット
中判カメラボディ CONTAX 645標準セットは、買取価格の相場が~19万2,000円程度と、高価買取の可能性がある機種です。
レンジファインダーボディ CONTAX G2 ブラック
レンジファインダーボディ CONTAX G2 ブラックは買取価格の相場が~16万円前後です。
こちらも比較的高価買取が期待できる機種といえます。
中判カメラ用レンズ CONTAX Planar T*80mm F2(645)
中判カメラ用レンズ CONTAX Planar T*80mm F2(645)は、買取価格の相場が~72万円程度と、非常に高い値段がつく可能性のある機種です。
コンタックスT3の査定金額を上げるポイント
お手持ちのコンタックスT3を査定に出す前に、買取価格を上げるコツをチェックしておきましょう。
査定前に簡単なメンテナンスを行なう
カメラを査定に出す前に簡単なクリーニングを行なっておくと、手入れをしていない場合と比較して買取価格が上がる可能性があります。
クリーニングの手順は以下のとおりです。
まず、ファインダー内の汚れを確認し、ブロワーで塵やほこりを飛ばします。
次に、レンズを取り付け、白背景の場所を選んでファインダー内の汚れをチェックします。
汚れがあれば、取り除けるところだけ除去しましょう。
最後に、カメラボディを専用クロスで丁寧に拭き取ってください。
付属品も一緒に買い取りに出す
充電器や説明書・箱など、カメラの購入時に付属していたものは、できるだけ一緒に査定に出すようにしましょう。
付属品がすべてそろっていたほうが、買取価格は高くなります。
もちろん、付属品が欠けているからといって買い取ってもらえないわけではありません。
箱や説明書をなくしてしまった場合でも、査定に出してみることをおすすめします。
買取実績が豊富な業者に査定を出す
買取専門業者にも、得意分野や不得意分野が存在します。
カメラの買取実績が豊富な買取専門業者に査定を依頼すれば、相場動向に沿った適正な買取価格を提示してもらえるでしょう。
価値のあるカメラを安い金額で売ってしまわないためにも、査定に出す際にはカメラの買取実績が豊富な買取専門業者を選ぶようにしてください。
コンタックスT3の買い取りならバイセルにお任せください
コンタックスT3などのカメラを査定に出すなら、ぜひバイセルにお任せください。
バイセルは、査定料・送料・出張料などの手数料がすべて無料です。
カメラの買取実績が豊富で、相場動向に沿った査定を行なっています。
スタッフは明確な受け答えを徹底しているため、安心して品物を託していただける環境です。
バイセルでは、宅配買取・出張買取・店頭買取の3つの買取方法をご用意しています。
好きなタイミングで売りたいなら宅配買取、売りたいカメラが多いなら出張買取、素早く現金化したいなら店頭買取など、状況に合わせてお好きな方法をお選びください。
おわりに
コンタックス(CONTAX)T3は、高級コンパクトフィルムカメラとして、現在でも人気の高い品物です。
無駄のない洗練されたデザインに加え、レンズ性能が高い、初心者でも撮りやすいという特徴があります。
コンタックスT3の買取価格の相場は~12万円程度、実績ベースで9万5,000円です。
加えて、T3Dモデルの買取価格の相場は~12万円程度、70周年モデルは~12万8,000円前後となっています。
バイセルではコンタックスT3を含む、さまざまなカメラの買い取りを行なっています。
コンタックスT3の売却を考えている方はぜひ一度、豊富な買取実績を持つバイセルにご相談ください。

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