赤珊瑚の本物と偽物の見分け方は2つ!価値が決まるポイントや保管方法も解説
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「赤珊瑚の本物と偽物の見分け方を知りたい」
「価値の高い赤珊瑚を見分けるポイントは?」
このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
赤珊瑚は人気の高い宝石であるがゆえに、偽物も多く流通しています。
またグレードによって大きく価値が変わるため、ポイントを知っておくのも重要です。
そこで本記事では赤珊瑚の本物、偽物の見分け方や、高い価値がつくポイントを解説します。
価値の高い赤珊瑚のポイントがわかるため、高価買取が期待できるでしょう。
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赤珊瑚とは?
![赤珊瑚とは?](/wp-content/uploads/64-2.png)
赤珊瑚とは、海に生息する珊瑚を加工したものです。
真珠などと同様の有機質宝石に分類され、宝石業界では「コーラル」とも言われています。
赤珊瑚(コーラル)は3月の誕生石として知られており「幸福」や「長寿」などの石言葉を持ちます。
珊瑚は海で長い年月をかけて成長することから、強い生命力を持っているのが特徴です。
そのため最近は、安産祈願や出産後の母体の早期回復のお守りとしても人気があります。
赤珊瑚の本物と偽物の見分け方
![赤珊瑚の本物と偽物の見分け方](/wp-content/uploads/64-3.png)
赤珊瑚は、残念ながら偽物も多く流通しているのが現状です。当然ですが偽物は大きく価値が下がってしまいます。
そこで赤珊瑚の本物と偽物を見分けるポイントを、2つお伝えします。
- 断面の中心が白くなっていないか
- 熱を加えても溶けないか
ぜひお手持ちの赤珊瑚を確認してみてください。
断面の中心が白くなっていないか
赤珊瑚の断面が白くなっていないかを確認しましょう。
偽物は表面のみ赤で染めてある場合が多いため、断面の中心が白い傾向にあります。
一方本物は、断面も赤く染まっているのが一般的です。
しかし本物か偽物かを確認するために、貴重な赤珊瑚を割るのはおすすめできません。
確実に見極めるなら、プロの査定士に依頼するのが安心です。
バイセルでは、珊瑚に詳しい査定士が本物か偽物かをきちんと見極めますので、割ってしまう前にぜひ一度お問い合わせください。
熱を加えても溶けないか
熱を加えて溶けないかどうかも、本物を見極めるポイントです。
偽物は表面のみをコーティングしてあるため、熱を加えると溶けてしまいます。
一方で本物は熱を加えても溶けず、表面も冷たいままです。
しかし買取に出すなら火で炙るのは避けたいため、自分で確認する際は電球の下において様子を見ましょう。
長時間電球の下に置いておいても表面が冷たければ、本物の赤珊瑚である可能性が高いです。
赤珊瑚の価値は「カラーグレード」で決まる
赤珊瑚の価値は「カラーグレード」で決まります。
カラーグレードとは、色味や傷などの項目を審査し、総合的な価値を5段階で評価したものです。
Sが最も価値が高く、順に下がっていきます。
ランク | 評価基準 |
---|---|
S | 色ムラや傷がなく、肉眼で光沢面の欠点が確認できない |
A | 色ムラやわずかな傷はあるが、肉眼ではほとんど確認できない |
B | 色ムラ傷や色ムラが肉眼で確認できる |
C | ひび割れがあり、色ムラや傷が肉眼で確認できる |
D | ひび割れが目立っており、色ムラや傷が多い |
具体的な評価基準を、以下の項目ごとに解説します。
- 色味・カラー
- 色ムラ
- 傷・くぼみ
ぜひ、お手持ちの赤珊瑚を確認してみてください。
色味・カラー
赤珊瑚の「赤」は、暗い赤色から薄ピンク色まで幅広いのが特徴です。
最も価値が高いのは「血赤珊瑚(チアカサンゴ)と呼ばれる、まるで血のような赤黒い色味のものです。
特に高知県の近海(土佐湾)で採れる血赤珊瑚は、世界的にも希少な最高級品として知られています。
一般的に赤珊瑚は以下の4色に分けられており、上から順に価値が高いです。
- 血赤珊瑚:赤黒い
- 紅珊瑚:鮮やかな赤
- 桃色珊瑚:桃のような赤とピンクの中間
- ピンク珊瑚:薄ピンク
色ムラ
赤珊瑚は色ムラがなく色調が同じものであるほど、高値で取引されます。
反対に白く濁っていたりマーブル模様になっていたりするものは、価値がつきにくいです。
また「フ」の有無も、赤珊瑚の価値を大きく左右します。
「フ」は、日本産の赤珊瑚に見られる白い斑点や模様のことで、人間で例えると骨の部に当たります。
赤珊瑚は色ムラがないほど評価が高いため、アクセサリーなど加工する際は「フ」の部分に穴を空けたり表面に「フ」が見えないようにしたりするのが一般的です。
「フ」は日本産の赤珊瑚にしかないため、地中海産の赤珊瑚との判断材料としても使用されます。
なお「フ」のない日本産・血赤珊瑚は、最高級品として高い価値がつく可能性があります。
傷・くぼみ
赤珊瑚はもともと自然の生物のため、わずかな傷やくぼみがあるものが多いです。
しかし傷、くぼみができるだけないもののほうが、高価買取が期待できます。
特に虫食い珊瑚と「ヒ」があるものは価値が大きく下がってしまうため、注意が必要です。
虫食い珊瑚とは海中で倒れてしまい、色あせて穴が開き、風化した個体を指します。
色あせや穴開きを「虫食い」や「枯れ」と呼び、生木珊瑚(海中で生きていた個体のこと)と比較すると価値が低くなりやすいです。
「ヒ」とは珊瑚のヒビのことで、クラックとも呼ばれています。
「ヒ」は海底から引き上げる際の水圧が原因です。
赤珊瑚の買取相場
赤珊瑚の買取相場は、カラーグレードや保管状況によって異なります。
参考までに下記にバイセルの買取実績を記載しておりますので、ぜひ確認してみてください。
赤珊瑚を保管する際の注意点
赤珊瑚を保管する際は以下の3点に注意すると、良い状態を維持できます。
- 水と酸には近づけない
- 使用後は柔らかい布で拭く
- 空気に触れないように保管する
1つずつポイントを解説します。
水と酸には近づけない
赤珊瑚は水や酸に近づけないようにしましょう。
珊瑚の主成分である「炭酸カルシウム」は、酸に溶けやすい性質を持っているからです。
そのため人間の汗やお酢などに触れると、溶けてしまう可能性があります。
温泉やプールに入る際は、赤珊瑚のジュエリーなどは外しましょう。また料理時の着用も控えておくと安心です。
使用後は柔らかい布で拭く
赤珊瑚のジュエリーを身に着けたあとは、柔らかい布で拭いてからしまうのがおすすめです。
珊瑚は汗に弱く、きちんと拭いて水分を落とさないと劣化が進んでしまいます。
お手入れの際は、柔らかい布で優しく拭き取るようにしましょう。
珊瑚は宝石類の中でも硬度が低いため、乱雑に扱うと破損する恐れがあります。
空気に触れないように保管する
赤珊瑚は空気に触れないように保管してください。密閉すると傷や風化を防止できます。
ジップロックなどの密閉できる袋に入れ、他の宝石類と分けて保管するのがポイントです。
まとめ
赤珊瑚は宝石業界では「コーラル」とも呼ばれており、高い人気を誇ります。
しかし人気があるゆえに偽物も多く出回っており、きちんとした見極めが必要です。
またカラーグレードによって価値や買取価格が決まるため、本記事を参考にお手持ちの赤珊瑚をチェックしてみてください。
とはいえ素人が自分で価値を見極めるのは難しいです。
「手持ちの赤珊瑚の価値を知りたい」「本物か偽物かを鑑定してほしい」と言う方は、ぜひバイセルにお問い合わせください。
バイセルでは珊瑚に詳しい査定士が状態を確認して、適切な金額を査定します。
なお出張料・査定料・キャンセル料などの各種手数料は無料です。
「試しに査定だけ」というご利用も可能なので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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