王雪涛の絵画・掛け軸の買取価格は高い?代表作や高価買取のポイント

王雪涛(おうせっとう)は、牡丹をはじめとした花鳥画で有名な中国の画家です。
一瞬の動きを捉えた躍動感、生き物の表情など、生命感にあふれた描写は非常に評価が高く、美術品買取市場でも高価買取されるケースがあります。
本記事では、王雪涛作品の特徴や代表作・有名作品に加えて、買取市場で高く売れる理由、高く売れやすい王雪涛作品の特徴、王雪涛の絵画や掛け軸を高価買取してもらうためのポイントなどについてご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
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目次
王雪涛とは
王雪涛(1903-1982)は、近現代の中国を代表する画家の1人です。
特に花鳥画が有名で、中でも王雪涛の描く牡丹は天下一品であるとして「牡丹王」の異名を持ちます。
王雪涛は1903年、中国・河北省に生まれました。
幼い頃から絵を得意としており、1922年には北京国立芸術専科学校に入学します。
当初は西洋画を専攻しており、この時に学んだ西洋的なデッサン力や色彩感覚が、後の画業にも大きな影響を与えました。
そして、王雪涛の人生を変えたのが、中国画の巨匠・斉白石(せいはくせき 1864-1957)との出会いでした。
在学中に斉白石に才能を見出された王雪涛は斉白石に師事し、「雪涛」の画号を授けられました。
王雪涛は1950年代には中国文化代表団の一員として欧州を歴訪するなど、国際的に活躍した画家でもあります。
フランスでパブロ・ピカソ(Pablo Ruiz Picasso 1881-1973)と交流した際、ピカソが王雪涛の名を漢字で書き入れたスケッチを贈ったという逸話が残っています。
また、1970年代後半からは日本でも展覧会が開かれ、日本の南画家・河野秋邨(こうのしゅうそん 1890-1987)らとも深い親交があるなど、日本との縁も深い画家として知られています。
そのため、日本のコレクターの間でも非常に人気が高い作家の一人です。
王雪涛の作風
王雪涛の作風を表す言葉に「小写意」というものがあります。
これは、師・斉白石が得意とした「写意画」(対象を写実的に描くだけでなく、自身の感情や精神性を込めて再構築する手法)に、緻密な観察眼を融合させたスタイルです。
精神性を重視しながらも形を崩しすぎず、かといって細密すぎない絶妙な筆致が特徴です。
中国画の伝統である墨の濃淡による表現と、西洋的な明るい色彩によって、画面全体に瑞々しさが感じられます。
王雪涛が好んで描いたモチーフは、花・鳥・昆虫などの生き物です。
徹底した写生に基づき、一瞬の動きを捉えた躍動感や生き物の表情など生命感にあふれた描写をするのが特徴的です。
特に牡丹を描く技術は天下一品とされ、「牡丹王」とも称されます。
何層にも重なる花びらの質感や、風に揺れる優雅な姿を、鮮やかかつ上品な色彩で表現しています。
王雪涛作品の買取価格は高い?価値が高くなりやすい作品の特徴とは
近現代の中国を代表する画家の1人である王雪涛の絵画や掛け軸は、美術品買取市場でも高い人気があります。
日本との縁から国内でのコレクター需要も高く、高い価値がつく可能性のある作家だと言えるでしょう。
特に、掛け軸作品は扱いやすいこともあり、買取市場で取引されるケースも多くなっています。
王雪涛作品の中でも美術品買取市場で高く買取されやすいのは、牡丹をはじめとした草花、鳥、昆虫を描いた作品です。
特にカマキリ・蝶などの昆虫と花を組み合わせた作品は人気になりやすいでしょう。
王雪涛だけでなく、絵画・中国掛軸など中国美術の買取では有名作家の作品ほど買取相場が高くなりやすい傾向があります。
以下のページでは、有名作家の作品など中国美術の買取相場、高く売るコツなど、中国美術の買取情報について記載してございます。
参考までにぜひご参照ください。
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参考までにぜひご覧ください。
王雪涛の有名作品にはどんなものがある?
徹底した写生と、対象の精神性を捉えた描写による生命感あふれる王雪涛の花鳥画は、多くの美術ファンを魅了しています。
では、そんな王雪涛の有名作品にはどんなものがあるでしょうか。
王雪涛の絵画の中でも特に人気の高い作品について、代表的なモチーフである「牡丹図」「群鶏図」について見ていきましょう。
また、王雪涛の晩年の精神性を表す「清趣」シリーズについてもご紹介していきます。
牡丹図
牡丹は王雪涛が繰り返し描いた代表的なモチーフであり、「牡丹王」と呼ばれるほど評価の高い画題でもあります。
王雪涛の牡丹は、単に美しいだけでなく花の「質感」や「生命の躍動」を感じさせるのが最大の特徴です。
従来の中国画では墨を主役にすることが多いですが、王雪涛は西洋画に学んだ明るい色彩を巧みに使いました。
王雪涛の色彩の使い方の特徴として、1つの筆に複数の色(筆の根元に濃い赤、筆の先には淡いピンクや白など)を馴染ませて一気に描く手法が挙げられます。
この手法によって、花びらの自然なグラデーションと瑞々しさを表現することができます。
このような色のコントラストの中で墨の深みも際立ち、牡丹が紙から浮き出てくるような立体感が生まれています。
また、牡丹のまわりを舞う蝶など、静止している牡丹に対して動物を描くことで、静と動の対比や、自然界の一瞬の美しさを表現することも多いです。
王雪涛が牡丹を描いた作品群の中で有名なものには、
- 「富貴吉祥(ふききっしょう)」:満開の紅牡丹と白牡丹を組み合わせた縁起の良い作品
- 「万紫千紅(ばんしせんこう)」:牡丹をはじめとする多種多様な花々を描いた、色の多様性あふれる作品
- 「牡丹蘭花」』: 高貴な牡丹と清らかな蘭を組み合わせた、対比の美しい作品
などがあります。
群鶏図
ニワトリの群れを主題とした「群鶏図」も、王雪涛が得意とした画題の1つです。
王雪涛の写生能力が最も発揮されるモチーフだと言えるでしょう。
王雪涛の群鶏図では、高い写生能力によって首を傾げて地面の虫を探す姿、羽を休めて片足で立つ姿、あるいは仲間を呼ぶように口を開ける姿など、一瞬の動きが見事に捉えられています。
鋭いくちばしや爪は力強い線で描き、胴体のふわふわとした羽毛は墨の滲みや淡い色彩を活かして柔らかく表現するなど、質感の対比も見事です。
また、尾羽などは写意的に勢いよく一筆で描く、顔の表情などは丁寧に描き込むなど、写意性の大小によってもコントラストを生み、飽きのこない画面構成に仕上げています。
「清趣(せいしゅ)」シリーズ
「清趣」とは「清らかで俗世離れした趣」といった意味の言葉です。
王雪涛の「清趣」シリーズは、主に水辺の風景をモチーフに、「静寂」「清涼感」「奥ゆかしさ」といった精神性を追求した、静かで奥深い趣を感じさせる作品群です。
描かれるモチーフとしては、「蓮」「秋草と小虫」「水辺の鳥(鴛鴦や鷺)」などがあります。
王雪涛の「清趣」シリーズには、墨の使い方と色彩に独特の特徴があります。
墨の使い方では、濃い墨で力強く描くのではなく、淡い墨を何層にも重ねることで、水気を含んだ空気感や霧がかったような幻想的な雰囲気を演出しているのが特徴です。
色彩は控えめに、彩度を落とした青緑色や淡い黄色などをポイントで使うことで、墨や余白部分(白)の美しさを引き立てます。
余白を大胆に用いることで、鑑賞者に想像の余地を与え、精神的な広がりを感じさせる後世になっているのも特徴的です。
ここに挙げたもののほかにも、王雪涛は「百花斉放」「花鳥虫魚」「雉鶏」「墨花合璧」「四季花鳥図」「花卉鸚鵡図」など様々な作品を残しています。
また、王雪涛の作品ならここに挙げたような有名作品でなくとも、保存状態などの条件によって高く買取される可能性があります。
お持ちの王雪涛作品の具体的な価値については、ぜひ1度バイセルの無料査定でお確かめください。
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お申し込みフォームへ王雪涛の絵画や掛け軸を高価買取してもらうためのポイント
近現代の中国を代表する画家の1人であり、日本との縁から国内の美術品買取市場でも人気の高い王雪涛の絵画や掛け軸は、高い価値が認められているケースも多いです。
では、そんな王雪涛の絵画や掛け軸を少しでも高く売るためには、どのようなポイントに気をつければ良いでしょうか。
王雪涛作品を含む絵画や掛け軸の買取において、より高く買取してもらうために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 綺麗な状態で保存しておく
- 箱や鑑定書などの付属品を揃えておく
- 入手経路などの来歴を明確にしておく
綺麗な状態で保存しておく
絵画や掛け軸の買取で、買取価格に大きく関わるのが「保存状態」です。
保存状態の良いもの(制作当時の状態をなるべく保っているもの)は、買取価格が高くなりやすいでしょう。
その一方で、日焼け・シワ・色あせ・虫食いがあるなど、作品の状態が悪ければその分だけ価値は下がってしまいます。
そうならないためにも、直射日光を避ける、飾らない場合は箱に入れて風通しの良い場所で保管するなど、書や掛け軸の状態を保つための工夫をしてあげることが重要です。
箱や鑑定書などの付属品を揃えておく
絵画や掛け軸を含む美術品の買取では、作者のサインや箱などの付属品の有無も買取価格に大きく関わってきます。
王雪涛の作品にも、「雪涛」の署名に朱色の印章が添えられたサインが入っている場合が多いです。
また、箱にも作者の箱書きが入っている場合があるなど、付属品が本物の証明になってくれることもあります。
そのため、サインや付属品があることで買取市場での信頼性が増し、より高い需要を集めて買取価格が高くなる可能性があるのです。
絵画・掛け軸の付属品としては、箱、風鎮(ふうちん:掛け軸の下部に吊り下げる重り)や紐(掛け軸を巻く際や吊るす際に使う)、そして鑑定書などの付属資料があります。
箱や風鎮・紐などの付属品は、汚れていたとしても揃っているだけで買取価格に影響するため、処分せずにとっておきましょう。
また、鑑定書がある場合はやはり買取市場における信頼性につながって買取価格アップにつながる可能性があります。
絵画や掛け軸本体とともに大切に保管しておいてください。
入手経路などの来歴を明確にしておく
王雪涛の絵画・掛け軸など価値ある骨董品の査定では、買取市場における作品の信頼性のために「どこで手に入れたか」「いつ購入したか」「誰から譲り受けたか」など購入に至るまでの背景が確認されます。
例えば「業界で信頼されている専門店で購入した」「著名な好事家が所有していた」などの来歴は、作品の価値を判断するうえでも重要な情報になります。
そして、その来歴を証明する書類等があればさらに信憑性が増し、買取市場における信用度が増すことでより高く売れるかもしれません。
入手した経路や時期、過去に所有していた人物といった記録がある場合には、処分せずに大切に保管しておきましょう。
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