王西京の絵画・掛け軸は買取してもらえる?代表作や高価買取のコツ

王西京の絵画・掛け軸は買取してもらえる?代表作や高価買取のコツ

王西京(おうせいきょう)は、水墨による人物画で有名な中国の画家です。

中国の伝統的な水墨画の技法をベースにしながら西洋美術の写実的な造形感覚を融合させた絵画は、多くの美術ファンから高く評価されています。

美術品買取市場での取引例は多くありませんが、もし買取に出されれば高い価値がつく可能性は十分にあります。

本記事では、王西京作品の特徴や代表作・人気作品に加えて、買取市場での動向、高く評価されやすい王西京作品の特徴、王西京の絵画や掛け軸を高価買取してもらうためのポイントなどについてご紹介します。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

バイセル査定士 高橋裕太 バイセル査定士 高橋裕太

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王西京とは

王西京(1946-)は、現代の中国を代表する画家の1人です。

特に、人物画の分野において世界的に高い評価を受けています。

王西京は1946年、中国中部陝西省の古都・西安市に生まれました。

西安美術学院で美術を学ぶと、雑誌「西安晩報」の美術編集者、のちには総編集長も務めました。

この編集者としての経験が、社会を見つめる鋭い視点や画面の構成力を養ったのではないかと言われています。

その後本格的に画家としての活動を開始した王西京は、国から「国家級有突出貢献専門家」として表彰されるなど、現代中国画壇を代表する作家としての地位を確立しました。

公的な立場としても中国美術家協会理事、陝西省美術家協会名誉主席、西安中国画院院長など中国美術界の要職を歴任したほか、中国芸術研究院や各地の大学で講師を務めるなど中国画壇に大きな影響を与え続けています。

そして日本・シンガポール・タイ・フランスなどで個展を開催するなど、王西京の芸術は中国国内に留まらず国際的にも広く認められています。

フランスのサロン・ドートンヌなど国際的な美術展で多くの賞を受賞しているほか、日本では教育文化勲章を授与されています。

2013年以降は芸術チームを率いて20カ国以上を巡る「シルクロード・プロジェクト」を立ち上げ、40回を超える海外展示や交流を行ってきました。

シルクロードをテーマにした作品群は、東洋と西洋の文化的な架け橋として高く評価されています。

王西京の作風

王西京の絵画は、中国の伝統的な水墨画の技法をベースに、西洋美術の写実的な造形感覚を融合させている点が大きな特徴です。

西洋の「写実(正確なフォルムを描く)」と中国伝統の「写意(対象を写実的に描くだけでなく、自身の感情や精神性を込めて再構築する)」が一体化されています。

具体的には、人物の顔立ちや筋肉の動きは立体的かつ正確ですが、背景や衣の表現には水墨画特有の躍動感あふれる筆致が用いられているなどの表現があります。

また、水墨画をベースとしながらも色彩を効果的に使用する技法も特徴的です。

光の当たり方や空気感、感情などの表現に色を使うことで、水墨画特有の透明感を残しつつも彫刻的な立体感が生まれます。

この際、色彩を薄く何度も重ねることで油彩画のような厚みと奥行きを生み出しています。

題材としては、司馬遷(しばせん)・屈原(くつげん)・李白(りはく)・杜甫(とほ)といった歴史上の賢人や詩人に加え、シルクロード沿いの人々、アフリカやヨーロッパでスケッチした人々も多く描かれます。

歴史上の偉人たちの威厳や深み、そして市井の人々の生き生きとした姿が見事に描写されます。

また、美しい女性を描いた「美人画」にも定評があります。

王西京作品は買取してもらえる?高く売れやすいポイントとは

中国の伝統的な水墨画と西洋美術の写実的な造形感覚を融合させた作品が中国内外で高く評価されている王西京の絵画や掛け軸には、中国のみならず世界中の美術ファンから高い支持があります。

美術品買取市場での取引例は多くありませんが、買取市場に出てきた場合には高い価値がつく可能性があるでしょう。

王西京作品の中でも高く評価されやすいのは、やはり代名詞とも言える人物画です。

特に、歴史上の賢人や詩人を描いた威厳や深みのある作品には高い人気があります。

また、美人画にも安定した需要があるため、買取市場での評価も高くなりやすいでしょう。



王西京だけでなく、絵画・中国掛軸など中国美術の買取では有名作家の作品ほど買取相場が高くなりやすい傾向があります。

以下のページでは、有名作家の作品など中国美術の買取相場、高く売るコツなど、中国美術の買取情報について記載してございます。

参考までにぜひご参照ください。


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バイセルでの掛け軸・中国美術の買取実績は?

バイセルには、絵画や中国掛軸を含む中国美術の買取実績が数多くございます。

以下の各ページでは、掛け軸や中国美術のバイセルでの実際の買取例について記載してございます。

参考までにぜひご覧ください。


王西京の代表作

中国の伝統的な水墨画と西洋美術の写実的な造形感覚を融合させた王西京の絵画は、世界中の美術愛好家から高く評価されてています。

ここでは、王西京の絵画の中でも特に人気の高い、代表作と言うべき作品についてご紹介します。

阿Q画押(Ah Q Pleads Guilty)

『阿Q画押』は、現代中国人物画の記念碑的作品と言われる王西京の出世作です。

中国近代文学の父と呼ばれる魯迅(ろじん)の代表作『阿Q正伝』のクライマックスシーンを題材にしています。

『阿Q正伝』は辛亥革命の波に翻弄されて「精神的勝利法(自分の負けを無理やり勝ちと思い込むこと)」で現実逃避し、最後には無実の罪で処刑される男・阿Qを描いた物語です。

『阿Q画押』で描かれているのは、阿Qが死刑執行の直前、供述書に震える手で署名代わりの丸印を書かされる絶望的な場面です。

「画押」とは、文字が書けない者が指紋や丸印を書いて署名の代わりとすることを指します。

『阿Q画押』の特徴は、伝統的な中国水墨画の枠を超えた強烈なリアリズムです。

阿Qの顔に刻まれた深い皺、怯えた表情、そして衣服や痩せこけた体躯が水墨の濃淡と力強い線で極めて西洋画的な極めて細密な筆致で表現されています。

しかし、その写実性によって描き出されているのは「無知ゆえの悲哀」「重苦しい空気感」といった写意性であり、「伝統的な中国水墨画と西洋美術の写実的な造形感覚を融合させる」という王西京の作風がよく表れた作品であると言えるでしょう。

この作品は、日本で開催された第2回「国際公募・アジア現代美術展」で最高賞を受賞するなど国際的にも高く評価され、王西京の人物描写が国際的に注目されるきっかけとなりました。

絲路風情(Silk Road Charm)

『絲路風情』シリーズは、王西京が2013年から取り組んできた「シルクロード・プロジェクト」の中で、シルクロード沿いの市井の人々を描いた作品群です。

シリーズ中の具体的な作品としては『高原の母』『タジクの花嫁』『ダカール・ラリーの風情』などがあります。

この『絲路風情』シリーズは、王西京プロジェクトで実際にシルクロード沿いの国々を訪れた際の写生に基づいて描かれています。

現代のシルクロード沿いに生きる人々の姿を通して、古代からシルクロードが繋いだ異文化間の対話や、異国の人物の魂や生命力という写意性を浮かび上がらせています。

このシリーズでは、水墨画でありながら画面全体に多彩な色が使われているのが特徴です。

太陽の黄色、民族衣装の赤や緑といった鮮やかな色彩が大胆に使われ、土地の風情や人物の生命力が見事に表現されています。

また、奥行きや空間の広さを墨の濃淡によって表すという水墨画の技法を、色彩の濃淡とぼかしに応用することで見事な空間表現を実現しています。

このシリーズは、中国国内だけでなく、日本・ロシア・タイ・フランス・中央アジア諸国など世界各地で展示されました。

フランスでは伝統ある公募展「サロン・ドートンヌ」で最高栄誉賞を受賞するなど、国際的に非常に高い評価を得ています。

黄河、母親河(Yellow River, Mother River)

『黄河、母親河』は2013年、中華人民共和国の建国64周年を記念する献礼作品として制作された、王西京の画業においても最もスケールの大きい記念碑的作品です。

北京の人民大会堂(日本の国会議事堂に相当する施設)内にある金色大庁(外国の首脳や使節を迎え、会見などを行う場所)に収蔵・展示されています。

『黄河、母親河』は、縦3.72m×横18mという巨大なサイズの作品です。

描かれているのは、黄河の中流に位置する、「世界最大の黄色い滝」として知られる壺口瀑布(ここうばくふ)の風景です。

18mという横幅を画面左側から右側へ見ていくと、激流が岩を覆うように流れ、飛沫が黄金色に輝きながら立ち上る様子が、まるで歴史絵巻のように展開されています。

水しぶきの黄金色と岩の黒色という、王西京が得意とする色彩と墨の調和が大画面において見事に表現されています。

美術史家からは「歴史風景」と称されており、単なる風景画ではなく、中国の歴史、すべての中国人の郷愁を象徴するような力強い生命力があります。



ここに挙げたもののほかにも、王西京には「司馬遷」「屈原像」「長恨歌詩意図」など様々な人気作品を残しています。

また、王西京の作品ならここに挙げたような有名作品でなくとも、保存状態などの条件によって高く買取してもらえる可能性があります。

お持ちの王西京作品の具体的な価値については、ぜひ1度バイセルの無料査定でお確かめください。

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王西京の絵画や掛け軸を高価買取してもらうためのポイント

現代中国を代表する画家であり、伝統的な水墨画と西洋美術の写実的な造形感覚を融合させた作風が国際的に高く評価されている王西京の絵画や掛け軸は、多くの美術ファンを魅了しています。

では、そんな王西京の絵画や掛け軸を少しでも高く売るためには、どのようなポイントに気をつければ良いでしょうか。

王西京作品を含む絵画や掛け軸の買取において、より高く買取してもらうために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。

  1. 綺麗な状態で保存しておく
  2. 箱や鑑定書などの付属品を揃えておく
  3. 入手経路などの来歴を明確にしておく

綺麗な状態で保存しておく

絵画や掛け軸の買取で、買取価格に大きく関わるのが「保存状態」です。

保存状態の良いもの(制作当時の状態をなるべく保っているもの)は、買取価格が高くなりやすいでしょう。

その一方で、日焼け・シワ・色あせ・虫食いがあるなど、作品の状態が悪ければその分だけ価値は下がってしまいます。

そうならないためにも、直射日光を避ける、飾らない場合は箱に入れて風通しの良い場所で保管するなど、書や掛け軸の状態を保つための工夫をしてあげることが重要です。

箱や鑑定書などの付属品を揃えておく

絵画や掛け軸を含む美術品の買取では、作者のサインや箱などの付属品の有無も買取価格に大きく関わってきます。

王西京の作品にも、「王西京」あるいは「西京」の署名に朱色の印章が添えられたサインが入っている場合が多いです。

また、箱にも作者の箱書きが入っている場合があるなど、付属品が本物の証明になってくれることもあります。

そのため、サインや付属品があることで買取市場での信頼性が増し、より高い需要を集めて買取価格が高くなる可能性があるのです。

絵画・掛け軸の付属品としては、箱、風鎮(ふうちん:掛け軸の下部に吊り下げる重り)や紐(掛け軸を巻く際や吊るす際に使う)、そして鑑定書などの付属資料があります。

箱や風鎮・紐などの付属品は、汚れていたとしても揃っているだけで買取価格に影響するため、処分せずにとっておきましょう。

また、鑑定書がある場合はやはり買取市場における信頼性につながって買取価格アップにつながる可能性があります。

絵画や掛け軸本体とともに大切に保管しておいてください。

入手経路などの来歴を明確にしておく

王西京の絵画・掛け軸など価値ある骨董品の査定では、買取市場における作品の信頼性のために「どこで手に入れたか」「いつ購入したか」「誰から譲り受けたか」など購入に至るまでの背景が確認されます。

例えば「業界で信頼されている専門店で購入した」「著名な好事家が所有していた」などの来歴は、作品の価値を判断するうえでも重要な情報になります。

そして、その来歴を証明する書類等があればさらに信憑性が増し、買取市場における信用度が増すことでより高く売れるかもしれません。

入手した経路や時期、過去に所有していた人物といった記録がある場合には、処分せずに大切に保管しておきましょう。

王西京作品を売るなら買取実績豊富なバイセルへ

王西京の絵画や掛け軸の買取をお考えなら、骨董品買取のバイセルにお任せください。

バイセルは日本全国で骨董品・美術品などの買取サービスをご提供し、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。

バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、絵画や掛け軸1点1点の価値をしっかりと見極め、正確に鑑定します。

バイセルの出張買取ならお電話1本、手数料完全無料で日本全国への出張買取に対応しております。

「試しに価値がどれくらいか聞いてみたい」「傷や汚れがあって売れるか不安」といった場合にも無料でご相談いただけます。

ぜひ1度お気軽にお試しください。

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