尋牛斎(じんぎゅうさい)とは?代表作や花押を紹介
「尋牛斎とはどのような人なの?」
「尋牛斎の作品の高価買取ポイントを知りたい」
茶道表千家流久田家の12代家元である尋牛斎の作品に関して、このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
本記事では、尋牛斎の作品や高価買取のポイントについて解説します。
尋牛斎の作品について詳しく知りたい方、買取をご検討の方は、ぜひ最後までお読みください。
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尋牛斎(じんぎゅうさい)とは
尋牛斎は、茶道表千家流久田家の12代家元である久田宗也(本名:和彦)の屋号で、大正時代〜平成時代に「茶道界の重鎮」として活躍した茶人です。
1925年(大正14年)11代家元の無適斎(むてきさい)の長子として、京都で生まれました。
京都大学文学部史学科卒業後、13代即中斎千宗左に師事を受けています。
久田家は織田信長、豊臣秀吉に使えた茶人である「千利休」と同時代に活躍した初代「宗栄」から13代続く、由緒ある家柄です。
代々の家元はそれぞれ功績を残していますが、尋牛斎は久田家、表千家の継承と発展に尽力し、茶道界の重鎮として活躍しました。
尋牛斎の代表作
尋牛斎の作品として有名な種類は、茶杓と掛軸です。
それぞれの代表作品とともにご紹介します。
茶杓|千林鶯(せんりんなう)
茶杓とは、茶入から抹茶をすくって茶碗に入れるための道具で、一般的には竹で作られています。
なかでも「千林鶯」は、大阪府堺市にある南宗寺の竹を使った茶杓(ちゃしゃく)で、尋牛斎の初期の代表作です。
「千林鶯」の外箱には「南禅寺の竹で作った茶杓、尋牛斎」の文字が記されている点もポイントです。
掛軸|春山草木新(しゅんざんそうもくあらた)
掛軸は、書や絵画を布や紙で表装し、床の間などに掛けて鑑賞するための日本の伝統的な装飾品です。
なかでも「春山草木新」は、春の新しい命の芽吹きを柔らかな筆で表現した掛軸のひとつです。
尋牛斎の花押
花押とは図案化された署名のことで、判や書判(かきはん)・押字(おうじ)とも呼ばれています。
流通している尋牛斎の作品では、主に崩し字花押(くずしじかおう)が残されたものが多く見られます。
崩し字花押とは崩し字を多用して作られた花押で、一般的には読みにくく、本人しか判別できないものがほとんどです。
自分で判断しきれない場合は、骨董品に詳しい査定士に見てもらうことをおすすめします。
尋牛斎の作品を買取してもらうときのポイント
尋牛斎の作品は、茶杓や掛け軸などの茶道具から書画まで、幅広いジャンルで人気を集めています。
状態が良ければ中古市場で現金化することができます。
どうせ売るなら少しでも高く売りたいですよね。
尋牛斎の作品を高く買い取ってもらうためのおもなポイントは、以下の3つです。
- 作品の状態を確認する
- 付属品を確認する
- 信頼できる買取業者を選ぶ
それではそれぞれ詳しく解説します。
作品の状態を確認する
作品の状態は、買取価格に大きく影響するため、傷や汚れ、破損などがないかを確認しましょう。
特に茶杓は穂先が欠けていたり傷ついていたりすると、買取価格が下がる可能性があります。
掛軸もまた、破損している、シミ・汚れがあると、査定評価に悪い影響を与えます。
状態を保つためにも作品は、査定に出すまで直射日光を避け、暗く涼しい場所で保管しましょう。
付属品を確認する
作品によっては、新品購入時に共箱や書付などの付属品がついている場合があります。
付属品が揃っていると作品としての価値が上がり、買取価格も高くなりやすいです。
共箱は作品を入れる箱ですが、来歴や価値を証明するものとしても有効です。
共箱には作者の落款(らっかん/サインのこと)が記されている場合がほとんどのため、一度確認してみましょう。
また書付は、誰の作品か、いつ頃作られたものかを証明するものです。
共箱同様、落款が記載されている場合があるため、併せて確認してみてください。
信頼できる買取業者を選ぶ
尋牛斎の買取額は、業者によって差が出ます。
そのため査定額はもちろん、サービスやサポート内容などを確認し、総合的に信頼できる買取業者を選ぶのが重要です。
買取業者選びに関しては、具体的に以下の点に留意しましょう。
- 尋牛斎の作品の買取実績がある業者を選ぶ
- 知見を持った査定士が在籍している業者を選ぶ
- 査定が無料の業者を選ぶ
- 複数の業者から査定を受ける
「買取業者が多すぎてどこに依頼すればいいのかわからない…」という方は、まず気になる業者に問い合わせて、無料査定を利用してみましょう。
何社かで査定額を比べてから決めれば、より高く尋牛斎の作品を売ることができます。
尋牛斎作品の相見積もりは、ぜひバイセルのご利用をご検討ください。
バイセルは骨董品の買取実績が豊富で、知見を持った査定士が査定を行いますので、お持ちの尋牛斎作品の価値をしっかりと価格に反映いたします。
詳細は以下の骨董品買取専用ページをご覧ください。
まとめ
尋牛斎は由緒ある茶家の12代家元で、さまざまな作品を残しました。
尋牛斎の作品を高価買取してもらうには、保存状態の良さや付属品が揃っているかなどが重要です。
また、複数社で見積もりを依頼し、金額・サポート内容などを総合的に比較・判断して納得できそうなところに依頼しましょう。
買取業者の選定にお悩みの方は、ぜひバイセルにお任せください。
バイセルは骨董品の買取実績が豊富かつ、知見を持った査定士が在籍しており、適正価格をご提示いたします。
査定料、送料、出張料などの手数料は無料のため「まずは見積もりだけ」といったご相談も可能です。
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