ナポレオン金貨の価値や高く買い取ってもらう方法まとめ
- ナポレオン金貨を売りたいです。いくらで買取してもらえますか?
- 売るタイミングや状態などにより買取価格は変動します。まずは一度お電話・メールよりお問い合わせください。
- 自宅からナポレオン金貨がでてきました。価値はありますか?
世界には記念硬貨として、あるいは流通貨幣として発行された金貨が多数あり、コインのコレクターから人気を集めているものも多いです。
コイン買取市場で人気の金貨として代表的なものに、ナポレオン金貨があります。
ナポレオン金貨は19世紀半ばにフランスで発行された金貨のことです。
150年も前に製造されたものではありますが、発行数が多いために今でも所有しているコレクター多いです。
ナポレオン金貨の概要や特徴に加えて、買取市場における買取相場、高く買取してもらうためのポイントをご紹介します。
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ナポレオン金貨とは
ナポレオン金貨とは、1852年〜1870年にかけてフランスで発行された20フラン金貨のことです。
フランスの皇帝・ナポレオン3世が描かれていることからこのように呼ばれます。
ナポレオン3世は、日本でも有名なナポレオン・ボナパルト(ナポレオン1世)の甥にあたります。
ナポレオン金貨の発行元はフランス国立造幣局(モネ・ド・パリ)で、864年に設立された世界最古の造幣局です。
由緒ある造幣局から発行されたため、ナポレオン金貨は品質等への信頼が国際的に高い金貨です。
ナポレオン金貨の大きさは直径約21.2mm、重さは約6.45gです。
ナポレオン金貨の金品位
ナポレオン金貨の品位は、K21.6(21.6金)で、金の含有割合は90%です。
ナポレオン金貨自体の重量が約6.45gですから、約5.8gの金が含まれていることになります。
ナポレオン金貨の種類
一般にナポレオン金貨といえば、ナポレオン3世が描かれた20フラン金貨を指します。
しかし広義には、5・10・40・50・100フラン金貨など、ナポレオン3世やナポレオン1世が描かれた様々なフランスの金貨を含むこともあります。
広い意味での「ナポレオン金貨」の代表的な種類としては、以下のようなものがあります。
・ナポレオン3世 20フラン金貨
・ナポレオン3世 100フラン金貨
・ナポレオン3世 50フラン金貨
・ナポレオン3世 10フラン金貨
・ナポレオン3世 5フラン金貨
・ナポレオン1世 40フラン金貨
・ナポレオン1世 20フラン金貨
ナポレオン1世が描かれた「フラン金貨」については、以下のコラムをご覧ください。
参考ページ:フラン金貨を買取に出すときの注意点とは?
ナポレオン金貨のデザインについて
ナポレオン金貨には、ナポレオン3世が描かれています。
ナポレオン3世は、フランス第二共和政の大統領(在任1848 - 1852年)やフランス第二帝政の皇帝(在位1852年 - 1870年)を歴任した人物です。
ナポレオン金貨のデザイン上の特徴をまとめると、以下のようになります。
・表面にはナポレオン3世の肖像画がある。
・裏面にはミントマークとプリヴィマークが刻印されている。
・ミントマークや発行年によっては、高価買取が期待できる。
ナポレオン金貨のデザインについて詳しく見ていきましょう。
ナポレオン金貨の表面
ナポレオン金貨の表面にはナポレオン3世の横顔の肖像が中央に描かれ、その周囲を「NAPOLEON ?」「EMPEREUR(フランス語で皇帝の意)」という文字が囲んでいます。
ナポレオン1世が描かれた金貨もデザインはよく似ているのですが、「?」の文字がありませんので見分けることが可能です。
ナポレオン金貨の裏面
ナポレオン金貨の裏面は、発行年によってデザインが異なります。
デザインの周囲に「EMPIRE FRANCAIS(フランス帝国の意)」という刻印があること、額面金額と発行年の表示があることは共通ですが、中央には月桂樹が描かれたものや皇帝の紋章が描かれているものなどがあります。
また、コイン裏面の下部にはミントマークとプリヴィマークが刻印されています。
この2つのマークはナポレオン金貨に限らず、フランスで発行された金貨にはすべて記されています(金貨の種類によっては表面の肖像の首元にある場合もあります)。
ミントマークとは、コインを鋳造した場所を特定するために、そのコインを鋳造した造幣局を表すアルファベットのことです。
造幣局ごとに、パリなら「A」・リヨンなら「D」のように決められています。
一方プリヴィマークは彫刻師や造幣局長の私的なマークで、いわば作者のサインのようなものです。
ミントマーク・プリヴィマークの種類や発行年によっては高い希少性が認められ、高い価値で買取されるという可能性もあります。
ナポレオン金貨を高く買取してもらうには
状態を劣化させない
ナポレオン金貨のアンティークとしての価値は、金貨の保存状態に大きく左右されます。
ナポレオン金貨は金品位が高いため、比較的柔らかいです。
従って、衝撃を与えると変形したり傷がついてしまったりする恐れがあります。
変形するとコインのコレクターたちからの需要が下がってしまう上、ミントマークやプリヴィマークが欠損してしまえば、せっかくの希少価値が認められなくなってしまいます。
また、ナポレオン金貨には銅が10%含まれているため、汗・皮脂などによって化学反応を起こしてしまう可能性があります。
化学変化によって変色や酸化が起こってしまうと、やはり買取価格は下がってしまうかもしれません。
保管の際はコイン専用ケースに入れる、触るときは手袋をはめるなど、取り扱いに注意して良い状態を保つようにしましょう。
突然自宅に訪問してくるような買取業者では絶対に売却しない
金は資産・アクセサリー・コレクションとしての需要以外にも、通電性の高さや錆・腐食への強さなども相まって工業製品や医療機器を取り扱う製造業者からも必要とされています。
国内外・個人法人を問わず幅広い層に需要があるため、是非とも買取したいと考える業者は多いです。
適正な価格で買取してもらえるなら良いのですが、中には相場よりも安く買い取り、コレクターや製造業者に高く売ろうと考える悪徳業者も存在しますので注意が必要です。
そのような悪徳業者はそれらしい適当なことを言って売り手を騙し、何とかして安値で買い取ろうとしてきます。
悪徳業者に引っ掛からないためには、素性の分からない買取業者は相手にしないことが重要です。
「全く連絡したことがない買取業者の査定士が急に自宅に訪問してくる」「買取業者を名乗るオペレーターが突然電話をかけてくる」「玄関や電話口で何度も断っているのに、しつこく買取を迫ってくる」といった場合、悪徳業者である可能性が高いです。
もしも悪徳業者に遭遇したら、消費者庁の消費者ホットライン(局番なし188番)に連絡するなどして対応しましょう。
より詳しい情報を知りたい方はこちら
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安心して任せられる買取業者を選ぶ
このような悪徳業者を避けるために、ナポレオン金貨を買取に出す際には、安心して任せられる買取業者選びが重要です。
その際、実際に利用した人の意見は参考になります。
買取業者のホームページや口コミサイトを見て、「買取実績が豊富であるか」「利用者からの評判が良いか」などを確認しましょう。
各利用者からの口コミのほか、調査会社による調査で「顧客満足度第1位」となっているような買取業者もあります。
安心して任せられる買取業者の目安になるでしょう。
ホームページ等で「キャンセル料などの手数料が無料」「申し込みがあったお客様にのみご連絡」などとしている買取業者は、悪徳業者を反面教師に利用者の安心を重視していると考えられます。
こちらも業者選びの参考にしてみてください。
また、新聞や電車に広告を出稿していたり、テレビCMを放送していたりする買取業者は、それだけ規模の大きさや実績があると考えられます。
安心して査定・買取を任せられる優良な買取業者である可能性は高いでしょう。
ナポレオン金貨の買取についてのまとめ
ナポレオン金貨は、ナポレオン3世(あるいは1世)の肖像が描かれたフランス国立造幣局発行の金貨です。
お持ちのナポレオン金貨の正確な価値を知りたい場合には、まずは試しにコインを含む古銭買取に実績のあるバイセルに査定をご依頼ください。
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