【高額古銭】世界で一番希少価値のある古銭はなんと12億円!日本の高額古銭も紹介!

2024.01.23

古銭買取 コラム
【高額古銭】世界で一番希少価値のある古銭はなんと12億円!日本の高額古銭も紹介!
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祖父が昔に集めていた古い金貨や小判のコレクションを譲り受けました。価値ってありますか?

世界で一番高額な古銭、コインとはいったいどのようなものなのでしょうか。

人類は紀元前の時代からお金というものを使用してきました。

そう考えると「何千年も前の古銭がやはり高額なのではないか」「銀貨や銅貨ではなく金貨のほうが価値が高いのではないか」等々、歴史のロマンに思いを巡らせることと思います。

しかし実際はこれらの想像がすべて当たっているとは限りません。

ここからは、世界有数の希少価値が高い古銭をご紹介します。

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高額古銭はアメリカ合衆国にあった

フローイングダラー銀貨

現在世界で一番高額な値段がついた古銭は、1794年にアメリカ合衆国で発行された「フローイングダラー銀貨」です。

気になるお値段は、なんと12億円(約一千万ドル)です。しかも金貨ではなく銀貨です。

デザインは表面に州を表す15個の星をあしらい、右を向いている自由の女神を配置。

裏面に周りにリースでかこった鷲をかたどったもので、スペインドル硬貨を元に製造されました。

1794年というと、わずか200年少し前であり、紀元前からなる古銭の歴史からするとそれほど昔ではありません。

さて、この銀貨の歴史を紐解いてみましょう。

アメリカ合衆国の貨幣鋳造所は1792年にオープンしたのですが、最初の2年間は試鋳貨と呼ばれる試作品及び銅貨しか製造されませんでした。

つまり、この古銭はアメリカが発行した最初の1ドル硬貨であり、最初の銀貨といわれています。

さらに200年以上にわたって発行直後の美しさを保っており、保存状態が完璧なのです。

とはいえなぜこんなに高額な金額がつくほどの価値があるのでしょうか。

これだけ高額になった理由はコイン発行数が少なく、さらに現存する枚数も120枚から130枚しかない点、その中でも保存状態が非常に良い逸品であったという点で希少価値が生まれました。

そして何よりもアメリカ初の銀貨という点も多大にあるようです。

アメリカで最も美しいコイン、セイント・ゴーデンズ・ダブルイーグル

セイント・ゴーデンズ・ダブルイーグル

セイント・ゴーデンズ・ダブルイーグルもかなりの高額古銭です。

1933年にアメリカで発行された20ドル硬貨です。金が90%、銅が10%でできたコインです。

セイント・ゴーデンスという彫刻家がデザインしたコインであり、アメリカで最も美しいコインだといわれています。

このコインは44万個製造されましたが、一度も流通することなく、何枚かを残して溶かされてしまいました。

現在残っているのは10枚であり、そのうちの1枚が個人のコレクターによって2002年に7億5千万円で購入され、残り9枚はアメリカの金塊保管所に貯蔵されています。

日本においての希少価値のある代表的な古銭

小判

日本においても古銭の種類には、さまざまなものがあります。ここでは代表的な3種類の古銭を紹介します。

古金銀

古金銀は、江戸時代中期から明治時代まで使われていた貨幣です。日本では明治時代に通貨制度が変わったことにより、古金銀は使われなくなりました。古金銀の種類には、一分金(銀)、二分金(銀)、一朱金(銀)、二朱金(銀)があります。

流通していた当時の価値は、一分金(銀)が一両の4分の1、二分金(銀)がその2倍です。また一朱金(銀)が一分金(銀)の4分の1、二朱金(銀)がその2倍になります。名称についている金と銀は、金貨か銀貨かの違いを表しています。

一分金と同じ価値を持つ一分銀、二朱金と同じ価値を持つ二朱銀などが鋳造されるようになったのは江戸時代の末期です。原価が高い金を使う金貨ではなく、銀貨を発行せざるを得なくなってしまった当時の幕府の厳しい経済事情がうかがえます。

二分銀については、幕府は発行しておらず、地方貨幣としてのみ使われていました。

大判・小判

大判

一番古い大判は天正大判で、天正16年(1588年)に豊臣秀吉の命で鋳造されたといわれています。

大判は後藤四郎兵衛家の家系の職人だけが作ることを許されており、それが正式のものである証として、後藤家の墨書きが描かれていました。大量生産には向かない製法をとっていた大判は、恩賞や褒賞のために使われる特別な貨幣だったのです。

小判は、1500年代後半から江戸時代にかけて徳川家康の命で鋳造された貨幣です。江戸時代より前の小判には武蔵墨書小判と武蔵墨書小判の2種類があり、武蔵墨書小判は徳川家康の命なのか断言できないといわれています。

小判は大判とは違い広く流通させることを目的として発行されたため、手書きの墨書きではなく極印のような手法が採用されました。

穴銭

穴銭

穴銭とは、通貨の中央に穴が開いているお金です。現在の5円玉や50円玉のような形というとわかりやすいでしょう。正確には四角い穴の空いたものが穴銭、丸い穴の空いたものは古圜法と呼ばれています。

日本最古の貨幣である和同開珎は穴銭であり、708年に作られました。963年までに鋳造された12種類の穴銭は皇朝十二銭と呼ばれ、現在では大変貴重なものとなっています。また、江戸時代から明治初期までの約240年もの間使われていた穴銭が、寛永通宝です。

寛永通宝は庶民の通貨として流通しており、200以上の種類があります。戦国時代から各藩が独自に発行していた地方貨幣と呼ばれる穴銭は、天下が統一された江戸時代には使われなくなりました。

穴銭の形をして絵が描かれている絵銭は、本物の貨幣ではなくおもちゃです。貨幣としての価値はありませんが、古銭としての価値がつくものもあります。

日本の高額な古銭は天正菱大判金である

天正菱大判金

金額としてはフローイングダラー銀貨にはかないませんが、日本にも高額な古銭は存在します。

誰しも日本の昔話などで大判小判という言葉は聞いたことがあると思います。

大判は小判よりも前の戦国時代からの発行ですが、小判が主流となった江戸時代においても鋳造は続けられました。

額面も通常の貨幣よりも大きく、主に高額な代金の支払いや借金の返済としての用途があったようです。

小判が通貨として使用されていたのと違って、大判は贈呈用等として扱われる場合もありました。

その中でも高額なのが天正大判の中の「天正菱大判金」です。

天正菱大判金は豊臣秀吉が贈呈用に鋳造を命じた大判で、発行数も非常に少なく希少価値の高い大判です。

現存する枚数も世界中でたったの6枚しか確認されていません。

金額はなんと5,000万円〜7,000万円にもなるといわれています。

古銭の専門オークションなどでは1億円以上の値段がつくこともあります。

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日本を代表する古銭!慶長大判もかなり高額である

慶長大判

一般的に慶長大判(けいちょうおおばん)(けいちょうおおばん)とは江戸時代の初期にあたる慶長6年(1601年)に発行された大判で、種類は3つあります。

慶長笹書大判金(けいちょうささがきおおばんきん)、慶長大判金、慶長大判金(明暦判)です。

その中でも「慶長笹書大判金」は最も価値が高いといわれており、2,000万円〜3,000万円もの金額がつくといわれています。

高額になる理由として、第一に江戸時代の後半には回収や鋳潰が行われたため、残存数が少ないという点と、大判という古銭はそもそも恩賞、贈答用に鋳造されたもので、生産量が多くないという点も希少価値が生まれた理由です。

発行年代からもわかる通り、徳川家康が天下統一をはたした後に鋳造された大型の金貨であり、美術品としても価値が非常に高いです。

世界で一番高額な古銭も含め、高額な古銭、コインをご紹介しましたが、世界にはまだまだ高額な古銭が存在します。

やはり共通して言えるのはそれぞれ現存数が少ない、かなりの希少価値があるということです。

小さな古銭に大きなロマンを感じます。

古銭の希少価値はどのように決まるのか?

古銭の希少価値は、常に一定というわけではありません。

さまざまな条件によりその価値が変動したり、同じ種類の古銭でも、景気などの影響を受けて希少価値が変わったりする可能性もあるでしょう。

ここでは古銭の希少価値を決める要因について紹介します。

古銭の需要や発行枚数

古銭は、どれだけ需要が高いのか、どれだけ発行枚数に限りがあるのかで希少価値が変動します。

いわゆる需要と供給の関係で、とくに古銭の発行枚数に対して求める人が多ければ希少価値も高まるでしょう。

逆にいうと、一定の人気があっても大量に発行されている古銭はあまり価値が出ないと考えられます。

時期でも希少価値は変動する

古銭には需要と供給の影響だけでなく、希少価値が高まる時期も存在します。

例えば、景気が良いときには、景気が悪いときと比べ買取価格が高くなるでしょう。

また、オリンピックなどの大きなイベントの決定時や開催時には、関連する古銭の希少価値が上がる傾向にあります。

古銭の保存状態

同じ種類の古銭でも、希少価値がすべて同等というわけではありません。

なるべく良い状態で保存され、傷や変色などが少ないもののほうが希少価値は高まります。

おわりに

世界で一番希少価値のある古銭は、1794年にアメリカ合衆国で発行された「フローイングダラー銀貨」です。

日本にも、「天正菱大判金」や「慶長笹書大判金」など希少価値のある古銭が存在します。

古銭の希少価値は、古銭の需要や発行枚数、保存状態、さらには景気などの要因でも変動するため、自分で見極めるのは難しいでしょう。

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