買取実績

買い取りの経緯

豊後大野市にてお問合せいただいたお客様より久保田一竹(初代)、明綴れなどの査定をご依頼いただきました。

買い取りのポイント

思い入れの深い久保田一竹(初代)、明綴れなどのお品は全体的に良好なコンディションでしたので、査定額もできる限り配慮させていただきました。ご相談を通じて安心してお取引いただけました。

買取商材について

久保田一竹は「一竹辻が花」と呼ばれる独自の染色技法を確立した染色工芸家です。

彼の作風は、絵画的でダイナミックな構図と、重ね染めや厚みのある絞り染め、繊細な刺繍が融合した華やかさが特徴です。

また、化学染料を駆使し、鮮やかで多彩な色彩表現を実現しました。

着物業界では、室町時代に失われた「辻が花染め」を現代に蘇らせ、世界的な評価を受けた功績があります。

中古市場では制作に時間と手間がかかるため流通量が少なく、希少性が極めて高いことから高額取引される傾向にあります。

明綴れは、中国で織られた細い糸を用いた綴れ織の帯で、経糸の数が本綴れの約4倍必要とされるため、きめ細かく柔らかな風合いが特徴です。上品で繊細な表情を持ち、着物姿を格調高く引き立てる帯として人気があります。1980～90年代には一世を風靡し、着物業界においても高級帯の一つとして広く認知されました。中古市場では生産数が限られていたことや、その独特の質感から希少性が高く、良品は高値で取引される傾向にあります。