腕時計のシリアルナンバーの調べ方!高級腕時計ブランドの記載場所や意味を解説

メーカーが製造する腕時計の多くは、シリアルナンバーが付与されています。
シリアルナンバーは個体を識別するための番号であり、その記載場所や意味を理解しておくと何かと便利です。
本記事では、メーカー製造の腕時計について、シリアルナンバーの記載場所や意味を解説します。
目次
腕時計のシリアルナンバーとは
腕時計には、シリアルナンバーと呼ばれる個別の製造番号が与えられています。
多くのメーカーではシリアルナンバーから製造年がわかるようになっており、プレミアモデルなどの特定に用いられます。
また、盗難や紛失に遭い、追跡や照合が必要な場合にも、シリアルナンバーが役に立つでしょう。
シリアルナンバーの記載場所は、メーカーやモデル、年代によって異なります。
一般的には腕時計のケースなどのほか、ギャランティカード(正規品であることを保証する証明書)に記載されています。
シリアルナンバーと混同しやすい言葉に、リファレンスナンバーがあります。
リファレンスナンバーはモデルごとに振り分けられた番号のことで、いわゆる「型番」です。
一つひとつに付与されたシリアルナンバーとは意味が異なるため、気を付けてください。
高級ブランド腕時計におけるシリアルナンバーの調べ方と意味

高級ブランド腕時計のシリアルナンバーの調べ方ですが、実はメーカーによっては、シリアルナンバーの記載場所や意味を公表していません。
また、同じメーカーでもモデルや年代によって記載場所や意味が異なる場合が多いため、ここでは一般的な例を紹介します。
ロレックス
ロレックスのシリアルナンバーは、ギャランティカードで確認が可能です。
また、本体ケースのブレスレットを外すと、6時側の側面にシリアルナンバー、12時側にリファレンスナンバーが刻印されています。
ケース内の文字盤の側面(ガラス内側のインナーリング)に、シリアルナンバーが記載されている場合もあります。
このタイプはルーレット刻印と呼ばれることもあり、モデルによって異なりますが、2004年頃から採用されています。
シリアルナンバーの意味は正式には発表されていませんが、1987年後半から2010年のモデルでは、頭文字のアルファベットから製造年の判別が可能です。
2011年以降はアルファベットと数字を組み合わせたランダムシリアルとなっており、判別は困難とされています。
オメガ
オメガでは、真正品には固有のシリアルナンバーが付与されています。
公式発表によると、シリアルナンバーは8桁の数字もしくは7桁の英数字で構成され、購入時に付属する保証カードに記載されています。
また、現行のオメガの時計では、本体のケースバック(裏蓋)、またはラグの一方にも、シリアルナンバーが刻印されています。
一方、ヴィンテージモデルの刻印の位置は、基本的にケースバックの内側とムーブメント上です。
シリアルナンバーに関する問い合わせは、オメガブティックまたはサービスセンターで受け付けています。
IWC
IWCシャフハウゼンは、スイスを代表する高級時計ブランドです。
シリアルナンバーは7桁の数字で、国際保証カードの裏面および腕時計の背面に記載されています。
腕時計の背面に刻印が見当たらない場合は、裏蓋の内側を確認してみましょう。
ヴィンテージモデルなどでは、裏蓋の内側にシリアルナンバーが刻印されている場合があります。
ゼニス/タグ・ホイヤー/A.ランゲ&ゾーネ
その他の高級時計のシリアルナンバーについても、紹介しましょう。
ゼニス
一般的なメーカーと異なり、ゼニスの腕時計のギャランティカードには、リファレンスナンバー、ムーブメントナンバー、ウォッチナンバーの3つの番号が記載されています。
これらの番号や時計の写真などにより、モデル、機能、キャリバー、製造日などが確認できます。
詳しいことは、認定ゼニスサービスセンターに問い合わせが可能です。
タグ・ホイヤー
タグ・ホイヤーのシリアルナンバーは、一般的にケース裏面(裏蓋)に刻印されています。
ただし、シリアルナンバーのほかにリファレンスナンバーも刻印されているため、見分けるのに注意が必要です。
不明な場合は、保証カードや請求書で確認してみましょう。
A.ランゲ&ゾーネ
A.ランゲ&ゾーネの時計には、必ず「時計の履歴書」という冊子が付属しています。
1ページ目に保証印または保証書が収録され、シリアルナンバーを確認できます。
また、ケース裏面(裏蓋)にシリアルナンバーが刻印されている場合もあります。
世界三大腕時計(ヴァシュロン・コンスタンタン/オーデマ・ピゲ/パテックフィリップ)
ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、パテックフィリップは、世界三大腕時計と称される高級時計ブランドです。
シリアルナンバーに関する詳細は公表されていませんが、いずれのブランドも原則としてギャランティカードに記載されています。
腕時計のシリアルナンバーと買取査定

腕時計のシリアルナンバーからは、製造年を調べることが可能です。
一部のブランド腕時計は製造年によって相場が異なるため、シリアルナンバーがわかると、お持ちの腕時計の価値を確認できます。
とはいえ、腕時計の買取価格は、型番や製造年以外にも、保存状態や付属品の有無などが関係します。
そのため、バイセルなどの買取業者では、シリアルナンバーのわからない腕時計の査定も受け付けています。
シリアルナンバーのわからない腕時計を高く売るコツ
それでは、シリアルナンバーのわからない腕時計を高く売るコツを紹介します。
まず、購入時の付属品は必ず一緒に査定に出しましょう。
ギャランティカードや時計が入っていた箱のほか、サイズ調整の際に余ったコマ、替えのベルトなどです。
過去にメンテナンスや修理を受けている場合、その証明書も提出します。
腕時計の状態が良いうちに査定に出すことも、大きなポイントです。
中古市場ではヴィンテージモデルが注目されがちですが、高値が付くのは一部のレアなモデルに限られます。
時計は精密機器であり、保管方法によっては劣化が進んでしまうため、使わない時計はできるだけ新しいうちに売却を検討しましょう。
一方、遺品整理などで譲り受けた古い腕時計は、時計に詳しくない方にとっては価値もわからず、「動かないなら捨てよう」と考えてしまいがちです。
しかし、想像以上の買取価格が付くこともあるため、とりあえず査定に出してみることをおすすめします。
シリアルナンバーのわからない腕時計の買取はバイセルにご相談を
バイセルでは、シリアルナンバーのわからない腕時計や、保証書のない腕時計も積極的に査定を行なっています。
バイセルの査定士は、時計の知識や買取経験が豊富です。自慢の腕時計の価値や魅力を、しっかり見極めます。
キズや欠けがある時計でもモデルやメーカー次第で買取価格が付く場合があるため、ぜひ一度ご相談ください。バイセルの買取査定は、店頭のほか、出張、宅配の3つの方法から選択できます。店頭買取は予約不要で、完全個室の買取ブースで査定を行なうため、安心です。
自宅にいるまま査定をご希望の方は、出張または宅配がおすすめです。
出張買取は最短即日での訪問が可能で、買取価格に納得いただけたらその場で現金化できます。
宅配買取は無料宅配キットを利用して集荷に出すだけなので、事前準備が最小限で済みます。
おわりに
腕時計のシリアルナンバーは、個体の識別や、盗難・紛失時の追跡や照会に役立つほか、型番や製造年などが判明するため、時計の希少価値を確認できます。
お手もとに使っていない腕時計や、譲り受けた古い腕時計がある方は、査定を検討してみてはいかがでしょうか。
腕時計の買い取りなら、豊富な買取実績のあるバイセルがおすすめです。店頭買取のほか、出張買取や宅配買取など、自宅にいながらの査定も可能です。
メールや電話での無料相談は、24時間365日受け付けています。ぜひ一度お問い合わせください。

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