パテックフィリップのおすすめの売り方は?買取相場もご紹介

世界3大高級腕時計として知られる「パテックフィリップ(PATEK PHILIPPE)」は、時計産業において最高峰のブランドです。
ハンドクラフトによって製作された思い入れのある腕時計となれば、最適な買取方法を選ぶ際も慎重になってしまうことでしょう。
こちらの記事では、パテックフィリップの腕時計にとって最適な買取方法や、少しでも高い額で買い取ってもらうためのコツをご紹介します。
また、パテックフィリップの腕時計の特徴や、人気モデルごとの買取相場なども解説していきます。
パテックフィリップとは

パテックフィリップは、気品あるデザインと職人の拘りが詰まった完璧なムーブメントで、古くから各国の王室や、著名人に愛されてきました。
現在の高貴なフォルムと時計作りへの強い拘りは、創業年である1839年からはじまります。
創業者であるパテックとチャペルの名から「パテック・チャペル社」という社名で事業を開始し、スイスの時計工業の発祥の地とされるジュネーヴで、今に繋がる時計の製造技術が育まれていきました。
現在の社名の由来となったフィリップは、1845年に時計職人として入社しました。
フィリップが開発した懐中時計は高い評価を受け、1951年に開催されたロンドン万国博覧会に出店した世界初の鍵なし時計は、イギリス・ヴィクトリア女王をはじめ多数の著名人から賞賛されました。
万国博覧会を機に一気に名が広まり、その後は貴族・王室のためのオーダーメイドウォッチも製作しています。
1929年の世界大恐慌などの影響で会社の所有者や社名の変更などがありましたが、創業者・パテックと時計職人・フィリップの想いは継承され続けています。
例えば、1962年にパテックフィリップが発表したムーブメントは、ジュネーブ天文台時計精度コンクールにおいて、未曾有の最高得点で第1位を獲得するという驚異的な記録を残しました。
この記録は2020年になっても破られていない世界最高時計精度の記録として残り、今でも技術力の高さを証明し続けています。
パテックフィリップの買取人気モデルと買取相場

部品製造から組み立てまでを自社で一貫して行う、マニュファクチュールであるパテックフィリップでは、200以上の異なるモデルを製造しています。
どのモデルも数十から数百個単位で製造されているため、希少性があるのも特徴でもあります。
ここからは、希少なパテックフィリップの腕時計の中でも、特に人気なモデルの特徴と買取相場をご紹介します。
ノーチラス 5711/1A-010
パテックフィリップの代表モデルであるノーチラスの中でも、「ノーチラス 5711/1A-010」は、シルバーのブレスレットとブルーやブラックの文字盤が特徴です。
また、船の舷窓がヒントになっている丸みを帯びた8角形のベゼルが、全てのノーチラスに共通するデザインになっています。
シンプルでありながらも洗練された気品溢れるその見た目は、1976年の誕生以来してから男女問わず多くの人に愛用されています。
ただ、保存状態や買取に出す店舗によっては金額は大きく変わってきますので、参考程度に留めておきましょう。
ノーチラス 5712/1A-001
「ノーチラス 5712/1A-001」は、ノーチラス特有の8角ベゼルを残しながら、ムーンフェイズなどの機能が搭載されている1本です。
ムーンフェイズとは、月が新月から満月になり、再び新月に戻るまでの1ヶ月間の周期を表した機構です。
月をメインといた夜空が少しずつ変化する様子は、見た目にも美しい逸品といえます。
機構には自動巻ムーブメントが採用され、ブレスレットの製造にまでパテックフィリップの強い拘りが伺える1本です。
アクアノート 5167A-001
ノーチラスのもつ8角形のベゼルを踏襲しながら、防水や紫外線耐性など新しい機能がプラスされた「アクアノート」は、1997年の発表と同時に多くの時計マニアから注目されたモデルです。
「アクアノート 5167A-001」は、ハイテク・コンポジットと呼ばれる素材がバンドに採用されていて、防水性、牽引耐性、紫外線耐性に優れているのがポイントです。
アクアノート 5968A-001
「アクアノート 5968A-001」は、クロノグラフ搭載のムーブメントが使われているモデルです。
真っ黒な文字盤とオレンジ色の秒針が絶妙なコントラストを醸し出してくれています。
また、ブラックバンドだけではなく、オレンジ色のバンドもラインナップされているため、腕時計に遊び心が欲しいと考えている人に人気の腕時計でもあります。
カラトラバ 5107J-001
伝統的なラウンド型の腕時計である「カラトラバ」は、ケースの美しい曲線が魅力的で、パテックフィリップの持つ気品と技術力の高さを表しているモデルです。
豊富なラインナップを揃えており、落ち着きのあるブラウンや上品なホワイトなど、好み合った色を選べるのも特徴です。
「カラトラバ 5107J-001」は、現行では見られないリューズガードが付いている自動巻きモデルとなっています。
パネックフィリップは時計専門の買取業者で売ろう

パネックフィリップの腕時計を安全に、かつ損をせずに売りに出したいとお考えでしたら、時計買取に詳しいバイセルを利用することをおすすめします。
バイセルは、普段から数多くの腕時計を査定・買取を行っているため、様々な腕時計ブランドに関して深い知識を持っています。
パテックフィリップの腕時計に関しても例外ではありません。
モデルごとの価値をしっかりと見極めて、適切な金額で買い取ってくれるため、パテックフィリップをはじめとする高級な腕時計は買取実績のあるバイセルに買い取ってもらいましょう。

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出張買取サービスを利用しよう
買取業者をおすすめする理由として、ほかにも「出張買取サービス」があります。
出張買取サービスとは、専門業者に在籍する査定士が自宅まで来てくれて、玄関や居間で腕時計の査定・買取を行ってくれるサービスです。
実店舗型のリサイクルショップのように、わざわざ持ち運ぶ手間が省けるなどのメリットがあります。
また、買取業者によっては腕時計以外に貴金属や宝石類も取り扱っています。
腕時計のほかに整理したいと思っていたアクセサリー類がある人は、パテックフィリップの腕時計と一緒に査定に出してみてはいかがでしょうか。
パテックフィリップを少しでも高く買取してもらうコツ

パテックフィリップなどの高級な腕時計を買取に出す際は、ちょっとした工夫をすることで手にできる買取額も変わってきます。
ここからは少しでも腕時計を高く買い取ってもらうための、以下の3つのコツをご紹介します。
・パテックフィリップに強い買取業者を探す
・付属品をすべてつける
・買取に出すタイミングを見極める
すぐに実行できる簡単なコツもありますので、ぜひ試してみてください。
パテックフィリップに強い買取業者を探す
時計専門の買取業者によって得意としている腕時計のブランドやジャンルが異なり、同じ腕時計でも査定額も業者ごとに異なります。
例えば、リーズナブルな若向けの腕時計をメインに買取・再販をしている業者などが挙げられます。
パテックフィリップは高級腕時計のため、買取を依頼する買取業者に関しても、高級時計や宝飾品などの高価な商品に特化した業者を選ぶのが大切です。
業者のホームページを調べて、「買取実績」などパテックフィリップなどの高級腕時計ブランドが掲載されている買取業者を複数候補として挙げましょう。
付属品をすべてつける
新品を正規代理店などで購入した際に付属している、ボックスや保証書などはなるべく揃えてから買取に出しましょう。
買取市場では、新品の状態に近い状態に近いほど価値が高まる傾向にあり、付属品も評価対象に含まれているためです。
パテックフィリップの場合、モデルによって付属品の種類や数は変わってきますが、ボックスや製品保証書は共通の付属品です。
製品保証書とは、購入したパテックフィリップの腕時計を保証するための証拠になる資料です。
失くしてしまった場合でも再発行ができないので、大切に保管しておき、買取に出す際は忘れずに査定士に見せましょう。
またモデルによっては、ワインディングボックスなども付属しています。
ワインディングボックスとは、腕時計をセットする場所が回転する特殊な収容ボックスです。
自動巻き時計をボックスに入れておくことで、装着しない時でもゼンマイを巻いてくれる優れものとなっています。
もちろんワインディングボックスも査定対象になりますので、忘れずに査定士に見せてくださいね。
買取に出すタイミングを見極める
パテックフィリップを買取に出す際は、買取市場が活発化して、業者の多くが積極的に腕時計の買取を行っているチャンスを見極めるのもポイントです。
パテックフィリップなどの高級腕時計を買い求める人が増える時期として、6月や12月のボーナスシーズンが狙い目といえます。
ボーナスシーズン前後では買取業者も「買取額アップ」などのキャンペーンを打って、在庫確保のために通常よりも強気な買取額を提示してくれることが期待できます。
また、贈り物としてパテックフィリップの購入者が多くなるクリスマスシーズンも、最適なタイミングであるためおすすめです。