国際文通週間切手の買取相場はどれくらい?どんな種類があるの?
- 収集していた国際文通週間切手を手放したいです。いくらで買取してもらえますか?
- 発行年代や保存状態、バラかシートかによっても価格は大きく変わります。>
- 国際文通週間切手を持っています。価値はありますか?
国際文通週間切手は、1958年から発行されている人気シリーズです。
国際郵便で使う切手なので、海外の人にも日本を知ってもらえるように有名作家の作品や伝統芸能を図柄にした切手が多いです。
本記事では国際文通週間切手の種類と中古市場での価値について紹介します。
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国際文通週間切手とは?
国際文通週間は文通で相互理解を深め、世界平和に貢献することを目的に始まりました。
国際文通週間を制定した万国郵便連合は1874年にスイスで発足した国際機関で、世界中に固定料金で郵便を送れるようにすることを目的に作られました。
日本は1877年に加盟しています。
国際文通週間は、1957年にカナダのオタワで行われた「第14回万国郵便連大会議」で、万国郵便連合が結成された10月9日から1週間と定められました。
日本での国際文通週間は日本郵便友の会が主催し、毎年10月6日~12日と定められ「国際文通週間にちなむ郵便切手」を発行しています。
1958年に日本で初めて発行された歌川広重の作品「東海道五十三次 京師」が人気だったため、元々は国際文通週間切手は単発で発行される予定でしたが、毎年恒例のシリーズ切手となりました。
国際文通週間切手は8円、70円、90円、110円、130円で、図柄は額面ごとに5種類です。
日本の切手は元号で表記されますが、国際文通週間切手は額面には西暦表記されています。
また、額面70円は日本から各国宛てのはがきの航空便の料金で、額面90円・110円・130円は日本から各国宛ての手紙航空便(定形)の最低料金です。
国際文通週間の切手は国内でも使えます。
国際文通週間切手の種類と価値
国際文通週間切手の種類は複数あり、中古市場での価値も種類ごとに異なります。
買取相場は額面ベースが多いですが、東海道五十三次切手は国際文通週間がスタートしたての頃に発行されているため買取相場が高くなりやすいです。
ここでは、国際文通週間切手の種類と中古市場での価値をご紹介します。
東海道五十三次
国際文通週間切手シリーズでは、鳥の大和絵をテーマとしています。
歌川広重の作品を図柄に採用した東海道五十三次切手は、1958年~1962年に発行されました。
図柄は1958年発行の「京師(けいし)」、1959年発行の「桑名」、1960年発行の「蒲原(かんばら)」、1961年発行の「箱根」、1962年発行の「日本橋」の5種類です。
国際文通週間切手のうち東海道五十三次切手は現在も発行されている人気シリーズです。
中古市場では1985年~1962年に発行された初期の切手は、きれいな状態で残っている場合が少ないと予想されるため高く売れる傾向にあります。
京師
「京師(けいし)」は、国際文通週間に日本で初めて発行された切手です。
京師は最終到着地の京都の風景を描いています。
桑名
「桑名」は、1959年に発行された東海道五十三次での42番目の宿場を描いた切手です。
額面は30円で、発行枚数は800万枚と多めです。
蒲原
「蒲原(かんばら)」は、豪雪に見舞われた静岡県の蒲原宿の様子を描いた切手です。
「蒲原」は1960年に発行され、1958年~1959年に発行された「京師」と「桑名」よりも発行枚数が少なかったため、コレクター需要が非常に高いです。
箱根
「箱根」は1961年に発行された国際文通週間切手で、東海道五十三次の10番目の宿を描きました。
発行枚数も蒲原と同じく発行枚数が少なく、中古市場での価値は高値になる可能性があります。
日本橋
「日本橋」は1962年に発行された国際文通週間切手です。
額面40円です。
大和絵
「大和絵」は1973年~1981年に発行された切手のシリーズです。
大和絵とは平安時代に発達した日本画の様式で、国際文通週間には鳥の大和絵をモチーフに「群鶏図」「松に鷹」「孔雀葵花図」「鳶烏図」「花鳥図」「山鳥図」「深山大沢図」「鶴図」「双鳩図」の9種類の図柄が発行されました。
額面は切手によって異なり、額面は50円、100円、130円があります。
日本人形切手
日本人形切手は1982年~1987年に発行されました。
図柄は「遊楽」「地久(ちきゅう)」「瀞(とろ)」「清泉」「大森みやげ」「元宵観燈(げんしょうかんとう)」「宴の花」があります。
額面は「宴の花」は150円で、他の切手は130円です。
「宴の花」は他の切手よりも額面が少し高いので、シートで査定に出すと高値になる可能性があります。
歌舞伎役者切手
歌舞伎役者切手は、歌舞伎座を創設して100年を迎えた1988年に発行されました。
図柄は、歌川国政が描いた「岩井粂三郎の千代」、歌川豊国が描いた「佐々木巌流」が描かれています。
額面は「千代」が80円で、「佐々木巌流」が120円です。
冨嶽三十六景
「冨嶽三十六景」は葛飾北斎の代表作を用いた切手です。
1963年から1969年の7年間に渡って、「神奈川」「保土ヶ谷」「富嶽三十六景・三坂水面」「関屋の里」「石班沢」「不二見原」「三島越」の図柄が発行されました。
額面は40円と50円で、切手により異なります。
中古市場では「神奈川」は葛飾北斎の知名度の高い作品なので、高値になりやすいです。
錦絵
「明治文明開化期の錦絵」は、1970年~1972年に発行されたシリーズの切手です。
同シリーズは、「駅逓寮図(えきていりょう)」「永代橋(えいたいばし)」「鉄道馬車図」の3つで構成されています。
額面は3つとも50円です。
国際文通週間切手を少しでも高く売るには?
国際文通週間切手を少しでも高く売るポイントをいくつかご紹介します。
・バラよりシートで売る
・きれいな状態で売る
査定に出す前に参考にしてみてください。
バラよりシートで売る
国際文通週間切手はシートで発行されているものは切り離さずに売りましょう。
シート切手はそのままの状態で価値があるため、切り離すとバラ切手として価値をつけられてしまう場合があります。
きれいな状態で売る
国際文通週間切手はきれいな状態で売ると高値がつきやすいです。
切手に折り目、色あせ、破け、汚れが酷くなるにつれて査定金額が下がる傾向にあります。
国際文通週間切手は中古市場で十分価値がつくので、不要になったら早めに売ることをおすすめします。
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