極太の糸が織りなす「用の美」!伊兵衛織の価値について
- 何年も着ていない伊兵衛織の紬着物を持っています。売ったらいくらになりますか?
- 保存状態や種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 母が愛用していた伊兵衛織の紬を譲り受けました。価値ってありますか?
熟練の職人によってつくられてきた伊兵衛織はこだわりのある糸、染色、柄が魅力でファンの多い絹織物です。
使うほどに味わいが増す「用の美」を感じられ、生産されなくなった今でも買取店では需要が高い紬といえます。
ここでは、伊兵衛織の特徴や魅力についてまとめています。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
伊兵衛織とは?
伊兵衛織とは、静岡県浜松市旧家高林家でつくられていた紬です。
高林家当主の屋号から「伊兵衛織」と名付けられました。先代伊兵衛は柳宗悦と一緒に民芸運動を進めた人でもあります。
そのため、日本民芸館はもともと高林家の敷地内にありました。
また、先代伊兵衛は茶人や文化人との接点も多く、和時計コレクターとしても知られています。
多方面にわたる交友関係は、伊兵衛織の美しさに大きく影響していると考えられるでしょう。
伊兵衛織の根底にあるのは、茶道や民芸からくる「用の美」なのです。
使うほどに味わいが深くなり、その変化を楽しむことができる紬。
他の着物の1.5倍ほどの重さがありながら、ごわつかずしっとりとした肌触りで多くのコレクターに支持される要因になっています。
伊兵衛織の特徴
伊兵衛織は「玉繭」を使って、手作業で紡ぎ合糸します。
「玉繭」とは2匹の蚕が一つの繭を作ったため出荷できないもので、通常の絹糸より4倍ほど太くなるものです。
この糸が職人の手によって、さまざまな色に染められていきます。
優美な色やシックな色、互いに調和する色など魅力的な紬を作る、大事な作業です。
その特徴的な糸を使い、遠州木綿を織る際に使用された手織機で織られていきます。
そのようにして作られる伊兵衛織は、同じく浜松の名産で平松實が生み出した絹織物「ざざんざ織」の流れを汲んでいるといわれています。
手織りされた独特の風合いと、個性的ともいえる色使いは非常に人気です。
こだわりのある紬つくりの徹底があったからこそ、シワが残りにくく、冬でも暖かで一年中単衣で着られるという機能性が備わっています。
使うごとに、着物が身体の動きに寄り添ってくれる価値ある紬といえるでしょう。
着物の保管方法
伊兵衛織に限らず、大事な着物を良い状態のまま保管するには湿気対策が重要です。
着物を着た後は1時間程度の日陰干しが必要になります。
タンスにしまう際には時々引き出しをあけ風を通し、タンスにこもった湿気をとってあげましょう。
和紙や布を着物の間に挟んでおけば、湿気によるダメージ軽減にもつながります。
また、除湿器などを使って着物を収納している部屋の除湿を行うのも効果的です。
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お申し込みフォームへ伊兵衛織の買取について
現代、伊兵衛織は職人の高齢化や材料である「玉繭」が入手できなくなったことから生産されていません。
もし自宅に、使用していない伊兵衛織の反物や着物があれば買取に出されるのがおすすめです。
一点ずつ丁寧に作られてきたものだからこそ、伊兵衛織を求める方も多く高値が付く場合もあるでしょう。
また、着物を良い状態で保管するのは、難しいという面もあります。
状態の良し悪しは買取額に大きくかかわってきますので、できるだけ早めに着物買取店などに出されるほうが良いです。
出張買取のサービスであれば、着物の量が多くても自宅で無料査定してもらえるので手間がかかりません。
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