バーバリーにおける日本での展開と歴史!日本独自ブランドの現状も紹介

バーバリーにおける日本での展開と歴史!日本独自ブランドの現状も紹介

バーバリーはイギリスの伝統的なファッションブランドで、日本でも多くの愛好者がいます。

現在、日本では、バーバリー社が直接、商品を販売していますが、かつてはライセンス契約による日本独自ブランドも展開されていました。

今回は、バーバリーの日本での展開と歴史について紹介します。

お品物の状態が悪くてもOK ブランド品 買取強化中!

バイセルでは、下記ブランド品の買取を強化しております。
使っていないブランドバッグやポーチ・財布などございましたら、ぜひご相談ください!

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

バーバリーとは

バーバリーは、1856年に若干21歳の「トーマス・バーバリー」が創業したイギリスの歴史あるファッションブランドです。

ブランドのアイコンとして、第一次世界大戦中に考案された「トレンチコート」と、キャメル地に白・赤・黒の「バーバリーチェック」がよく知られています。

バーバリーチェックは、トレンチコートの裏地や小物などに多く使用されており、バーバリーと聞けばチェック柄を思い出す方も多いでしょう。

現在では、トレンチコートをはじめとしたアウターウェアのほかに、バッグやアクセサリー、コスメなど幅広いアイテムを展開中です。

さらに、伝統的なデザインにモード性を加えた「ラグジュアリーストリート」路線への進化により、世界のセレブやファッショニスタから高い人気を集めています。

バーバリーにおける日本での展開と歴史

 バーバリーにおける日本での展開と歴史

バーバリーは日本でも人気の高いハイブランドですが、ブランドの展開には紆余曲折がありました。

英国バーバリー社からのインポート商品のほか、ライセンス契約により日本独自のブランドも展開されていたため、比較的手に入りやすいブランドというイメージが色濃く残っている面もあるでしょう。

ここからは、バーバリーにおける日本での展開と歴史を紹介します。

日本進出

バーバリーの日本進出は1915年です。

いち早くバーバリーのコートの素晴らしさを知った丸善が、インポート商品としてレインコートを販売したのが始まりでした。

高品質なバーバリーのコートは需要が高く、戦後「丸善のバーバリー」として人気を集めます。

1965年にはのちにライセンス商品を展開する三陽商会もコートの輸入販売を開始しました。

三陽商会とのライセンス契約

三陽商会は1970年に、英国バーバリー社とのライセンス契約により、日本で企画・販売を行なう「バーバリー・ロンドン」を展開します。

日本の「バーバリー・ロンドン」は、日本向けの素材やパターンが使用されたブランドであり、英国バーバリー社がイギリスで展開するカジュアルラインの「バーバリー・ロンドン」とは異なります。

2つのバーバリー・ロンドンは、タグで見分けられます。

本家はベージュタグが、一方、三陽商会のライセンス版は紺色のタグが使用されています。

日本独自ブランドの展開

三陽商会は、さらにライセンス契約による日本独自ブランドとして、1996年に「バーバリー・ブルーレーベル」を、1998年に「バーバリー・ブラックレーベル」を立ち上げました。

「バーバリー・ブルーレーベル」はおもに18~25歳の女性をターゲットとし、キュートで上品なデザインを展開するラインです。

女性芸能人が着用していたことで、一時は品切れになるほどの人気を博していました。

「バーバリー・ブラックレーベル」は25~35歳の男性をターゲットとしたラインで、本家の格調高さを受け継ぎつつも、洗練されたデザインが印象的です。

どちらも、本家よりも手頃な価格帯で、バーバリーの伝統的なスタイルにトレンドを加えていることが特徴で、バーバリーの若い世代への人気定着に大きく貢献します。

日本初のフラッグシップ店がオープン

2000年、三陽商会は日本初のバーバリーの旗艦店を、銀座中央通りにオープンさせます。

以降、2004年オープンの表参道店、2007年オープンの丸の内店は、いずれも三陽商会による運営でした。

2002年には、英国バーバリー社が日本法人「バーバリージャパン」を設立しています。

おもにノンアパレルのインポート雑貨を扱うほか、本家バーバリーのプローサムラインの購入窓口となっていました。

バーバリーインターナショナルの設立と台頭

2008年、英国バーバリー社は日本でのブランド強化のため、三陽商会・三井物産との共同出資で、「バーバリーインターナショナル」を設立しました。

インターナショナル設立を機に、ノンアパレルのライセンス商品はインポートへと一本化が進められます。

英国バーバリー社はイギリス国内のようにラグジュアリーブランドとしての展開を目指していたため、これまで展開してきた各国のライセンス契約の解消へと動きます。

特に三陽商会のライセンス商品は本家の半額程度だったため、富裕層のブランドというイメージとはかけ離れてしまうことが懸念されていました。

2014年5月には、日本での展開を支えてきた三陽商会とのライセンス契約の解消が発表されました。

2015年の春夏を最後に、バーバリーの名を冠した「バーバリー・ブルーレーベル」「バーバリー・ブラックレーベル」の2ブランドは終了します。

以降、三陽商会は英国バーバリー社との新たなライセンス契約のもと、この2ブランドを「ブルーレーベル・クレストブリッジ」「ブラックレーベル・クレストブリッジ」として、以前のイメージを継承しながら、現在も自社ブランドとして展開しています。

なお、バーバリーインターナショナルは2014年にバーバリージャパンと統合され、バーバリージャパンの社名で現在も日本国内で事業を行なっています。

英国バーバリー直営店を強化へ

バーバリーインターナショナルは設立後、急速に店舗拡大を進めています。

三陽商会運営の旗艦店は直営店に転換されましたが、ライセンスが解消されるまでは三陽商会の店舗とインターナショナルの直営店舗との両方が存在していました。

三陽商会とのライセンス解消を控え、バーバリーインターナショナルは三陽商会の店舗を失うことになるため、日本での直営店運営体制を強化させます。

2014年11月には、表参道店を移転・拡張したほか、2015年3月には心斎橋店を、また9月には新宿店という、いずれも当時国内最大級の直営店をオープンさせました。

以降も、2019年の銀座店拡張移転をはじめ、大型店のリニューアルや新店舗のオープン、ファッションビルへの出店など、積極的に店舗展開を行なっています。

2023年現在、バーバリーの直営店は、路面店・インショップ合わせて約40店舗に達しています。

バーバリー製品は日本の中古市場でも大人気

 バーバリー製品は日本の中古市場でも大人気

ここまで見てきたように、日本でのバーバリーの展開には複雑な背景があります。

特に、ライセンス契約による独自ブランドの成功は、抜群のブランド知名度をもたらした一方、英国バーバリー社の目指した方向とは逆の、手頃な価格のブランドとしてのイメージにつながってしまったことも事実です。

しかし、バーバリーの特徴である伝統的なデザインやすぐれた機能性には定評があり、トレンチコートやバッグなどの主力商品は、現在も中古市場で高い人気があります。

もし、不要なバーバリー製品があるなら、状態が良いうちに買取査定に出してみることをおすすめします。

ブランド製品の買い取りを専門に行なっている業者なら、バーバリーに関する知識も豊富なため、インポート版・ライセンス版ともに適切な価値で評価してもらえます。

お手持ちのバーバリーを買取査定に出す際のポイントは以下の3つです。

  1. できるだけきれいな状態で査定に出す
  2. 付属品があれば一緒に査定に出す
  3. 複数の買取業者に依頼する

バイセルには専門の査定士が在籍していますので、バーバリーの買取実績が豊富です。

出張料や送料、査定料などもかからないので、気軽にご相談ください。

おわりに

トレンチコートやチェック柄で知られるバーバリーは、イギリスのトラディショナルを楽しめる歴史あるブランドです。

ライセンス展開から本家の直接展開へと転換し、さらにブランド価値が高まっています。

近年では「ラグジュアリーストリート」の展開でも注目を集めるようになりましたが、伝統的なアイテムの人気も続いており、状態の良いものであれば高額査定も期待できます。

バイセルでは、豊富な知識を持つ査定士が、丁寧な査定を行なっています。

不要なバーバリー製品をお持ちの方は、ぜひバイセルへ無料査定をお申込みください。