池大雅の作品は買取可能?掛け軸の査定ポイントを簡単にご紹介!
池大雅は江戸時代に活躍した文人画家です。
中国から伝来した南画を自由自在に描いた作家として知られています。
現在も回顧展が開催されるほど根強い人気を誇り、中古市場でも一定の需要が見込まれます。
本記事では池大雅の経歴、代表作、買取相場、査定ポイントを簡単にご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
池大雅とはどんな作家?
池大雅(いけ・たいが)は江戸時代中期に活躍した文人画の代表的な作家です。
作品は流派に所属せずに様々な技法を取り入れた自由自在な画風が特徴です。
文人画は室町時代に中国から南画(なんが)が日本に伝来し、江戸時代中ごろから盛んに描かれるようになったといわれています。
池大雅は7歳で京都宇治にある万福寺で書を披露して絶賛されたといわれるほど、早熟の天才であることが知られています。
幼少期から絵や書を手がけることで家計の足しにし、15歳で扇屋を開きました。
その頃、中国の木版画譜を通して文人画を学ぶようになり、16歳で柳沢淇園(きえん)から南画などを教わりました。
20代半ばに画家として独立し、代表作の「赤壁両遊図屏風」を完成させました。
池大雅は旅行や登山に出向いて風景画を制作するほか、中国画の模倣や手指で描く指頭画などにも取り組み、これらの制作経験を南画風に作り変えていました。
1771年に俳人で文人画家の与謝蕪村と共作した「十便十宜図」も代表作として有名です。
池大雅の代表作とは
池大雅の作品は国宝や重要文化財に指定され、博物館や寺院などに所蔵されています。
その中でも非常に有名な作品は「楼閣山水図」「山水人物図」、日本三景の1つの松島を描いた「陸奥奇勝図」、与謝蕪村との共作「十便十宜図(じゅうべんじゅうぎず)」、屏風画の「十二月離合山水図」などがあります。
「十便十宜図」は清時代の文人李漁が詠んだ「十便十二宜詩」を元にしました。
川端康成がコレクションしていたことで有名です。
江戸時代中期は多くの文化人が中国文化への憧れを抱いており、文人画家である池大雅の生き方に羨望のまなざしを向けていました。
旅行や登山が趣味で旅に出たらしばらく帰ってこない自由奔放さも憧れられる要素でしょう。
池大雅の作品の買取相場
池大雅の作品はどれくらいの価値がつくのでしょうか。
買取相場は明確には言えませんが、作品の人気度や状態などによって異なります。
池大雅は博物館や寺院などに所蔵され、現在でも回顧展が開催されるほどの作家です。
中国画や南画をコレクションしている方は池大雅の作品をお持ちでしょう。
中古市場で取引されている作品には西王母、墨竹図、陶淵明図、淡彩山水図などが挙げられ、どれも一定の需要が見込まれます。
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池大雅の作品はどうやって査定するのか
池大雅の作品を売りたいけど、どうやって査定をするのか気になりますよね。
ここでは簡単に骨董品の査定方法をご紹介します。
作品の状態を見る
池大雅の作品には江戸時代に制作された掛け軸や屏風が多数あります。
江戸時代に作られた作品がきれいに残っていれば希少価値があると評価されるでしょう。
掛け軸の素材である和紙は、経年劣化や湿度と温度の影響を受けて傷みやすくなります。
劣化すると黄ばみや黒い斑点などが出やすくなり、作品の価値を損なってしまうでしょう。
骨董品査定では汚れがどの程度ついているかどうかで査定金額が大きく変わりやすいです。
査定前に池大雅の作品の状態を確認して汚れが目立っていたら、今以上に状態が悪くならないうちに早めに査定に出すことをおすすめします。
付属品がそろっているか
査定では桐箱や証明書などの付属品がそろっているかどうかも確認します。
池大雅の作品を購入すると掛け軸を入れる桐箱や証明書などがついてきます。
桐箱には作家のサインや落款、題材などが書かれています。
作品と一緒に付属品を提示すれば、池大雅本人の作品だという証明がしやすくなります。
付属品がなくても査定できますが、揃っている方が再販価値が見込まれやすくなります。
作品を入手した経緯がわかるか
池大雅を含む骨董品の査定では作品を入手した経緯を伺います。
本人が購入したのか、人から譲り受けたのか、どこでいつ買ったのか、購入時のカタログや証明書はあるかなどを確認します。
骨董品査定では入手経緯が池大雅の良し悪しや価値があるかどうかを決める際の手がかりとなり、非常に重要です。
査定に出す際には購入者、購入日、購入場所がわかる書類などを用意しておきましょう。
池大雅の作品を売るなら骨董品の買取実績が豊富なバイセルへ!
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査定士は作品の状態、種類、入手経緯、制作年代、付属品の有無、コレクター需要の有無、中古市場での希少度などを踏まえて査定金額を出します。
バイセルは池大雅を含む有名作家の掛け軸や屏風、山水画などを多数買取実績があります。
円山応挙、棟方志功、富岡鉄斎、熊谷守一、北大路魯山人、伊藤若冲などの掛け軸で有名な作家も積極的に受け付けております。
池大雅のなかでも状態が良く再販価値が見込まれる作品なら、査定金額は十分つくでしょう。
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