イポリット・モローのブロンズ像の買取相場は?高価買取のポイント

イポリット・モロー(Hippolyte Moreau)は、兄のマテュラン、弟のオーギュストとともに「モロー兄弟」として知られるフランスの彫刻家です。
柔らかな曲線の表現で詩的な雰囲気や牧歌的な世界観を作り出す彫刻作品は、世界の美術ファンから高く評価されています。
美術品買取市場でもイポリット・モローのブロンズ像は非常に人気が高く、高価買取されるケースも少なくありません。
本記事では、イポリット・モロー作品の特徴や人気作品・有名作品に加えて、買取相場、高く売れやすい作品の特徴、イポリット・モローの彫刻作品を高価買取してもらうためのポイントなどについてご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
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目次
イポリット・モローとは
イポリット・モロー(1832-1927)は、19世紀から20世紀初頭に活躍したフランスの彫刻家です。
フランスのベル・エポック時代(19世紀末から20世紀初頭の豊かな生活と華やかな消費文化の時代)に絶大な人気を誇りました。
イポリット・モローの一族は彫刻家一家として有名で、父のジャン・バティスト・モロー(Jean-Baptiste Moreau)、兄のマテュラン・モロー(Mathurin Moreau)、弟のオーギュスト・モロー(Auguste Moreau)も著名な彫刻家です。
3兄弟で協力して多くの作品を生み出したことから、兄のマテュラン、弟のオーギュストとあわせて「モロー兄弟」としても有名です。
父であるジャン・バティスト・モローやフランソワ・ジョフロワ(François Jouffroy 1806-1882)に師事して彫刻を学んだイポリット・モローは、1859年にパリのサロンでデビューを果たします。
その後は1889年と1900年にパリ万国博覧会でメダルを受賞するなど、国際的にも高い評価を得ました。
晩年にいたるまでフランス彫刻界の重鎮として多くの作品を世に送り出し、当時のフランスの裕福な家庭で室内装飾品として愛用されました。
現代でもイポリット・モロー作品は西洋アンティークのコレクターを中心に需要があり、美術品買取市場での人気が高くなっています。
イポリット・モローの作風
イポリットの作風は、18世紀のロココ様式(軽快さや優美さ、繊細な曲線美が特徴の美術様式)の影響を受けた優雅で装飾的な美しさが特徴です。
特に女性の柔らかな曲線や衣服の細かなドレープの表現が非常に巧みで、詩的な雰囲気を作り出すことを得意としました。
モチーフとしては若い女性や子供、またキューピッドなどの寓話的な人物像に動物を組み合わせた像など、牧歌的でロマンティックな作品が多く見られます。
また、イポリット・モローが扱った主な素材としてはブロンズ・合金・大理石などがあります。
イポリット・モロー作品の買取相場はどれくらい?
美術品買取市場におけるイポリット・モロー作品の買取相場はどれくらいになるでしょうか。
同じイポリット・モローの彫刻作品であっても、買取価格は作品の人気度・制作年代・保存状態・素材・作品のサイズなどによっても幅があります。
また、イポリット・モロー作品には複製工芸品も存在するため、イポリット・モロー自身の手によるものかどうかも買取価格を左右します。
その中でも特に高く買取されやすいのは、イポリット・モロー自身の手によるブロンズ像で、女性の姿や寓話的なシーンを表現した作品です。
また、当時一流の有名鋳造所が手掛けたブロンズ像は品質への信頼性があるため、高く買取されやすいでしょう。
これらの条件が揃った作品で、最も高く買取されるものでは50万円ほどの買取相場になるでしょう。
※上記は2025年8月時点の参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
お持ちのイポリット・モロー作品の具体的な価値については、バイセルの無料査定でお確かめください。
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お申し込みフォームへバイセルでのブロンズ像の買取実績は?
バイセルには、イポリット・モローをはじめとしたブロンズ像の買取実績が数多くございます。
以下のページでは、有名作家のブロンズ像の買取相場や、ブロンズ像のバイセルでの実際の買取例について記載してございます。
参考までにぜひご覧ください。
イポリット・モローの代表作
柔らかな曲線の表現で詩的な雰囲気や牧歌的な世界観を作り出すイポリット・モローの彫刻作品は、美術品買取市場でも多くのファンを魅了しています。
ここでは、イポリット・モローの彫刻の中でも特に人気の高い、代表作と言うべき作品についてご紹介します。
アレクシス・クロード・クレロー像
『アレクシス・クロード・クレロー像』(Alexis Claude Clairaut 1880)は、イポリット・モローの公共彫刻における代表作として名高い石像です。
内戦によって焼失したパリ市庁舎を再建する巨大プロジェクトの一環として制作され、パリ市庁舎の正面外壁を飾っています。
モデルとなっているのは18世紀フランスを代表する天才数学者・天文学者のアレクシス・クロード・クレロー(1713-1765)です。
地球の形を計算で導き出したり、ハレー彗星の回帰を正確に予測したりと、天体力学の発展に大きく貢献した人物です。
18世紀当時の貴族的な衣装(コートやカツラ)を身にまとったクレローが、思索にふける姿が表現されています。
また、手には数式や図面を思わせる巻物、足元には科学器具が配置されています。
家庭向けの優雅な小像を得意としていたイポリット・モローにとって、「公共の記念碑を手掛ける実力派の巨匠」という地位を確立した作品として重要です。
ル・レーヴ
『ル・レーヴ』(Le Rêve)は、イポリット・モローが得意とした室内装飾彫刻における代表作の1つです。
『ル・レーヴ』は日本語では「夢」「白昼夢」と訳されます。
1887年に大理石像が制作され、その後ブロンズや亜鉛合金などの素材で複数点が制作されました。
モチーフとなっているのは、岩に腰掛けて物思いにふける若い女性です。
遠くを見つめるようなうつろな表情をしており、夢の世界に入り込んでいる様子が表現されています。
髪の毛や手にした花の束、布といった細部までの流麗な表現と、瞑想にふけるような美しい表情が特徴となっています。
シャント・ド・ラルエット
『シャント・ド・ラルエット』(Chant de l'Alouette)は、イポリット・モローが得意とした室内装飾彫刻における代表作の1つです。
『シャント・ド・ラルエット』は日本語では「雲雀の歌」と訳されます。
作品の構図としては、少女がふと足を止め、空高くで鳴いている雲雀の歌声に耳を傾ける瞬間を捉えています。
驚きと喜びが混じったような、純粋で穏やかな表情が特徴で、首をわずかに傾け、空を見上げる仕草が鑑賞者に「音」を感じさせます。
質素ながらも美しい衣装が風で身体に沿って流れ、自然体な美しさが表現されています。
田園風景や自然への憧憬を象徴した、詩的で静かな美しさを持つ作品と言えます。
ここに紹介したもののほかにも、イポリット・モローには『ル・スクレ(Le Secret)』『ミニョン(Mignon)』『嵐の親子(La Tempête)』『春(Printemps)』『狩人と犬(Hunter with Hounds)』など数多くの有名作品があります。
また、ここに名前のない作品であっても、イポリット・モローの彫刻作品であれば保存状態などの条件によって高く買取される可能性があります。
お持ちのイポリット・モロー作品の具体的な価値については、ぜひ1度バイセルの無料査定でお確かめください。
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お申し込みフォームへイポリット・モローのブロンズ像を高価買取してもらうためのポイント
柔らかな曲線による表現と詩的な雰囲気、寓話的な人物や動物の描写による牧歌的な世界観などが買取市場でも高く評価されているイポリット・モローの彫刻作品ですが、少しでも高く売るためにはどのようなポイントに気をつければ良いでしょうか。
イポリット・モローを含むブロンズ像の買取において、より高く買取してもらうために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 綺麗な状態で保存しておく
- 鑑定書などの付属品を揃えておく
- 入手経路などの来歴を明確にしておく
綺麗な状態で保存しておく
イポリット・モローを含むブロンズ像の買取では、保存状態が良好である(制作当時の状態をなるべく保っている)ほど高く買取されやすい傾向があります。
反対に、欠損がある・錆が見られるなどなど保存状態が良くないと、その分だけ買取価格は下がってしまうでしょう。
ブロンズ像の傷や欠損を防ぐために、保管時には箱に入れるなどして保護してあげましょう。
また、錆を防ぐためには、水分がついた場合にはすぐに拭き取るなどの対策をすると良いでしょう。
鑑定書などの付属品を揃えておく
イポリット・モローのような有名作家のブロンズ像をより高く売るためには、作者のサインや鑑定書・保証書といった、作品の価値を示す付属品の有無が重要な役割を果たします。
多くのイポリット・モロー作品では台座部分、人物の足元や台座の側面や背面などに「Hip. Moreau」「Hippolyte Moreau」「H. Moreau」とサインが入っています。
また、それに加えて鋳造所の名前が刻印されていることも多いです。
作者のサインや有名鋳造所の刻印は、作品の品質と信頼性を示す重要な証拠になるため、買取市場における信頼性が増すことで多くの需要を集められます。
鑑定書も同様で、付いていることで作品の価値を証明でき、買取市場における信頼性が増します。
これらがあることで、より高い価格での買取につながる可能性があります。
鑑定書・保証書などの付属品がある場合には、作品本体と併せて大切に保管しておきましょう。
入手経路などの来歴を明確にしておく
イポリット・モローなどの美術品の査定では、買取市場における作品の信頼性のために「どこで手に入れたか」「いつ購入したか」「誰から譲り受けたか」など購入に至るまでの背景が確認されます。
例えば「業界で信頼されている専門店で購入した」「著名なアンティーク収集家が所有していた」などの来歴は、作品の価値を判断するうえでも重要な情報になります。
そして、その来歴を証明する書類等があればさらに信憑性が増し、買取市場における信用度が増すことでより高く売れるかもしれません。
入手した経路や時期、過去の所有者といった記録がある場合には、処分せずに大切に保管しておきましょう。
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