昔の時計の歴史・年代が知りたい!小型アンティーク時計や魅力、売却ポイントも解説

2024.06.18

時計買取 コラム
昔の時計の歴史・年代が知りたい!小型アンティーク時計や魅力、売却ポイントも解説

太古の昔から存在する時計。その歴史は今から約7000年前の日時計に始まり、より正確な時計を求めて、水時計や砂時計、燃焼時計が作られるようになりました。

現代の時計の基盤となる機械式時計が作られたのは1300年~1500年頃で、その後数百年の歳月をかけ、1968年に世界で初めてのクォーツ時計が日本のセイコーから発売されました。

この記事では、昔の時計の歴史や年代、小型アンティーク時計の魅力を解説します。

昔の時計の購入におけるポイントも紹介しているので、「古い時計を買いたい」とお考えの方はぜひ参考にしてください。

お問い合わせ・無料相談はこちら

電話から相談する

0120-612-773

通話料無料・24時間365日受付中

メールから相談する

お申し込みフォームへ

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

昔の時計には定義が存在しない

時計の歴史は古く、1700年代後半には機械式時計のふりこ時計がイギリスで開発され、その後は持ち運べる機械式時計として懐中時計や腕時計が開発されました。

そして、機械式時計のあとは、クォーツ時計が開発されます。

クォーツ時計のなかで最も古い時計としては、以下の二つが挙げられます。

  1. セイコー 水晶かけ時計「スパイラル」(1968年発売)
  2. セイコー 腕時計「クオーツアストロン」(1969年発売)

ただし、言うまでもないことですが、時計にはクォーツ時計のほかにも、かけ時計や腕時計、懐中時計など多くの種類があります。

では、これらの時計も含めていわゆる“昔の時計”とはどのようなものを指すのでしょうか。

実は、“昔の時計”の明確な定義はありません。

現代と昔の時計を区別する際に「アンティーク」や「ヴィンテージ」といった言葉が用いられますが、これらも明確な定義はなく、メーカーや業者により扱いが異なります。

しかし、一般的にはクォーツ時計が登場する1970年代より前に製造された機械式時計を「アンティーク」や「ヴィンテージ」と呼ぶのが一般的です。

なお、時計以外の物品においては通常、製造から30年以上99年以内のものがヴィンテージ、100年以上のものがアンティークとされています。

時計の場合は、100年以上前のモデルで正常に動作するものがほとんどないことから、比較的歴史の浅いモデルでもアンティークやヴィンテージと呼ばれています。

昔の時計の魅力は?

 昔の時計の魅力は?

昔の時計には、現行モデルや新品にはない魅力があります。ここからは昔の時計ならではの魅力を紹介します。

一点ものである

昔の時計はすでに生産が終了しているため、古いものほど現存する数が少なくなります。

そのほとんどが市場に流通していないため、人と被る心配が少なく、一点ものとして長く愛用できます。

歴史や古い味わいも楽しめる

昔の時計は一人の手で大切に使われてきたものから、数々のオーナーにわたったものまでさまざまです。

その歴史のなかで刻まれた傷や擦れなどのエイジングが、加工では作り出せない昔の時計ならではの味を出しています。

また、大量生産の技術がなかった昔の時計は、一本ずつ職人の手作業で作られ、現代の時計にはない細かなデザインが施されている点も魅力です。

新品より安価で買えるモデルが多い

昔の時計はあくまで中古品の扱いとなるため、新品より安価で購入できるモデルがほとんどです。

アンティークやヴィンテージと聞くと高級品で手が出せないと感じる方もいるかもしれませんが、価格が高騰するモデルはごく一部のモデルに限られています。

そのため、ロレックスやオメガといった高級ブランドでも、昔の時計なら現行モデルより安く購入できる場合がほとんどです。

昔の時計を買うときのポイント

唯一無二のデザインを身に付ける喜びや、古き良き時代の味わいが感じられる昔の時計。

買ったことを後悔せず長く愛用するためにも、購入時は以下のポイントを意識することが大切です。

信用できるお店で購入する

ホームページをチェックする際は、商品情報だけでなく時計の使い方やケアの方法が丁寧に記載されているかを確認しましょう。

また、販売に関する資格があり、時計に関する団体に所属しているお店は、そうでないお店と比べて信頼性が高いといえます。

実店舗では、スタッフの対応が親切か、昔の時計に関する専門知識があるかといったポイントを確認しましょう。

口コミを見比べることも、お店の信頼性をチェックするうえで欠かせません。

保証期間があるのがベスト

昔の時計はメンテナンスして販売されるため、購入後すぐに壊れるといったケースは少ないでしょう。

しかし、それでも現行モデルと比べると壊れやすいことは確かです。

そのため、昔の時計を購入する際は保証期間の有無を確認しましょう。

修理やメンテナンスなどのアフターサービスに対応しているかどうかもチェックしたいポイントです。

格安のものは避けたほうが良い

近年は、インターネットオークションやフリマアプリを中心に、昔の時計を気軽に購入できるようになりました。

個人が販売する昔の時計のなかには、専門店と比べて格安で販売されているものもあります。

しかし、相場と比べてあまりに格安な場合は「訳あり品」や「コピー品」の可能性が高いため、購入を控えたほうがよいでしょう。

昔の時計は買取市場でも需要が高い

 昔の時計は買取市場でも需要が高い

買取市場では、1960年代までに製造・販売されたアンティーク時計に「高い価値がある」とされることが多い傾向があります。

この年代はまだ大量生産の技術がなかったため、現行モデルの流通量と比較すると「一点もの」として扱われることが多く、貴重性が高いといわれています。

以下では、アンティーク時計で高い価値が見込まれる年代について解説します。

~1900年前後

懐中時計が一般に普及した時代です。

この頃は各国の腕時計のほとんどが軍用の支給品でした。

日本では1913年に国内初の腕時計「ローレル」がセイコーから発売されています。

1920年代

1920年代に入ると世界初の自動巻き機構の腕時計がスイスで開発され、量産技術の発展とともに腕時計の黎明期へと突入していきました。

のちの1931年にはロレックスの「パーペチュアル」や「オイスター・パーペチュアル」が開発され、現代の腕時計の原点となっていきます。

1940年代

戦後、腕時計の全盛期へと突入し、ロレックスやチューダー、オメガなど世界を代表するブランドが数々の人気モデルを開発・販売しました。

ロレックスの「デイトジャスト」や「サブマリーナ」は実用性のある付加機能が搭載されたモデルの先駆的存在です。

1960年代

1960年に入ると大量生産の技術が確立し、機械的な部分よりも外観にこだわったモデルが多く登場するようになりました。

技術の発展により、より正確で利便性の高い電池式やクォーツ式の腕時計が製造されるようになると、機械式時計市場は衰退を迎えることとなります。

昔の時計の売却ならバイセルにご相談ください

バイセルには、骨董品の懐中時計から高級腕時計まで、幅広い時計の買取実績があります。

経験豊富な熟練の査定士が、以下のような昔の時計も正しい価値で鑑定します。

  1. 古い懐中時計
  2. 壊れて動かない古い時計
  3. 価値が不明な時計
  4. 遺品整理で出てきた昔の時計

また、バイセルは出張料や査定料などの手数料がかかりません。

査定価格にご納得いただけなかった場合は、査定後のキャンセルも可能です。

近隣に買取店がなく、自宅に眠っている時計の扱いに困っている方は、まずはお気軽にバイセルまでご相談ください。

おわりに

昔の時計のなかでも、1970年以前に製造・販売された機械式時計はアンティーク時計やヴィンテージ時計として高い価値がつく可能性があります。

店舗によっては、1970年代以降の電池式やクォーツ式の腕時計でも高い価値がつく可能性があるため、自宅に眠っている古い時計があれば、この機会に信頼できる買取店へ査定を依頼してはいかがでしょうか。