看板商品「貝紫染」を持つ青山みともブランドって?作品の特徴やおすすめの着物買取業者を解説
- 青山みともの貝紫染の着物を持っています。いくらになりますか?
- 使用感や種類により買取価格が変わりますので一度拝見いたしますので、お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 母が購入した青山みともの着物を譲り受けました。価値ってありますか?
青山みともは2012年に閉店した着物ブランドです。
全国の産地や工房に足を運んで、職人と共にものづくりを続けていました。
職人と伝統工芸をリスペクトする姿勢は着物愛好家を惹きつけます。
本記事では青山みともブランドの特徴、買取相場、高く買ってもらうためのポイントをご紹介します。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
着物ブランド・青山みともとは?今もあるの?
青山みともは1949年に創業、1979年に設立した老舗着物ブランドです。
銀座に2店舗、静岡県浜松市に1店舗、兵庫県神戸市に1店舗を構えてオリジナル着物を販売していましたが、2012年に経営不振により全て閉店してしまいました。
上質な着物を販売していたブランドの倒産は非常に残念なことです。
青山みともは「着物は世界で最高の染物。時代のうねりにさらされて幻となりつつある染織を、後世に遺していくこと」を使命とし、新しい技術を取り入れつつ、オリジナル着物を世に送り出していました。
ブランドの看板商品のひとつに「貝紫染(かいむらさきぞめ)」があります。
貝紫染とは、紀元前1600年ごろから始まったとされているほど歴史ある染色技術です。
アクキ貝科の巻貝により染まる紫色は、その後紫外線を浴び発光します。
さらに一度染まると退色しないという特徴を持ちます。
今からおよそ35年以上前、神秘的な染めに魅せられたことを機に、メキシコまで足を運び4年もの年月をかけ開発に力を入れた熱意には脱帽というほかありません。
その一方、日本各地の産地や工房に足を運び、各地で受け継がれてきた技術を大切に、信頼関係を築いてきました。
着物ブランド・青山みともの特徴は?
青山みともの店舗はすでに閉店しており、新作を手に入れることは難しい状況です。
しかし、良質な着物ブランドとして今でも多くの人に愛されている青山みともは、一体どのような特徴を持つブランドだったのでしょうか。
その特徴について説明します。
幻ともいわれる「貝紫染」
長期間の年月をかけ商品化を実現した「貝紫染」は、青山みともを語る上で欠かせない技術です。
2000個の貝からわずか1gしか取れない幻の塗料を用いた染は、幻想的な雰囲気を醸し出す唯一無二の商品といえるでしょう。
はっきりとした鮮やかな発色の紫ですので、着物からお洒落な雰囲気が漂い、身にまとえば洗練された大人な印象になるでしょう。
全国産地の染めや織りを販売
青山みともブランドでは、特定の産地だけにこだわることなく、良質な染めや織りを積極的に取り入れていました。
「染めは美しさ、紬は土地の匂いと作り手の感性」との言葉通り、100年以上その土地で根付いていた紬を使用するなど、随所にこだわりも見受けられます。
フォーマルからカジュアルまで、幅広い年齢層に人気
着物ブランド・青山みともでは、国画会、日本工芸会の会員など全国各地の染色工芸作家や、日本の北から南までの紬や木綿を展開する一方、若者が手に取りやすい価格やデザインの着物を販売していました。
こういった点もまた、幅広い年齢層のファンを獲得した理由といえるでしょう。
青山みともの着物や帯の買取相場は?
昨今の着物市場において、青山みともの着物や帯の買取相場は3万円前後となっています。
しかし、汚れがついていたり、虫食い跡が目立ったりする状態だと質が悪いと見なされ、買い取ってもらえても高額が付くとは言い切れません。
また、青山みともの着物には新品購入時にたとう紙と証紙が付属します。
証紙は品質の証明書のようなものです。
たとう紙と証紙があることで必ずしも高価買取を保証するものではありませんが、なければ査定価格の低下を招く場合もありますので捨てずに取っておき、一緒に査定に出すことが望ましいです。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。
お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
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お申し込みフォームへ青山みとも製品をなるべく高く買い取ってもらうための3つの方法
着物市場ではすでに一定の評価を得ている青山みとも製品ですが、その本来の価値の通りの金額で買取してもらうためには、留意すべきポイントが以下3つあります。
・着物を良い状態で保存しておく
・付属品も一緒に査定してもらう
・着物買取のバイセルに査定を依頼する
それぞれの詳細について、解説していきましょう。
着物を良い状態で保存しておく
青山みともをはじめ着物を買取に出す際は、保存状態が大きく影響します。
着物はなるべく傷み・汚れ・ほつれ・日焼けなどを避ける環境で保存しておかなければ、容易に劣化してしまうデリケートな衣類です。
一番の敵は、直射日光と湿気です。
湿度の低い暗所に保管しておくのがもっとも良いでしょう。
昔から桐箪笥に着物を収納する習慣がありますが、それは桐が多湿になると湿気を吸収し、低湿度を維持してくれるからです。
桐箪笥でなくとも、除湿対策を施したプラスチックケースでも大丈夫です。
その場合は頻繁に蓋を開けて換気するなどして、着物にとって良い状態を保ちましょう。
付属品も一緒に査定してもらう
着物を購入すると、着物本体の他にも、様々な付属品がついてきます。
その中でも、買取に出す際にもっとも重要なのが証紙です。
証紙は、着物の証明書であり、ブランド品であれば「本物である」という証拠になります。
製造元や、織りを行った機屋(はたや)の分かる大事なもので、証紙の有無では査定額は大きく上下するでしょう。
もちろん購入した際に付属していた帯、板帯、帯留、そして箱や袋なども一緒に査定してもらえば見積額は上がることでしょう。
着物買取のバイセルに査定を依頼する
着物の価値は、柄、作家、染めの技法、産地などの条件が重なり合って形成している一種の美術品です。
そうした一筋縄にはいかない着物ですから、査定を行うにも非常に高度な専門知識と判断能力が要されます。
リサイクルショップや古着屋は純粋に着物の重量で買取価格を決める「従量制」を採用している場合もあるので、青山みとも製の着物を買取に出す際は特に避けた方が良いでしょう。
着物に関して専門知識を十分に所有しており、的確な査定をしてくれるのは専門の買取業者です。
青山みともを買取に出す際も、閉店にまつわる希少性の変化などを鑑みて査定をしていますので、着物買取を強みとしているバイセルへのご依頼ください。