世界四大宝石のサファイアのうんちく
世界四大宝石のひとつとして知られ、宝石の代表格として世界中の人々に愛されているサファイア。
美しい青い色の宝石というイメージがあるサファイアですが、実は色の種類にもいろいろなパターンがあります。
今回はサファイアの知られざるうんちくを紹介します。
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実は不吉な石だった?サファイアの歴史
古代においてサファイアと呼ばれていたものは、今のサファイアと違って青い天然石の総称としてサファイアの名前が使われていました。
古代旧約聖書にも美しい青色の石としてサファイアの名前が登場しますが、これは日本では瑠璃の名称でおなじみのラピスラズリのことだったといわれています。
サファイアは東洋からヨーロッパ方面に伝わりました。
ローマではトラヤヌス帝が国を治めていた時代からインドとの交流が活発化され、その時代から神聖な石として信仰されていた史実が世界各国に記録されています。
しかし、インドでのヒンズー教の教徒の間では、サファイアは不幸を呼ぶ不吉な石として敬遠されていました。
ただ、同じインドの仏教の信者の間ではサファイアの価値観は異なり、数ある宝石の中でもありがたい宝石として重宝されていました。
中世の時代に入るとキリスト教では、司教に就いたものは教皇から、そのしるしとしてサファイアの指輪を人差し指にはめるというならわしが行われるようになりました。
サファイアの名称の由来は?青色以外にも種類があるの?
サファイアは、ラテン語で青の意味である「サッピール」という言葉が由来です。
サファイアの和名は「蒼玉」という名称で、サファイアは青いイメージの強い印象があります。
しかし、実はサファイアには青以外の色もあるのです。
サファイア、そして赤い宝石として知られるルビーは、コランダムという鉱物に属している宝石です。
コランダムに含まれた元素がクロムの場合はルビー、元素がチタン、鉄の場合はサファイアとなります。
色分けとしては赤色ならルビー、赤以外の色ならサファイアと分けられます。
青色のイメージのあるサファイアですが、コランダムに含まれる元素によって微妙に色が変わるのが宝石の世界なのです。
そして、青色とひとくちにいっても、サファイアの青色にもいろいろな種類があり、中でも深みのある美しい青色のサファイアは「コーンフラワーブルー」、「ロイヤルブルー」などの名称で呼ばれています。
サファイアの「石言葉」ってなに?
サファイアは9月の誕生石として知られていますが、花に花言葉があるように宝石にも石言葉というものが存在します。
サファイアの石言葉は「慈愛」「誠実」「心の成長」「内面の実」「高潔」「憎悪感の緩和」「浮気封じ」です。
そして、一途な思いを貫き通し、平和を常に祈るという意味合いが込められています。
古代からキリスト教で使用されていることから、賢者や聖職者にふさわしい宝石といわれているサファイアは、人に慈愛の心を与え、貞操を守ってくれる効果があるとさえいわれています。
そのため、浮気をしている人がサファイアを装着すると、宝石の色が変わるといわれています。
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お申し込みフォームへイギリス王室でも愛用!気品あふれる宝石!
古代にインドからヨーロッパに渡ってから、イギリス王室では王冠などの装飾品として愛用されているサファイア。
日本でも人気だった故・ダイアナ王妃が、チャールズ皇太子から結婚の際に贈られた指輪がサファイアだったことは有名です。
結婚の際、余計な人の妬みや浮気心を取り払う効果があるといわれているサファイアは、その美しい輝きを含め、結婚を夢見る多くの女性の憧れの宝石といえるでしょう。
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