フワフワの優しい手触り、ラムの毛皮
- ラムの毛皮のコートを持っていますが、何回かしか着ていません。売ったらいくらになりますか?
- 状態により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
- 母から毛皮のコートを譲り受けました。価値ってありますか?
ラムの毛皮は種類が豊富で中古品でも高く取引されることが多いものの、大変デリケートな毛質ですから細やかなお手入れを行う必要があります。
こちらの記事では、ラムの毛皮の種類などをご紹介しつつ、買取時の注意点・高額買取のためのコツをお伝えしていきます。
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目次
柔らかな巻き毛が特徴のラムの毛皮
ラムの毛皮は生後12か月以内の子羊の毛を利用したものです。
ラムの毛は保温性に優れ、毛皮の中では珍しい「刺毛(しもう)」だけで構成されています。
ちなみに刺毛とは、身体を守るために生えている毛のことで、英語では「Guard Hair(ガードヘア)」と呼ばれています。
ラムの刺毛はウェーブがかかっているような巻き毛が特徴であり、ラムの種類により毛の長さや触り心地も違ってきます。
基本的に柔らかく均等に生えている毛のため、加工や染色もしやすいのが特徴です。
そのため、単独で使われるほか、カシミヤやアンゴラなどのウール素材と混ぜて高級毛皮として使われることも多いです。
カラクールラム
「カラクールラム」はラムの毛皮の中でも最高級の品質と言われ、高級な商標名である「スワカラ」がついている南西アフリカ産のカラクール種もあります。
巻き毛が特徴であり、その形状によりさまざまな美しい斑紋を楽しむことができます。
黒色がベースであり、中にはグレーや茶色、白のカラクールもあります。
毛並みが大変美しく、人工的には表現できない肌触りを持つ「スワカラ」は大変希少な品種です。
それから作られたコートは世界で一枚のコートとも言われており、驚くような値段で取引されています。
カルガンラム
中国産を代表する「カルガンラム」は、子羊の革をなめして仕上げているため、毛が白くて短い毛皮です。
一般的なラムとは違い刺毛がなく、全体的に柔らかい質感を持っており、巻きが強いのが特徴です。
光沢がなく白いため、染色に向いているのも特徴のひとつです。
そのためカルガンラムはグレーやブラウンなど、幅広いカラーが展開されています。
チキャンラム
「チキャンラム」は主に中国の浙江省で生産される羊です。
この毛皮の特徴は毛が長く、緩やかなウェーブがついていることです。
少しのアレンジでクルクルとした巻き毛にもなり、主に女性の服飾品としてとても人気です。
チキャンラムの色合いの多くは白であり、染色が簡単というメリットがあります。
そのため、さまざまな色に染色され市場に出回ることが多いです。
しかし、染色しても毛皮本来の持つツヤや光沢感は褪せることなく、存在感の大きい毛皮としてとても人気があります。
チベットラム
「チベットラム」はその名のとおり、チベットで生まれた羊です。
短い毛が密集して生えており、羊の部類に多いモンゴリアンラムの変種と言われています。
日本では錦綿羊(にしきめんよう)とも呼ばれており、ヤギの毛皮を加工するよりこのチベットラムの毛を利用した方が使いやすいとされ、この名が自然とつくようになりました。
チベットラムは毛皮の中でも毛足がとても長いのが特徴であり、ボリューム感のある毛皮です。
綿毛はカールしていて、いろいろな服飾品に使うと保温性があり、品質も加工しやすいです。
ベビーラム
「ベビーラム」は、生後一週間ほどの生まれて間もない子羊の毛皮です。
日本ではニュージーランド産のロムニー種、もしくはその混血種の毛皮が用いられることが多いです。
ベビーラムは細くて短い毛が特徴で、ブラック・ブラウン・ホワイト、珍しい所ではぶち柄なども展開されています。
コートやマフラーなど用途に合わせて巻き毛を伸ばしたり、短く刈毛したりして使われます。
高価買取されるのは「ブランド品」と「カラクールラム」
毛皮製品はほかのファッションアイテムと同様に、有名ブランドであることもプラスの評価項目となり、高価買取が期待できます。
ちなみに近年は動物愛護や継続可能性の観点から、天然毛皮を使わないブランドが欧米を中心に多くなり、需要にも変化が起きています。
素材の方針転換を行ったブランドの天然毛皮の価値は、大きく変わってくる可能性があります。
またブランド品でなくとも、カラクールラムは高級素材とされているため、ノンブランドのラムの毛皮よりも高値になります。
中でも、平らで綺麗な畝模様(うねもよう)を呈した「ブロードテール」と呼ばれるカラクールラムは希少で、非常に高額で取引されています。
ラムの毛皮は多くの服飾品に使われている
上記のように、ラムの毛皮はたくさんの種類があります。
羊の品種によっては繁殖もしやすいため、毛皮市場の中でも多くの割合を占めています。
ラムの毛皮は保温性も高く昔からコートのなどの服飾品に多く使われており、中古品としても人気があります。
もし家に使っていないラムの毛皮を使った服飾品があるのなら、買取業者に査定に出してみるのも良いでしょう。
フワフワで存在感のあるラムの毛皮は、状態によって「数万円以上」の値段で取引されることも珍しくありません。
毛皮が多く使われているコートなどの衣服類の方が、買取価格が高くなる傾向にあります。
ラムの毛皮製品を売る前の注意点
種類によっては高値になるラムの毛皮製品ですが、売る前には以下2つの注意点は把握しておきましょう。
- ・綺麗にしておく
- ・状態を保つように保管する
毛皮製品は新品に近いほど中古市場の人気は高く、比例して査定額も上がりますので、ぜひ詳細内容を参考に実践してください。
綺麗にしておく
買取前には自分自身でできる範囲で綺麗な状態にしておきましょう。
綺麗な状態である方が査定士への印象が良くなり、査定額アップが期待できます。
例えば、毛皮製品は表面や毛と毛の間にホコリが溜まりやすいので、布団たたきなどで軽く叩いて落としましょう。
掃除機やロールクリーナーなどは、生地を傷めてしまうので使用を避けた方が無難です。
また出費を抑えるのも、買取では大切な考え方です。
クリーニングをすれば目立つ汚れも綺麗にできますが、クリーニング代以上の査定額アップを確実に見込めず、かえって損をしてしまう可能性が高いためです。
そのため、久しく使っていないラムの毛皮製品を買取に出す前は、自分自身で綺麗にしてから売りに出しましょう。
良好な状態を保つように保管する
ただ保管しているだけのラム毛皮製品でも、害虫・湿気・保管方法など色々な要素によって品質が悪くなり、査定額にも影響してきます。
特に害虫は毛皮製品にとっては天敵ですので、布製のカバーをかけたり、防虫剤を使うなどの対策は欠かせません。
また毛皮製品は「温度10度以下」「湿度50〜60%ほど」が最適な環境とされていますので、風通しが良く、気温が安定している場所を選びましょう。
保管できる場所が限られている方は直射日光は避け、クローゼットにしまう場合は除湿剤から距離を取るよう意識してください。
直射日光は色あせの原因になり、除湿剤は毛の硬化を招くためです。
ラムの毛皮製品を高く売るコツ
大切にしてきたラムのコート・小物類を売却するわけですから、少しでも高い価格で手放したいと誰もが考えることでしょう。
そこでここからは、ラムの毛皮製品を高く売るコツとして、以下2つのポイントをご紹介します。
- ・付属品やギャランティーカードを忘れずに
- ・早めに売りに出す
実践するだけでも査定額はアップする可能性が高まりますので、ぜひ参考にしてください。
付属品やギャランティーカードを忘れずに
ラムの毛皮製品を購入した際に付いてきた「付属品」「ギャランティーカード」は、製品の価値を上げてくれるため、保管していた方は査定時には忘れずに一緒に出しましょう。
付属品としては箱やタグなど、ブランドや毛皮製品の種類によって異なります。
持っている毛皮製品の付属品が揃っているか不安な方は、一度購入したお店に問い合わせて確認しても良いでしょう。
また保証書を意味するギャランティーカードは、「本物のブランド品」であることを証明する証拠になるため、買取店によっては重要な評価ポイントとしています。
巷には偽物のブランド品が溢れているため、ギャランティーカードは真贋を見分けるための判断材料にもなるからです。
早めに売りに出す
天然の毛皮製品は湿気や害虫対策をして大切に保管していても、経年劣化を完全に防げる訳ではありません。
皮は徐々に弱くなり、毛が抜けやすくなる性質があるため、古い毛皮製品の市場価値は低くなります。
コートやマフラーなどの冬物は、シーズンによって査定額が変わる場合もありますが、良好な状態で売りに出した方が得でもあります。
そのため、1年以上使っていないコートや小物類を持っている方は、早めに売るのが高く売るコツになってきます。
ラムの毛皮を売るならバイセルへ
ラムの毛皮はブランドや種類によっては高額買取が狙える品物です。
しかし、「毛皮専門の買取店」でないと、その価値を正確に判断するのは難しいでしょう。
毛皮の種類は多岐にわたり、「ブランド名」「品質」「状態の良し悪し」の違いによって市場での価値は大きく変わってくるためです。
毛皮買取に詳しいバイセルであれば、シーズン問わず様々な毛皮の査定を行っており、市場動向にも精通しているため、納得できる買取価格を提示いたします。
またバイセルであれば、独自の再販ルートを持っているため、古いモデルや汚れが付いた毛皮など、問題を抱えたものでも査定いたします。
全国からの買取依頼を受け付けていますので、「毛皮 買取」をキーワードにインターネットで検索してみてはいかがでしょうか。
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