Nゲージでリアルを追求!今ここに広がる本物の世界!
2024.06.20
コラム皆さんはNゲージという鉄道模型をご存知ですか?
縮尺1/150 〜 1/160で、Nゲージの「N」はレール幅が9mmであることから、NINEゲージの頭文字を取りNゲージと呼ばれています。
そんなNゲージの楽しみ方は”度肝を抜く精密さ”であったり、”実際の走行車両の編成を組み走らせる” ”ありえない編成でリアル車両を構成する”など、鉄道が好きな方であれば一度ハマると抜けられない深い世界。
とても深い世界であるがゆえ敷居が高そうに見えますが、価格帯もそこまで高くないので初心者も気軽に始めることができます。
さて、 Nゲージの2大メーカーといえば、マニアでなくとも皆さんご存知KATO(カトー)とTOMIX(トミックス)。
それぞれ同じような車両を製品化していますが、一つ一つを比較すると実は大きな違いが見て取れます。
レイアウトを作成する際にも様々なストラクチャーが存在しておりますが、どれだけ本物っぽくレイアウトを作成できるかもポイントでしょう。
例えば駅のレイアウトを作成する場合やメーカーによって車輌の本物っぽさがどのように違いがあるか等々、ここでは様々な視点からNゲージを探求していきたいと思います。
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カトーとトミックスの車両を比較してみる
カトーとトミックスの製品比較は一般的にされていますが、その中でも特にマニアックなポイントを記述します。
まずは分かりやすい新幹線で比較してみましょう。Nゲージの新幹線の縮尺はご存知1/160、通常の在来線は1/150です。
つまりは在来線と一緒にすると新幹線の方が実物よりやや小さくなりますね。
700系新幹線を例に出して比較すると、「700」のロゴマークがトミックスは既に本体に印刷されており、カトーはシールで貼り付ける仕様になっています。
シールの厚みが気になる方はトミックスを選択される方もいらっしゃるようです。
また、カトーは実車同様に乗務員扉のノブと、客用扉下のクツズリを銀色で表現しており、トミックスは省略しているなどの点に関してはカトーの方が実車に近いといえます。
他の製品でも見られるのですが、カトーの方がトミックスよりもはっきりとしたカラフルな印刷が多いのが特徴です。しかしロゴなどの色味は好みが分かれるところです。
ちなみに300系新幹線は、トミックスとマイクロエースしか製品化しておらず、さらには現在300系は手に入りにくくなっています。
そしてトミックスから以前発売された、2012年3月の300系のぞみ引退を記念し引退前一ヶ月間装飾された姿を製品化した車輌はかなりのプレミアがついています。
独自路線の蒸気機関車
D51やC62など、蒸気機関車も各社から発売されていますが、その中でも南満州鉄道は日本のメーカーですとマイクロエースからしか発売されていません。
マイクロエースは「京成・新AE形・スカイライナー」など他社が製品化していない車両を製品化しており独自性が強いです。
世界最大の蒸気機関車であるビッグボーイのNゲージは日本のメーカーからは発売されていないようです。
外国のメーカーである「リバロッシ(Rivarossi)」などから発売されています。Nゲージの蒸気機関車で気を付けなければならないのが、車輪が厚い製品も存在することです。
先頭の車輪がむき出しになっている分目立つので、少し昔の製品は注意して購入しましょう。やはりリアリティを損なう一因になります。
基本的には各社プラ製ですが、日本の天賞堂から発売されている蒸気機関車にはC62形蒸気機関車のように、真鍮製の製品も存在します。
Nゲージスケールで真鍮製というのもすごいですね。
レイアウトを本物っぽく作成する
カトーの駅セット各種
レイアウトを作成する際、外国製品も含めて各社から様々なストラクチャーが発売されていますが、各製品によって各社の強みが感じられます。
まず駅はやはりカトーの「高架駅セット」でしょう。ジオタウンの「駅前道路セット」、「駅前アクセサリーセット」とあわせればかなり本物の駅前が再現できます。
新幹線であれば「新幹線ホームパーツセット」と組み合わせれば新幹線ホームが再現できます。
リアルなホームに作り変える
電光掲示板や缶ジュースの自動販売機など、かなり作りこまれています。さらに架線柱や各種表示灯などはプラカラーで塗装をするとかなりリアリティが増します。
ホームには別売りの人間を配置すると、もはや実写さながらの光景が広がります。人間は各社から塗装済みのものが発売されているので簡単です。
種類が豊富なトレーラーコレクション
その他自動車関係もたくさんありますが、トミックスのジオコレシリーズ、「トレーラーコレクション」は秀逸です。
かなりの種類が発売されていますし、塗装も形状も本物さながらです。欲を言えばサイドミラーが再現されていないのですが、これもトラック用サイドミラーとして別会社から発売されています。
駅周りで欠かせないストラクチャー
ここで忘れてはならないのが同じくジオコレの「THE バスコレクション」の都バスオリジナル(2台セット)。都内を走る都バスが実にリアルです。
カトーの駅セットに配置すればかなりリアルです。カトーのタクシーセットもあわせて配置してみましょう。さらにカトーのジオタウン・大型ビルも本物そっくりです。
外国車輌は日本製も存在する
外国車輌はやはり外国のメーカーであるメルクリンやリバロッシ、フライシュマンなど、外国メーカー各社から発売されている製品がほとんどです。
しかし日本のメーカーから発売されている外国車輌も意外とたくさんあります。 カトーからはユーロスター、さらにユーロスター新塗装、アムトラックなどが発売されています。
その中でもフランスのTGV・デュプレクスはなかなかの逸品です。ディーゼル機関車のユニオンパシフィックも忘れてはなりません。
トミックスからはNゲージの外国車輌は、基本的には発売されていないようです。 ここで忘れてはならないのは外国車輌はすべて1/160です。新幹線と同じですね。
日本の車輌と外国車輌が同じホームに停車しているという、現実ではありえない光景は鉄道模型ならではです。
Nゲージを実物に近づけて世界を広げる!
ここでご紹介したNゲージのポイントはほんのごく一部ですが、まだまだ奥が深いのが実情です。線路一つ、連結器一つをとってみても非常にバリエーションに富んでいます。
その中でも皆さんが一番重要視するところはやはりリアリティではないでしょうか。どれだけ本物に近づけるか、ではないでしょうか。
ホームや自動車一つ一つ、または街の創り等の実際の写真と見比べつつレイアウトを組めば、より一層本物に近づけることができるでしょう。
本物っぽい・・ではなく、本物であるためにレイアウトを含めて鉄道模型の世界を追求し、広げていきたいですね。
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