竹内栖鳳作品の買取ポイントを徹底解説!人物像や4つの代表作も深堀り

竹内栖鳳作品の買取ポイントを徹底解説!人物像や4つの代表作も深堀り

近代京都画壇を代表する巨匠、竹内栖鳳(たけうち・せいほう)。「東の横山大観、西の竹内栖鳳」と称され、動物の匂いまで描くと謳われたその卓越した写実性は、現在の中古美術市場でも極めて高い資産価値を確立しています。

お手元にある栖鳳の掛け軸や絵画を売却検討中の方のなかには、「本物であれば価格はいくらになるのか」「適正な相場で売りたい」とお悩みの方も多いでしょう。本記事では、竹内栖鳳の読み方や人物像といった基礎知識から、重要文化財を含む代表作の解説、そしてバイセルの専門査定士が教える「高価買取を実現する5つの重要ポイント」を詳しく解説します。価値を正しく見極め、納得のいく買取を実現するための参考にしてください。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

バイセル査定士 高橋裕太 バイセル査定士 高橋裕太

「バイセル」の査定士として、月間120件以上の査定、年間では1,000件以上のお客様対応の実績があります。豊富な経験をもとに 12カテゴリ、19品目と幅広い知識を有しています。その中でも着物・ブランド品の査定が得意です。 また、多数のメディアに出演させていただいた経験もあり、様々な角度からリユース業界に貢献したいと思っています。当記事のお品物へのご相談がございましたら、バイセルへお気軽にお申し付けください!

竹内栖鳳とは?近代日本画の価値を確立した人物像と作風

竹内栖鳳とはどんな人物?

竹内栖鳳(たけうち・せいほう)は、明治から昭和にかけて活躍し、第1回文化勲章を受章した近代日本画の先駆者です。なぜ彼の作品がこれほどまでに高く評価され、買取市場で安定した高値を維持しているのか、その背景には革新的な表現への挑戦があります。

「匂いまで描く」圧倒的な写実性と評価の根拠

栖鳳の価値を支える最大の要因は、伝統的な円山・四条派の技法に、渡欧で学んだ西洋画のリアリズムを融合させた点にあります。それまでの定型的な日本画を打破し、光の捉え方や空気感をキャンバスに持ち込んだ功績は極めて大きく、帝室技芸員への推挙といった歴史的格付けも資産価値を後押ししています。特に動物画においては「その動物の匂いまで描く」と評されるほど細部まで緻密であり、この唯一無二の描写力がコレクターの所有欲を強く刺激し続けているのです。

査定前にチェックしたい竹内栖鳳の代表作4選

竹内栖鳳の代表作4選

竹内栖鳳の作品は、モチーフや制作年代によって市場での需要が異なります。特に高額査定に繋がりやすい重要文化財を含む名作を確認しましょう。

大獅子図(おおじしず)

1900年の渡欧直後に制作された代表作です。金地を背景に、西洋で実見したライオンを威風堂々と描き出しています。百獣の王の力強さを日本画の形式で表現した本作は、栖鳳の「革新」を象徴する一枚として、市場でも別格の扱いを受けます。

アレ夕立に(あれゆうだちに)

伝統的な舞妓を題材にしながらも、扇子で顔を隠すという大胆な構図で「瞬間の美」を切り取った人物画です。着物の文様の緻密な描写は、工芸品としての価値も加味される査定ポイントとなります。

絵になる最初(えになるさいしょ)

服を脱ぎかけるヌードモデルを描いた、当時の日本画壇に衝撃を与えた重要文化財です。人間の恥じらいや生命感をリアリティ豊かに捉えたこの作品は、栖鳳の卓越した人間観察眼を証明する歴史的価値の高い逸品です。

班猫(はんびょう)

沼津で見つけた猫をモデルにした最高傑作で、重要文化財に指定されています。毛づくろいをする瞬間のしなやかな身体のライン、エメラルド色の瞳の輝きなど、栖鳳の真骨頂である写実性が凝縮されており、こうした「動物画の名品」は、中古市場でも指名買いが絶えません。

竹内栖鳳作品の買取相場と高価査定を狙う5つのコツ

竹内栖鳳の作品の買取相場

「西の栖鳳」と謳われる巨匠の作品は、骨董品市場での流動性が非常に高いですが、査定額は作品の種類やコンディションによって論理的に決定されます。高価買取を実現するために以下の5点を確認してください。

1. 「動物画」であるかを確認する

栖鳳の真骨頂は動物画です。特に雀、犬、鳥などを描いた小品であっても、その筆致が精巧であれば数十万円から百万円を超える査定が出ることもあります。描かれているモチーフが栖鳳の得意分野であるほど、相場は高騰しやすくなります。

2. 「真筆(直筆)」か「版画」かを特定する

最も高く売れるのは、画家の肉筆による一点物の原画です。一方で、栖鳳の作品は非常に人気が高いため、生前や死後に制作された質の高い版画も多く流通しています。バイセルの専門査定士は、紙の質感や落款の状態から原画としての価値を正しく見極めます。

3. コンディションの維持に細心の注意を払う

日本画の命である岩絵具と膠(にかわ)は、湿気や日光に弱いです。絵具の剥離や和紙のカビ、日焼けは致命的な減額要因となります。ただし、汚れを見つけても無理に拭こうとせず、現状のままバイセルに見せるのが最善です。不適切なクリーニングは逆に価値を損なうリスクがあるからです。

4. 共箱(ともばこ)や鑑定書といった付属品を揃える

作品を収める木箱に作者本人のサインや印がある「共箱」は、作品の真贋を裏付ける強力な証拠となります。鑑定書とセットであれば、再販時の流動性が高まるため、業者はより強気な買取価格を提示できるようになります。

5. 日本画の鑑定実績が豊富なバイセルに依頼する

竹内栖鳳のような巨匠の価値を正しく判断するには、筆致の癖や落款(印影)の真偽を見抜く高度な鑑定眼が必要です。バイセルには日本画に精通した専門査定士が在籍しており、過去の膨大なオークションデータと照らし合わせて「今、最も高い相場」を反映した価格をご提示します。実績のない店舗で安く買いたたかれるリスクを避けるためにも、ぜひプロの査定をご活用ください。

竹内栖鳳買取に関するよくある質問

竹内栖鳳の「読み方」や関係の深い画家は?

「たけうち・せいほう」と読みます。門下生には、美人画で有名な上村松園や動物画の西村五雲といった、後の京都画壇を担う逸材が多数輩出されました。師匠には幸野楳嶺がおり、栖鳳は彼らの伝統を受け継ぎながら、竹内栖鳳という唯一無二のブランドを確立しました。

汚れがひどい掛け軸でも売却できますか?

はい、バイセルでは汚れやシミがある作品でも誠実に査定いたします。栖鳳のような歴史的な名工の作品であれば、経年劣化があっても美術品としての価値が残っている可能性が高いです。ご自身で判断して処分される前に、まずは無料査定での価値確認をおすすめします。

出張買取を利用するメリットは何ですか?

掛け軸や額装された日本画は、移動中の振動や不適切な梱包で破損するリスクが極めて高いです。バイセルの出張買取なら、査定士がご自宅まで直接伺うため、運搬のリスクをゼロにできます。最高のコンディションのまま適正評価を受けられることが、高価買取への近道です。