絵画の説明の見方とは?種類や技法、鑑賞方法の楽しみ方を解説

絵画の説明の見方とは?種類や技法、鑑賞方法の楽しみ方を解説

ポスターやテレビCMなど、全国で開催されている絵画展覧会の広告を目にすることはありませんか。

「周りの人が行っていたけど、絵画鑑賞の良さがわからない…」

「一度行ってみたいけど、知識がないから楽しめるのか不安…」

そんな方のために、本記事では絵画鑑賞の楽しみ方をご紹介します。

ポイントを押さえれば絵画の世界にグッと引き込まれて、趣味の幅や知見が広がるかもしれません。

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絵画鑑賞の楽しみ方のポイントは見方を勉強すること!

 絵画鑑賞の楽しみ方のポイントは見方を勉強すること!

さっそく、絵画鑑賞の楽しみ方のポイントについて解説していきます。

大前提として、何の予備知識もなくいきなり展覧会に足を運ぶのはおすすめできません。

まずは絵画の見方を勉強しておくと、絵画鑑賞を楽しむことができるでしょう。

絵画を勉強する方法はいくつかあります。

特別展など展覧会が開催されている期間には、テレビでの特番や、見どころを紹介したパンフレットなどが販売されることがほとんどです。

本屋にも、漫画で分かりやすく説明しているものなど、初心者向けの解説本がたくさんあります。

また、最近では動画配信サービスやSNSでも気軽に勉強することができるので、まずは興味を持って学んでみることが大切です。

絵画鑑賞の前に身につけておくべき入門知識

 絵画鑑賞の前に身につけておくべき入門知識

本記事では、絵画鑑賞の前に身につけておくべき入門知識をご紹介します。

焦点を当てるのは下記の4つです。

  1. 絵画の定義
  2. 絵画の種類
  3. 絵画の技法
  4. 絵画の歴史

さっそく見ていきましょう。

絵画の定義

まずは、絵画の定義についてご説明します。

数多く存在する美術作品のうち、絵画と呼ばれるのは、一般的に平面上に線や色彩を用いて物の形や姿を描き出したものです。

キャンバスとなるのは紙や布、金属や木材で、壁面に描かれるものもあります。

また題材の対象となるのは、主に人間、動物、植物、風景などです。

これら実在するものの他、空想で描かれる場合もあります。

絵画は、作者の思いや、社会的理念、伝統や歴史、思想、信仰宗教の教えなどを、文字の読み書きができない人や言葉が通じない外国の人へ伝えたり、後世へ伝承する役割を果たしたりします。

絵画の種類

次に、絵画の種類についてご説明します。

絵画は技法、主題、時代、地域などによって様々な種類に分類することができます。

中でも代表的な3ジャンルを下表にまとめました。

地域別の種類 流派別の種類 主題別の種類
・西洋絵画
 Ø 古代ギリシャ・ローマ絵画
 Ø 中世ヨーロッパ絵画
 Ø ルネサンス絵画
 Ø バロック絵画

・東洋絵画
 Ø 中国絵画
 Ø 朝鮮絵画
 Ø日本絵画

・インド絵画
・イスラム絵画
・アフリカ絵画
・オセアニア絵画 など
・印象派
・抽象派
・写実主義
・ロマン主義
・新古典主義
・風景画
・静物画
・博物画
・歴史画
・宗教画
・風俗画

絵画の種類について、詳しくは以下の記事を参照ください。

絵の種類の名称一覧|技法や流派による分類をわかりやすく解説

絵画の技法

次に、絵画の技法についてご説明します。

代表的な技法とその特徴について、4つご紹介します。

  1. 油彩:油を溶剤で溶いた顔料を用いる技法。耐久性に優れている
  2. 水彩:水で溶いた顔料を用いる技法。透明感のある表現が可能
  3. アクリル:アクリル樹脂を溶剤で溶いた顔料を用いる技法。乾燥速度が速く、重ね塗りしやすい
  4. 水墨:墨を水で溶いた顔料を用いる技法。東洋絵画でよく用いられる

絵画の歴史

次に、流派の移り変わりや主題の流行など、絵画の歴史をご紹介します。

絵画の起源は古く、その歴史は旧石器時代の洞窟壁画にまで遡ると言われています。

その後、古代文明においても、宗教的な儀式や王族の肖像画など、様々な絵画が制作されました。

中世ヨーロッパでは、キリスト教が広まった影響で、特に宗教画が盛んに制作されるようになります。

ルネサンス期になると、写実的な表現や人間性の尊重が重視されるようになり、ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの巨匠が現れました。

19世紀に入ると、印象派やポスト印象派などの新しい表現形式が生まれ、絵画はより自由で多様なものへと進化を遂げます。

20世紀以降は、抽象表現主義やポップアートなど、さらに様々な表現形式が生まれ、現代に至るのです。

絵画解説を見ることで得られるメリット

入門知識が身について絵画へのハードルが低くなった方は、ぜひ絵画解説を見てみましょう。

絵画解説を見るメリットは、主に以下の3つです。

  1. 作品への理解が深まる
  2. 鑑賞力が向上する
  3. 教養が身につく

作品への理解が深まる

まず一つ目のメリットは、作品への理解が深まることです。

絵画解説は、作品の背景にある物語、画家の人生、制作当時の時代背景などを教えてくれます。

これらの情報を知ることで、作品に込められた意味や意図を理解することができ、より深い鑑賞が可能になるのです。

絵画解説は、作品に込められた感情やメッセージを理解させてくれるのに大いに役立つでしょう。

鑑賞力が向上する

二つ目のメリットは、鑑賞力が向上することです。

絵画解説は、構図、色彩、筆致などの要素に注目して鑑賞する方法を教えてくれます。

これらの要素を意識することで、今まで気づかなかった作品の魅力を発見することができるのです。

共感したり、考えさせられたりすることで、より豊かな鑑賞体験することができるでしょう。

教養が身につく

三つ目のメリットは、教養が身につくことです。

絵画解説を見ることで、美術に関する知識を身につけることができます。

知識が増えることで、会話のネタが増えたり、他の芸術作品にも興味を持ったりすることができるようになります。

興味を持って自ら進んで学ぶことで、より広く深い知識を身につけることができるでしょう。

まとめ

今回は展覧会や図録などにある、絵画の説明について、見ることのメリットなどを解説してきました。

今まで興味がなかった絵画も、楽しみ方や価値について少し関心が持てたのでないでしょうか。

身内に絵画のコレクターがいる方や、遺品整理で譲り受けた場合など、ご自宅に眠っている絵画がある方は無料査定に出してみるのもおすすめです。

制作された年代や作者、保管状態によっては高値が付くかもしれません。

バイセルでは、絵画の無料査定も実施しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。