朝比奈宗源の掛け軸の買取価格は高い?人気作品や高価買取のポイントを解説

朝比奈宗源(あさひなそうげん)は日本の著名な禅僧で、書家としても人気の高い人物です。
1本1本の線に生命力が宿るような力強さと、自由さ・闊達さを併せ持つ筆致筆致で書かれる禅語の書・掛け軸作品は非常に評価が高く、骨董品買取市場でも高価買取される可能性があります。
本記事では、朝比奈宗源の書の特徴や有名作品に加えて、買取市場で高く売れる理由、高く売れやすい朝比奈宗源作品の特徴、朝比奈宗源の掛け軸を高価買取してもらうためのポイントなどについてご紹介します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
朝比奈宗源とは
朝比奈宗源(1891-1979)は、大正から昭和時代にかけて活躍した禅僧です。
臨済宗の宗派の1つである円覚寺派の管長、および円覚寺派の大本山である円覚寺(神奈川県鎌倉市)の住職も務めました。
現在の静岡県静岡市に生まれた朝比奈宗源は、32歳の時に当時の日本大学宗教専門部を卒業し、京都の妙心寺、鎌倉の円覚寺で修行します。
その後は横濱専門学校(現在の神奈川大学)や駒澤大学で教鞭を執ったのち、1942年には円覚寺住職、1945年には円覚寺派管長になりました。
朝比奈宗源は円覚寺派管長として禅の教えを広く伝える活動に力を入れており、著作も多数発行されるなど著名な禅僧です。
また、得意とする書を生かして、テレビドラマ『水戸黄門』や『大岡越前』の題字を手がけたことでも知られています。
朝比奈宗源の書家としての特徴は?
朝比奈宗源の書家としての特徴は、堂々として風格のある力強い筆文字です。
1本1本の線に生命力が宿るような力強さと気迫は、見る者に強い印象を与えます。
また、技巧に走らず、無心の境地からほとばしるような自由で闊達な表現は朝比奈宗源ならではと言えるでしょう。
禅語や法語などを書いた朝比奈宗源の掛け軸は茶室によく合うことから、茶道の世界を中心に広く求められています。
朝比奈宗源の掛け軸の買取価格は高い?高く売れやすいポイントとは
朝比奈宗源の書や掛け軸には、テレビドラマの題字などで有名なこともあって、人気の高い作品も多いです。
骨董品買取市場でも茶人や骨董品コレクターなどからの需要があり、高く買取してもらえる可能性もあるでしょう。
朝比奈宗源作品の中でも高く買取されやすいのは、やはり有名な禅語や法語が書かれた掛け軸です。
特に、「日々是好日」「無」「喫茶去」などの禅語は茶道の精神とも親和性が高く、茶掛としての需要が高くなりやすいでしょう。
また、「仏心光明の中」や「覚悟」など、朝比奈宗源が説法の中でよく用いた法語も、朝比奈宗源らしい作品として人気になりやすいでしょう。
朝比奈宗源だけでなく、書や掛け軸など骨董品の買取では有名作家の作品ほど買取相場が高くなりやすい傾向があります。
以下のページでは、有名作家の作品など書や掛け軸の買取相場、書や掛け軸を高く売るためのポイントといった買取情報について記載してございます。
また、バイセルでの書や掛け軸の買取実績についても記載してございます。
参考までにぜひご参照ください。
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お申し込みフォームへ朝比奈宗源の有名作品にはどんなものがある?
1本1本の線に生命力が宿るような力強さと、自由さ・闊達さを併せ持つ筆致で人気の朝比奈宗源の書・掛け軸ですが、有名な作品にはどのようなものがあるでしょうか。
世間に広く知られている「題字」と、禅僧が禅語を書いたものとして評価の高い「一行書」に分けて、朝比奈宗源の有名作品について見ていきましょう。
題字
朝比奈宗源の書として最も多くの目に触れているのは、テレビ時代劇の題字でしょう。
具体的な番組名としては、TBSのドラマ番組枠「ナショナル劇場」で放送された、「戦国太平記 真田幸村」「水戸黄門」「大岡越前」があります。
特に「水戸黄門」「大岡越前」は長年にわたって放送されたため、非常に多くの目に触れたことは間違いありません。
番組のオープニングやエンディングで「題字 朝比奈宗源」とクレジットされていたため、朝比奈宗源の書であるという認識も広くあったと考えられます。
一行書
一行書とは、有名な短い禅語をしたためた書・掛け軸作品のことです。
特に「日々是好日」「無」「喫茶去」といった、茶道と思想とも深く結びついた禅語の書・掛け軸は多くの茶会で用いられ、人気が非常に高いです。
そのほかにも、「松樹千年翠」など自然の情景を通じて真理を説く言葉、「平常心是道」「直心是道場」など仏道修行における心持ちを伝える言葉などは人気を集めています。
ここに挙げた言葉でなくとも、朝比奈宗源の作品であれば保存状態などの条件によって高く買取される可能性があります。
お持ちの朝比奈宗源作品の具体的な価値については、ぜひ1度バイセルの無料査定でお確かめください。
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お申し込みフォームへ朝比奈宗源の掛け軸を高価買取してもらうためのポイント
朝比奈宗源の書や掛け軸は、1本1本の線に生命力が宿るような力強い筆致と、禅僧として知名度などから買取市場でも高く評価されています。
では、朝比奈宗源の書や掛け軸を少しでも高く売るためには、どのようなポイントに気をつければ良いでしょうか。
朝比奈宗源作品を含む書や掛け軸の買取において、より高く買取してもらうために知っておきたい3つのポイントをご紹介します。
- 綺麗な状態で保存しておく
- 箱や鑑定書などの付属品を揃えておく
- 入手経路などの来歴を明確にしておく
綺麗な状態で保存しておく
書や掛け軸の買取で、買取価格に大きく関わるのが「保存状態」です。
保存状態の良いもの(制作当時の状態をなるべく保っているもの)は、買取価格が高くなりやすいでしょう。
その一方で、日焼け・シワ・色あせ・虫食いがあるなど、作品の状態が悪ければその分だけ価値は下がってしまいます。
そうならないためにも、直射日光を避ける、飾らない場合は箱に入れて風通しの良い場所で保管するなど、書や掛け軸の状態を保つための工夫をしてあげることが重要です。
箱や鑑定書などの付属品を揃えておく
書や掛け軸を含む骨董品の買取では、箱などの付属品の有無も買取価格に大きく関わってきます。
箱などの付属品は重要なコレクションの一部であると同時に、作者の箱書きがあるなど、本物の証明になってくれることもあります。
そのため、付属品があることで買取市場での信頼性が増し、より高い需要を集めて買取価格が高くなる可能性があるのです。
書や掛け軸の付属品としては、箱、風鎮(ふうちん:掛け軸の下部に吊り下げる重り)や紐(掛け軸を巻く際や吊るす際に使う)、鑑定書などの付属資料があります。
箱や風鎮・紐などの付属品は、汚れていたとしても揃っているだけで買取価格に影響するため、処分せずにとっておきましょう。
また、鑑定書がある場合はやはり買取市場における信頼性につながって買取価格アップにつながる可能性があります。
書や掛け軸本体とともに大切に保管しておいてください。
入手経路などの来歴を明確にしておく
朝比奈宗源の書・掛け軸など価値ある骨董品の査定では、買取市場における作品の信頼性のために「どこで手に入れたか」「いつ購入したか」「誰から譲り受けたか」など購入に至るまでの背景が確認されます。
例えば「業界で信頼されている専門店で購入した」「著名な茶人が所有していた」などの来歴は、作品の価値を判断するうえでも重要な情報になります。
そして、その来歴を証明する書類等があればさらに信憑性が増し、買取市場における信用度が増すことでより高く売れるかもしれません。
入手した経路や時期、過去に所有していた人物といった記録がある場合には、処分せずに大切に保管しておきましょう。
朝比奈宗源作品を売るなら買取実績豊富なバイセルへ
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