【書道具・硯買取】和硯や唐硯の買取相場|高額買取される6つの特徴

書道の道具として知られる硯には、和硯と唐硯があり、骨董品としても価値の高い品物の一つです。
作者や作られた年代によって価値が変わる点も、硯の奥深いポイントだといえるでしょう。
本記事では、和硯・唐硯の違いから、それぞれの買取相場を紹介します。
高額買取される硯の6つの特徴や買取方法も解説しますので、ご自宅で眠っている硯がある方はぜひ確認してみてください。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
硯とは
硯とは、固形の墨を水で磨りおろして墨汁にしたりその墨汁を溜めておいたりする、書道には欠かせない道具の一つです。
習い事や授業などでなじみ深い書道は、古代中国が起源となり、日本に伝えられました。
硯には日本製の「和硯」と中国製の「唐硯」がありますが、一般的に希少性が高いといわれるのは唐硯のほうです。
中国では紀元前206年頃から平板の硯を使用していたことがわかっており、国内では福岡県で紀元前150年頃の日本最古の硯として発見されました。
このように、硯は長い歴史のなかで受け継がれ、骨董品として価値の高いものも存在します。
硯の買取相場
硯の価値が気になり始めたり、買取を検討し始めると、買取相場がいくらくらいなのか気になりますよね。
日本製の「和硯」と中国製の「唐硯」、それぞれの買取相場の一例をご紹介します。
ただし、硯そのものの状態・価値や、依頼する業者、買取方法などの諸条件によって金額が異なるため、参考程度にしてください。
和硯の買取相場
和硯の買取相場は数百円~数万円です。
素材や作者、硯や箱の状態によって買取価格に差が出ます。
唐硯の買取相場
唐硯の買取相場も数百円~数千万円です。
一般的には、和硯よりも唐硯のほうが良質な石材で作られているものが多く、高額で取引される傾向にあります。
ただし、こちらも素材や作者、硯や箱の状態によって買取価格に差が出ます。
※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。
※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。
※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。
実際の硯の買取価格は、硯に詳しいバイセルの無料査定にてお確かめいただけます。
バイセルでは硯の価値をしっかりと見極め、ご納得いただける買取価格をご提示できるよう努力いたします。
査定料・キャンセル料は無料ですので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
高額買取される硯の特徴
硯には素材や生産地ごとにさまざまな種類がありますが、高額買取される特徴というものがあります。
高額買取される硯の6つの特徴は以下のとおりです。
- 希少性が高い(古さ)
- 高額購入した証明書がある
- 人気の高い硯である
- 文化人が所持していた名品である
- 高級素材を使用している
- 保存状態が良い
それぞれ詳しく解説します。
いずれかに当てはまれば、高値がつく可能性がありますので、お手元の硯を照らし合わせながらお読みください。
希少性が高い(古さ)
大量生産され、世の中にたくさん出回っている硯は、誰でも手に入れやすいことから価値が低くなります。
逆から言えば、希少性が高いことが高額買取につながるポイントの一つといえるでしょう。
硯に関する知識がないとその希少性を見極めるのは難しいですが、製造年の古さである程度の判断が可能です。
硯を含む骨董品は、古くに製造されたものほど希少性があるとされ、高額買取の可能性が高まります。
ただし、古いものであれば一様に高値がつくわけではないので、正しい価値は骨董品に詳しい人に聞くのが適切でしょう。
高額購入した証明書がある
硯を高額で購入した場合、その「高額で購入した」ことがわかる証明書があれば、高く買い取ってもらえる可能性があるでしょう。
デパートなどの領収書などでも信用性が高まるケースがあるため、査定の際に用意しておいてください。
ただし、購入価格が高くても、思うような査定額にならないケースがあることは理解しておきましょう。
人気の高い硯である
硯の人気が高ければ高いほど、買取価格に良い影響を与える可能性があります。
硯には日本製の「和硯」と中国製の「唐硯」がありますが、素材や形により人気に差が出るものです。
特に唐硯は、同じ素材でも採掘された場所により価値の高さが変わります。
また、硯の人気は時代によっても左右されるため、数年前に高額買取されたものでも、現在は高値がつくとは限りません。
逆に、以前はそれほど高くなかったものが、現在は高額で取引されているケースもあります。
硯の種類ごとの人気度の変動は、骨董品買取のバイセルが把握しておりますので、お気軽にご相談ください。
文化人が所持していた名品である
文化人が所持していた硯は、高額買取の可能性が高まります。
各方面の文化に精通し、正しい価値判断ができるとされる文化人の手に渡ったということになり、その硯が名品であることが裏付けされるのです。
例えば、明治時代〜昭和初期の政治家である犬養毅は、硯の蒐集家としてよく知られています。
こうした著名人の箱書きや証明書がついている硯であれば、買取価格の大幅アップが期待できるでしょう。
高級素材を使用している
一口に硯といっても、石だけでなく瓦や陶器などさまざまな素材のものがあり、素材を採掘した坑道によっても、硯のランクが異なります。
ランクが高く、高級な素材で作られたものほど高額買取の可能性が高いでしょう。
さらに、高級素材は技術の高い職人が加工を施すため、作品としての質の高さも期待できます。
価値がある硯の素材としては、翡翠や珊瑚、象牙などが挙げられます。
また唐硯の中でも最高級の石材と言われる端渓石(たんけいせき)で作られた硯や、美しい赤黄色の鱔魚黄(ぜんぎょこう)という色味の澄泥硯(ちょうでいけん)と呼ばれる硯も価値が期待できます。
さらに、硯の表面に斑紋(はんもん)と呼ばれるまだら模様、質が高い硯に見られる石瑕(せっか)という傷がある硯も価値が見込めます。
保存状態が良い
硯に限らず、骨董品の保存状態は買取価格に大きく影響します。
良好な環境で保管された硯であれば、買取価格が上がる可能性があります。
硯の買取において、古いもののほうが希少性が高く価値が上がりやすいとはいえ、保存期間が長いほど劣化しやすいでしょう。
硯の保存状態が悪ければ査定評価が下がってしまうため、傷みやカビを防ぐためにも保存環境には注意しておきましょう。
以下の骨董買取専用ページには、バイセルの骨董品の買取実績から買取相場、買取強化中の骨董品、よくある質問など詳しくご紹介しておりますので、参考にご覧ください。

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硯を売る方法
硯を売る方法として、オークションやフリマサイト、買取業者を思い浮かべる人が多いでしょう。
それぞれの買取方法の特徴を解説するので、自分に合った買取方法を決めてみましょう。
オークションやフリマサイト
オークションやフリマサイトで硯を売る場合のメリットは、出品価格を自分で設定できることです。
そのため「自分の希望の価格で売れる」ケースもあります。
しかし、硯に関する知識がないと、本来の価値よりも安く売ってしまう可能性があります。
加えて、オークションやフリマサイトでは、取引までのやり取りや商品の梱包・発送も自らで行う必要があります。
売却するまでに時間と手間がかかる点も留意しておきましょう。
骨董品の買取業者
硯の査定ポイントは細かく、実際には価値の高いものでも正しく判断されなければ、安い買取価格がつけられてしまうこともあります。
骨董品の知識がなければ本来の価値判断は難しいため、適正な価格で売りたい方は、骨董品の買取業者の利用がおすすめです。
骨董品の買取業者は書道具の相場の変動に関しても精通しているため、適切な査定をしてもらえるでしょう。
硯の買取ならバイセルにお任せください
バイセルの買取方法には、次の3つの選択肢があります。
- 出張買取
- 店頭買取
- 宅配買取
それぞれ簡単にご紹介しますので、ご自身に合った方法を探してみてください。
出張買取
出張買取は、スタッフがご自宅に出張して査定をする方法です。
品物が大きい・点数が多い場合や、お近くに買取店がないという場合に便利な買取方法といえます。
品物を買取店まで持ち運ぶ必要がなく、自宅で待っているだけで買取が完了する点が大きなメリットです。
査定の日時調整は必要ですが、査定後はその場で現金を受け取れます。
店頭買取
店頭買取は、硯を直接店舗にお持ち込ちこみいただく買取方法です。
バイセルの場合は事前予約の必要がないため、ショッピングの途中などでも気軽に足を運べます。
店頭買取を利用すれば査定の様子を直接見ることができ、その場ですぐに現金が手に入るのが大きなメリットです。
ただし、品物は自分で運搬する必要があるため、複数売りたい場合や自宅から店舗まで距離があるといった場合にはあまり向かない買取方法と言えるでしょう。
宅配買取
宅配買取は、品物を梱包して送るだけで、査定を受けられる方法です。
査定額に納得いただければ、ご指定の銀行口座へ振り込みとなります。
忙しい方や査定士と顔を合わさずに買取を済ませたい、「現金が手に入るまでに時間がかかっても構わない」という方におすすめの方法です。