50銭銀貨の価値は?種類や買い取りに出す際のポイントを伝授!

2024.03.13

古銭買取 コラム
竜50銭銀貨
50銭銀貨などの古いお金のコレクションをしています。売ったらいくらになりますか?
保存状態と種類、発行年代により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
祖父が集めていた古銭の中に50銭銀貨や旭日五十銭銀貨がありました。価値はありますか?

50銭銀貨とは、新貨条例によって1871年(明治4年)に発行された銀貨を指します。50銭銀貨にもさまざまな種類があり、今では価値の高い50銭銀貨も多く存在します。

時代背景を見ると、明治初期から昭和初期までの間に使われており、現在では市場に流通していないことに加え、状態が良い銀貨も少なくなっています。

本項では、数ある50銭銀貨の種類についてご紹介します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

50銭銀貨の種類

50銭銀貨にはいくつかの種類があります。実際にどのような種類があるのか見ていきましょう。

旭日竜大型50銭銀貨

旭日流大型50銭銀貨とは、1871年(明治4年)に制定された新貨条例によって発行された50銭銀貨です。

発行時期は、1870年(明治3年)から1871年(明治4年)となっています。

表面には竜が、裏面には菊と旭日、そして桐があしらわれています。

旭日竜小型50銭銀貨

旭日竜小型50銭銀貨とは、1872年(明治5年)の条例改正に基づいて発行された50銭銀貨です。

発行時期は1871年(明治4年)のみであり、旭日竜大型50銭銀貨と比べて大きさが少し小さくなっています。

図柄は表裏ともに旭日大型50銭銀貨と同じデザインです。

ただし、小型50銭銀貨は表のデザインによって2種類に分けられます。

一つは「大竜」もう一つは「小竜」と呼ばれ、竜の図の大きさと竜の火炎の棘の本数が異なります。

旭日50銭銀貨

旭日50銭銀貨とは、1906年(明治39年)の条例改正で発行された50銭銀貨です。発行時期は、1906年(明治39年)〜1917年(大正6年)となっています。

銭の真ん中に日輪があり、日輪の周囲には放射状の線があしらわれたデザインになっています。

竜50銭銀貨

竜50銭銀貨

竜50銭銀貨とは、1873年(明治6年)に条例改正で発行された「改正補助銀貨」です。

年号のデザインは、「普通」「中年」「長年」に分かれており、「年」のデザインが微妙に異なっています。

八咫烏50銭銀貨

八咫烏50銭銀貨は、1918年(大正7年)の条例改正の影響で発行された50銭銀貨です。

この頃、銀の価格が高騰し結局回収されてしまった影響で、あまり市場に流通されなかった銀貨になります。

なお、裏面には名前の由来ともなっている八咫烏の絵が描かれています。

鳳凰50銭銀貨

鳳凰50銭銀貨とは1922年(大正11年)の条例改正の影響で発行された50銭銀貨です。

発行時期は、1922年(大正11年)〜1926年(大正15年)、1928年(昭和3年)〜1938年(昭和13年)の期間です。

硬貨の表面には「菊」「銅」「鳳凰」の絵柄が描かれています。

50銭銀貨の買取相場

50銭銀貨は、明治から昭和初期にかけて流通していた銀貨ですが、現在銀貨というものは滅多に見ません。

そのため、現行数や取引数によってはかなりの価値があるかもしれません。それでは50銭銀貨の買取相場についてご紹介します。

旭日竜大型50銭銀貨

旭日竜大型50銭銀貨は発行年によって3種類に分けられ、それぞれ買取価格が異なります。 特に明治4年前期に発行された銀貨は、「本」の字の2画目に特徴があり「跳ね本」と呼ばれ人気があり高い相場で買い取られています。

旭日竜小型50銭銀貨

先述のように、旭日竜小型50銭銀貨が発行されたのは明治4年のみで、「大竜」と「昇竜」の2種類に分かれています。 大竜は竜が大きくデザインされているのが特徴で、希少性があり小竜と比べて買取高価価格が高くなっているい傾向があります。

旭日50銭銀貨

旭日50銭銀貨の相場は、未使用1,000円〜25,000円、並品50円〜600円となっています。数も多く発行されたこともあり、相場を見る限りではそれほど高価な銀貨とは言えないでしょう。

竜50銭銀貨

竜50銭銀貨の相場は、未使用の場合5,000円〜800万円、並品の場合は100円〜60万円となっています。未使用の場合は最高で800万円ほどの価値まで上がっているため、状態次第では高価買取が期待できます。

八咫烏50銭銀貨

八咫烏50銭銀貨の相場は、未使用の場合80万円〜130万円、並品の場合は10万円〜50万円となっています。

八咫烏50銭銀貨は流通した枚数や期間が短いため、レア度も上がります。並品でも安くて10万円が相場となっているため希少性が高い銀貨と言えるでしょう。

鳳凰50銭銀貨

鳳凰50銭銀貨の相場は、未使用で1,000円〜15,000円、並品で0円〜4,000円となっています。相場を見てもそれほど価値が高くない印象があり、状態が悪い銀貨の場合では買い取りが難しい場合もあります。

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買い取りにおける50銭銀貨の状態

50銭銀貨の買い取りの際に、貨幣の状態は大きく関係します。

買取価格に影響を与える銀貨の状態についてわかりやすく解説していきます。

未使用品

50銭銀貨の買い取りの際に未使用品とされるのは、銀貨が製造されたままの状態を保っているものです。

一度使用されたものであっても綺麗な状態が維持されていれば、その限りではありません。

また、製造時の傷も少ないものは「完全未使用品」として高く買い取られます。

美品

50銭銀貨の買い取りで美品とされるのは、使用されたときの細かな傷やわずかな汚れはあるものの、見た目が美しいものです。

一般的に綺麗な状態が保たれていても、1回でも使用されたものは美品や並品と評価されることがほとんどです。

並品

50銭銀貨の並品とは、使用されたときの傷や汚れがあるものです。

普通に流通していた銀貨は、貨幣としての使用に伴う傷や汚れにより大半は並品として買い取られます。

そこで、少しでも美しくしようと銀貨を磨く方がいますが、これはかえって買取価値を下げてしまうため避けましょう。

50銭銀貨のエラー硬貨は高額買取をしてくれる?

50銭銀貨のエラー硬貨は業者にもよりますが、比較的高価で買い取ってくれるところが多いようです。エラー硬貨と言えば、製造ミスで出回っていた硬貨なので価値が半減しそうなイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、エラー硬貨はむしろ希少性が高く、収集家の間では高い値段で取引されることがあります。

影打ち硬貨

影打ち硬貨とは、製造時に一度プレスした硬貨の上に別の硬貨が重なることで発生するエラーです。硬貨の種類によっても変動しますが、影打ちエラーは通常の硬貨よりも10万円ほど高く買い取りされる傾向にあります。

片面打ち硬貨

片面打ち硬貨とは、本来両面に図案や額面が打刻されますが、片面しか打刻されていない硬貨を指します。

片面打ち硬貨のおよその買取価格が5万円〜15万円となっており、比較的高い金額で取引されます。

陰写り硬貨

陰写り硬貨とは、反対面の模様が重なって刻印されている硬貨を指します。近年の買取価格では、5万円程度で取引された例もあるため、高値で買い取りしてもらえる可能性があります。

50銭銀貨を高価買取してもらう方法

50銭銀貨を高価買取してもらう方法

ここからは、旭日五十銭銀貨をはじめとする古銭の買取方法について、詳しくご紹介していきます。

古銭の買取依頼が初めてである場合、買取場所の決め方や、買い取りの出し方で悩んでしまう方もいるかと思います。

また、せっかく買い取りに出すならば、なるべく高価買取してもらえれば嬉しいですよね。

お手持ちの旭日五十銭銀貨を、出来るだけ損しないよう手放すために、以下の点を参考にしてみてください。

  1. 古銭の専門買取業者に依頼する
  2. 古銭を綺麗な状態で保存しておく
  3. 発行枚数が少なく希少性が高ければ価値が上がる

古銭の専門買取業者に依頼する

古銭を買い取りに出す場合、最もおすすめなのは、バイセルに依頼することです。

古銭には、偽物が紛れていたり、実は価値が高くなる細かいポイントがあったりと、素人では見抜けない部分が多数あります。

お手持ちの旭日五十銭銀貨の、適正価値を見定めてもらうためにも、古銭買取のバイセルに依頼するのが最適でしょう。

古銭買取のバイセルには、古銭についての専門知識や、買取経験が豊富な査定士が在籍しています。

また、買取業者の中には、持ち込みの他にも自宅まで査定士が来てくれる、出張買取サービスを行っているところもあります。

古銭を店舗まで運ぶ場合、「複数枚あるから荷物がかさばる」「運んでいる間、古銭に傷がついたらどうしよう」などと、考えてしまうかもしれません。

しかし、出張買取サービスを利用すれば、査定士が自宅まで来て、その場で買取査定を行ってくれます。

女性査定士が在籍している買取業者もあるので、女性の一人暮らしや、ご年配の方でも安心して出張買取サービスを依頼できます。

古銭を綺麗な状態で保存しておく

古銭を綺麗な状態で保存しておく

古銭は、綺麗な状態のほうが高く買い取りしてもらいやすいです。

基本的に、発行当時から手の加えられていない状態が一番好ましいとされています。

歴史のある古銭である以上、経年劣化は免れないかと思いますが、少しでも綺麗な状態を保てるようにしましょう。

古銭の具体的な保存方法として、専用ケースに入れ、しっかり密封しておくことが大切です。

古銭を複数枚お持ちの場合は、コインアルバムを使用すると便利です。

また、古銭はカビ・サビに弱いため、湿気からも守らなければいけません。

更に、古銭は直射日光により、変色も起こりやすいです。

古銭は風通しが良く、光の当たらない場所に保管しておきましょう。

人の手にも塩分や脂分が含まれているので、古銭を取り扱う際は素手ではなく、なるべく手袋を着用してから取り扱うようにしましょう。

発行枚数が少なく希少性が高ければ価値が上がる

古銭は、発行枚数が少ないものは希少性が高いとされ、買取価格が高い傾向にあります。

発行枚数が少ない分、それに比例して現存数も少ないので珍しい種類の古銭となります。

旭日五十銭銀貨の場合、大正3年発行のものが最も発行枚数が少ないため、買取価格が数万円ほどと高くなります。

一方、明治39年の旭日五十銭銀貨は、それほど少なくない発行枚数なのですが、状態の良い現存数が少ないとされています。

古銭は、発行年代以外にも、細かい部分で買取価格が上がったり下がったりするポイントがあるため、まずは古銭の専門知識を持つ査定士が在籍するバイセルへ査定依頼するのがおすすめです。

50銭銀貨の買い取りで気をつけるべきこと

50銭銀貨の買い取りで気をつけるべきこと

旭日五十銭銀貨は、古銭のに詳しいバイセルに依頼することがおすすめとお伝えしました。

バイセルに古銭の買取査定を依頼する際、「やっておいたほうがいいこと」「やらないほうがいいこと」をいくつかご紹介します。

  1. 複数の古銭の専門買取業者で相見積もりをとる
  2. 古銭は汚れていても洗わない
  3. 付属品をつける

複数の古銭の専門買取業者で相見積もりをとる

いざ古銭の専門買取業者に買取査定を依頼するとなったとしても、数ある買取業者から絞っていくのは大変だと思います。

買取業者を厳選する基準の一例として、業者が公開している買取実績や、提供しているサービス内容などで決めるのもよいでしょう。

買取業者の中には、気軽に相談に乗ってくれるところや、買取手数料・キャンセル料も無料なところがあります。

同じ古銭を買取査定に出しても、買取業者によって買取価格が異なる場合があります。

そのため、複数の古銭の専門買取業者で見積もりのみ依頼し、実際に比べてみるのがおすすめです。

自分の基準で買取業者を2、3箇所に絞り、それぞれに見積もりを依頼すれば、買取価格や、サービス内容もある程度把握できるかと思います。

最終的に、見積もりを提示された買取業者の中で、自分が納得できそうなところに買い取りを依頼すれば、なるべく損をせずに済むでしょう。

古銭は汚れていても洗わない

古銭は汚れていても洗わない

古銭は、綺麗な状態のほうが、高く売れる傾向にあるとご紹介しました。

しかし、お手持ちの古銭が汚れていたとしても、洗うことはおすすめしません。

インターネット上などでは、「古銭の洗浄方法」など数多く掲載されていますが、買い取りを少しでも検討されている場合は、洗わないほうが得策でしょう。

古銭を洗うことによって、逆に傷つけてしまったり、一部が欠けてしまったりする場合があります。

古銭は経年劣化していて、ただでさえ、もろくなってしまっている可能性があります。

そのため、古銭の価値を今以上に下げないよう、不用意に触ったりしないほうがよいでしょう。

付属品をつける

古銭を買い取りに出す際、付属品があれば一緒につけておくのが望ましいです。

古銭の付属品には、主に鑑定書や箱などがあります。

古銭の買取査定の際に、鑑定書を一緒に持っていくと、査定時間の短縮につながったり、本物である証明になって査定額が上がったりする場合もあります。

箱から不用意に古銭を出すことも、落としてしまったり、汚してしまったりする要因になりかねません。

箱を綺麗にするのは構いませんが、古銭の価値を下げてしまうリスクがあるため、中身の古銭にはあまり触れないほうがよいでしょう。

古銭を買い取りに出すまでは、付属品も大事に一緒に保管しておきましょう。

50銭銀貨の価値と売るコツまとめ

50銭銀貨の価値と売るコツまとめ

旭日五十銭銀貨は、明治後期より、銀価格上昇の対策で発行された貨幣です。

旭日五十銭銀貨は、発行枚数は多いですが、発行年代によっては高く買い取りに出せるかもしれません。

古銭の買取査定はとても難しく、専門知識のある人に見極めてもらったほうが良いので、古銭のバイセルに依頼をするのがおすすめです。

古銭は、手を加えずに発行当時に近い状態のほうが高価買取に近づくため、洗ったりせず、専用ケースに入れて密閉しておきましょう。