川合玉堂の高価買取のポイント5選を伝授!人物像や代表作についても解説
日本画壇の巨匠・川合玉堂の作品をの査定を業者に依頼する場合、どのような条件であれば高い価値がつくのでしょうか。
「川合玉堂の作品には、どんな特徴があるか」「どこにどんな状態で持っていくと、高く買い取ってもらえそうか」といった気になるポイントにお答えします。
価値相応の価格で買い取ってもらうために、是非参考にしてください。
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お申し込みフォームへ※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
川合玉堂とはどんな人物?
川合玉堂は国指定重要文化財の双屏風の「行く春」や「渡頭春色」、「暮雪」などで有名な明治~昭和の日本画家です。
東京美術学校(東京藝術大学美術部の前身)教授、帝国美術院(現・日本芸術院)会員などを歴任し、1940年に文化勲章を受章しています。
屏風絵などで日本美術界に一大勢力を築いた狩野派や、江戸時代に京都で生まれ近代画壇にも受け継がれた丸山・四条派の画家に師事。
それぞれの流派を融合させながらも、日本の風物詩を写実的に表現した画風で人気を博しました。
国内にとどまらず、ヨーロッパをはじめとした海外でも名声を博しています。
川合玉堂の代表作5選
川合玉堂の代表作と言われる作品の中から、「雪霽」「ひよどり」「湖畔晩晴」「二日月」「彩雨」を取り上げます。
雪霽
白銀の世界の中で雪遊びをしている子ども、雪かきをする人たちの姿などを通して日本の冬の山里の暮らしが描かれた作品。
巧みに墨のぼかしを取り入れた技や、凛とした冬の空気感を伝える描写で人気を集めます。
ひよどり
翼をいっぱいに開いて上空に羽ばたくひよどりの躍動感あふれる姿を描き出した作品。
ひよどりの表情豊かで生き生きとした姿を通して生命力や自然美を表現した作品として、人気が高いです。
湖畔晩晴
山水画の画題「瀟湘八景」になぞり、湖畔の水辺の風景を表現したとされる作品。
晴れやかな夕暮れの空の下で、舟の浮かぶのどかな湖畔の様子が描かれています。
二日月
川合玉堂が30代半ばのころの1907年制作の作品。
夕暮れに染まった空にぽつんと浮かぶ細い二日月、日暮れ前の山川、馬を連れた人々が淡彩や陰影、描線で細やかに表現されています。
彩雨
1940年の「紀元2600年奉祝美術展」出品作。
紅葉に彩られた山野、日本家屋や水車などの風景を通して自然美と山里の人々の暮らしを表現。
雨によってぼんやりとかすむ背景と、紅葉の彩色の際立つ描写で詩情を味わえる作品として人気が高いです。
川合玉堂の高価買取につながるポイント
風景や人々の暮らしを情景的に取り上げた川合玉堂の日本画は中古市場で人気が高まっています。
しかし、以下の点に留意しなければ高価買取につながらなくなるかもしれません。
作品の売却を検討している場合は、以下に注目しましょう。
- 作品自体の価値があるか
- 保存状態が良いか
- 付属品がそろっているか
- 鑑定書があるか
- 実績のある買取業者に依頼しているか
作品自体の価値があるか
まず直筆の作品や版画の原画などは価値が高く、査定額も高価になります。
また、特に人気の高い作品や価値の高い技法を取り入れている作品も高価買取が期待できます。
特に人気の高いケースとしては、富士山や水車が描かれている作品が挙げられます。
ほかに、全体的に彩色のある作品もポイントが高くなるでしょう。
保存状態が良いか
直射日光の当たらない、風通しの良い場所で保管された作品は保存状態が良いため、高価買取につながりやすいです。
反対に、日焼けやキズ、汚れのある作品は査定額が下がる可能性があります。
付属品がそろっているか
作品を収納していた箱や袋、額といった付属品がそろっていれば、査定額はアップします。
業者は作品を買い取った後に絵画愛好者などに売却しますが、その際に作品に額縁が付いていなければ額縁分を負担しなければいけません。
そのため予め額縁の付いている作品は、買取額が高くなります。
また箱や袋には、作品の保管や運搬に役立つというメリットがあります。
鑑定書があるか
作品を収納していた箱や袋、額といった付属品がそろっていれば、査定額はアップします。
業者は作品を買い取った後に絵画愛好者などに売却しますが、その際に作品に額縁が付いていなければ額縁分を負担しなければいけません。
そのため予め額縁の付いている作品は、買取額が高くなります。
また箱や袋には、作品の保管や運搬に役立つというメリットがあります。
実績のある買取業者に依頼しているか
絵画買取の実績のある業者であれば高価な作品の判別力が高いため、適正価格で査定してくれます。
鑑定書がない作品を持って行った場合でも、実績の高い業者なら鑑定から買取まで着実に進めてくれるでしょう。
「不当な価格で買い取られた」というリスクを抑えるためにも、業者選びは慎重に行いましょう。
バイセルは掛け軸や絵画を含め、豊富な骨董品の買い取り実績をあげています。
熟練の査定士が作品の価値をしっかりと判断して買い取りますので、是非ご相談ください。
川合玉堂に関するよくある質問
川合玉堂の買取に関するよくある質問に回答します。
川合玉堂と関係のある骨董作家は誰ですか?
長流画塾の門下生として山内多門、池田輝方、児玉希望、高橋玉淵らがいます。
師匠は望月玉泉と橋本雅邦で、望月玉泉からは14歳の時に「玉舟」の号を与えられ、橋本雅邦からは狩野派的な様式を学びました。
川合玉堂にまつわる有名なエピソードは何ですか?
晩年まで水辺を中心とした漁夫や鵜飼を題材とした作品を多く描き続け、この経験が生命力溢れる躍動感のある作品を生み出す源となりました。
奥多摩への疎開中、毎日欠かさず外に出て自然を写生し、鳥の羽根の枚数や色などの特徴を熱心に観察していたといわれています。
まとめ
豊かな自然美などを繊細な墨線と色彩で表現し、日本画壇に名をはせた川合玉堂の作品には、高い値打ちが期待されます。
ただし価値相応な価格で買い取ってもらうには、適正な業者を選定し状態を保存するなどの条件をクリアすることが重要になります。
鑑定書や付属品のチェックも忘れないようにしましょう。
バイセルでは、掛け軸の買取を行っています。
自宅にある掛け軸の価値が気になる方は、ぜひ無料査定を検討してみてはいかがでしょうか。
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