買取実績

買い取りの経緯

横浜市神奈川区にてお問い合わせいただいたお客様より紅型、中村勇次郎など査定ご依頼をいただきました。

買い取りのポイント

ずっとご自宅にあった紅型、中村勇次郎などのお品はすべて状態が良好でしたので、相応の価格をつけさせていただきました。買取後は、お客様の想いは次のお客様にお繋ぎいたします。

買取商材について

琉球紅型は、鮮やかな色彩と大胆な配色、沖縄の自然や動植物をモチーフにした独自のデザインが特徴です。顔料を用いた染色技法により、色の発色が非常に鮮明で、紫外線にも強く、沖縄の太陽の下でも色褪せにくい点が魅力です。また、模様は緻密さと大胆さを併せ持ち、中国的な豪華さと日本的な優美さが融合しています。着物業界では、琉球王国時代から王族や士族の衣装として重用され、沖縄独自の染色文化を確立しました。戦後は三宗家を中心に復興され、現在は国の伝統的工芸品にも指定されています。中古市場では、手作業による希少性や保存状態、作家の名声によって高値で取引されることが多く、特に古い時代や著名作家の作品は非常に希少とされています。

中村勇二郎は伊勢型紙道具彫の名匠で、1955年に人間国宝に認定されました。彼の作風は、花や菱、扇など多様な形状の刃を用いた「道具彫」による極めて緻密で優美な文様が特徴で、江戸小紋など着物全体に均一で繊細な模様を施します。特に「古代菊」などのモチーフは高貴で品格ある仕上がりを見せ、着物の品位を高めています。着物業界では伊勢型紙の伝統技術を継承・発展させ、後進の育成にも尽力しました。中古市場では流通量が少なく、状態や証紙の有無によっては高額で取引される希少な作家です。