本塩沢の買取をしてもらう際に知っておきたいこと5選

2024.06.24

着物買取 コラム
本塩沢の買取をしてもらう際に知っておきたいこと5選
本塩沢を買取してほしいです。いくらになりますか?
着物の状態と、証紙の有無などにより価格は変わりますので、まずは一度お電話・メールよりお問い合わせください。
あまり着ていない本塩沢があります。価値はつきますか?

本塩沢を買取してもらう際に、「本塩沢の価値や特徴を知りたい」「本塩沢の相場や買い取ってもらうための方法を知りたい」と思う方もいることでしょう。

今回は、本塩沢を買い取ってもらう際に知っておきたい5つのことや買取相場についてご紹介していきます。

本記事を本塩沢の買取をしてもらう注意点として参考にしてみてください。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

本塩沢とはどんなものか

本塩沢とはどんなものか

いきなり査定に出してしまう前に、まずは本塩沢がどんな着物なのかを知っておきましょう。

歴史や価値を把握すれば、悪徳業者に安値で買い叩かれる事態を防ぐことができますので、是非とも読んでみてください。

本塩沢の起源

本塩沢とは、新潟県魚沼市塩沢を中心に生産されている絹織物です。

塩沢地方は織物が盛んで、本塩沢の他にも塩沢紬・夏塩沢・越後上布などの絹織物でも有名な地域です。

本塩沢の起源は奈良時代まで遡り、原型である麻の越後上布が正倉院に保存されていることから、かなり歴史がある織物であることが分かります。

この越後上布の織技法を応用して、本塩沢や塩沢紬などが誕生したとも言われています。

麻は乾燥すると繊維が偏りやすくヨレが生じやすいため、雪が多い新潟県では生産されるのに最適な環境だったのです。

本塩沢は最初は麻織物から始まりましたが、需要の低下とともに絹で製造されるようになり、現在では絹織物として有名になっています。

本塩沢の歴史

本塩沢の歴史

江戸時代の中期に絹織物として製造されるようになってからは、後述するシボの技術が生み出されたことにより、品質の高さと見た目の美しさが好評価になります。

江戸幕府の第11代将軍である徳川家斉が好んで着用したとも言われており、やがて「塩沢お召(塩沢御召)」という名称がつくようになります。

「お召(お召し物の意)」という表現から、本塩沢が高級織物であることが伺えますね。

新潟県付近は冬には豪雪地帯となるため、町民は冬季では機織によって貴重な収入を得ていました。

原料となる繭は生産が盛んな群馬県付近から手に入れることができたため、徐々に本塩沢の生産量も増えていきます。

明治から大正時代にかけて生産量はピークを迎えますが、戦時中は贅沢品とされたので生産が制限され、需要も低下していきました。

1976年には通商産業省(現在の経済産業省)から伝統工芸品に指定され、今なお高い人気を誇る着物であるものの、職人の数が減少傾向にあるため生産量が少なく希少性が高いです。

本塩沢の3つの特徴

本塩沢の3つの特徴

本塩沢の歴史が分かったところで、次は特徴について見ていきましょう。

本塩沢が着物市場で高い人気がある理由がお分かりいただけると思います。

「シボ」と「シャリ感」が特徴的

先染めした生糸に強い撚(よ)りをかけた強撚糸(きょうねんし)を用いて織ります。

一般的な生糸の緯糸(よこいと)には700回前後の撚りがかけられますが、本塩沢では約2,000回にもなります。

撚ることに手間暇がかかりますが、その分糸が丈夫になり、柔らかな手触りが生まれます。

強撚糸で丁寧に生地を織った後、湯もみすることで生地表面にシボ(シワのこと)という独特な波状の凹凸ができます。

シャリ感と呼ばれる細かな縮緬(ちりめん)が着物の全体に生まれるので、見た目が涼しげで着ると爽やかな印象を抱きます。

他の着物にはないシボやシャリ感が、見た目の美しさや利便性の良さから人気を博しています。

着心地が良い

シボの凹凸によりサラリとした肌触りがあるため、汗をかいても肌に張りつかず、梅雨から夏向けの着物として用いられます。

絹織物ですが薄手に作られているため単衣(ひとえ)で着ることが可能で、1枚サラッと着てカジュアルにまとめるのが上手に着こなすコツです。

夏のちょっとしたお出掛けに最適な着物ですので、着物愛好家から重宝されています。

繊細な模様がある

繊細な模様がある

無地・格子・縞・十字などシンプルな絣(かすり)模様が特徴です。

絣とは模様をかすったように見えることからその名がつき、くくって染め残された糸の白い部分を用いて描かれる模様のことです。

模様の完成図をイメージしながら糸をくくって染めたり、白い糸を微調整しながら織ったりしなくてはならないので、繊細な高い技術力が必要になります。

また亀甲絣も人気の高い柄であり、吉祥文様のため格式高く優美な雰囲気が醸し出されます。

落ち着いた色味で誰でも着やすい

戦前は男性用の衣類として広く着用されていたため、地色は藍・茶・黒・白の濃淡が多く伝統的とされていました。

現在では女性からも高い支持を集めているので、赤系統の色もふんだんに用いられています。

落ち着いたデザインでどんな帯の柄にも合わせやすいため、着物好きなら持っていて損はない逸品です。

大人な雰囲気を出したい若い方も、淑やかな装いが好きなお年を召された方も、年齢を問わず着用しやすいので幅広い層から人気があります。

友人と遊びに出かける時にはカジュアルに装えますし、絹織物ですので無地に素朴な柄の帯を使えば少々畏まったシーンでも着られます。

汎用性の高さも人気の1つに考えられるので、着物ファンであれば是非とも手にしておきたいですね。

本塩沢の買取相場とは?

本塩沢の買取相場とは?

本塩沢の着物の買取相場は、近年の着物買取市場での買取例では、高いもので30,000円前後です。

本物の本塩沢であることの証明になる証紙がついていれば、より高額で買取してもらえる可能性は上がるでしょう。

反対に、証紙が無ければ買取価格が下がってしまう可能性があります。

着物の保管の際には、証紙を失くさないように大切に保管しておきましょう。

今回ご紹介した買取相場はあくまでも相場ですので、お持ちの着物の正確な価値が知りたい場合には、まずは着物買取の実績豊富なバイセルの査定に出してみましょう。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

※お買取相場の価格は未開封の未使用品を想定しています。お品物の状態によって価格が大きく変わる場合がございますのでご了承ください。

本塩沢を売るためのコツ5選

本塩沢を売るためのコツ5選

上記の特徴の項目で紹介したように、本塩沢は着物愛好家から高い人気を得ている着物です。

着る機会がないからと不用意に捨ててしまうのは本当にもったいないので、処分したいなら売りに出すことを強くおすすめします。

本塩沢を売る前に知っておきたいポイントを5つ紹介しますので、事前に把握しておきましょう。

1.着物の経験豊富な査定士に査定してもらう

着物の査定ポイントは、他の衣類と同様に「製造メーカーはどこか」「製造時期はいつか」「シワや汚れはどれくらいあるのか」もあります。

ですが、着物に特化したものとして「有名作家の作品か」「着物の有名産地で生産されたのか」「証紙(後述します)はついているのか」などのポイントも見ないと、着物の本来の価値は見抜きにくいです。

「着物にどんな素材が使われているか」「職員の計算された精巧な技術力が用いられているのか」などの項目は、着物の専門知識がないとしっかり査定しづらいので、着物に詳しいバイセルで査定をご検討ください。

着物の価値に見合った買取価格をつけて欲しいなら、着物に詳しいバイセルにぜひご依頼をお待ちしております。

2.証紙を用意する

証紙とは「その着物が本物である証明書」のことです。

反物から着物を作り出したときに余った布の切れ端に取り付けられることが多く、新品購入時にはついているはずです。

「塩沢織物工業協同組合」「組合員之証」「経済産業大臣指定伝統工芸品」の証紙など、本塩沢にはいくつもの証紙がついてきます。

証紙は国や組合から本物であると証言されているようなものですので、証紙の数が多くあればあるほど、着物に対する信頼と信憑性は高まるため買取価格の低下を防げます。

お持ちの本塩沢に証紙がついているか、どんな証紙がついているかを確認しておきましょう。

3.良い保存状態で査定に出す

3.良い保存状態で査定に出す

着物は新品に近ければ近いほど中古市場での需要が高いので、その分買取の可能性も高まります。

着物は長期間しまっておくと、シミ・カビ・黄ばみ・シワ・虫食い跡などができる恐れがありますので、売りたいと思った今が1番綺麗な状態であると言えるでしょう。

保存状態が良い着物であれば高額で買い取ってもらえるかもしれませんので、今以上に価値を落とさないためにも早めに査定に出しましょう。

4.やまだ織製は高値で買い取られる可能性あり

本塩沢の中でも、特に「やまだ織」という会社で製造されたものは買取してもらえる可能性が高いでしょう。

やまだ織は新潟県南魚沼市塩沢にある織元で、1913年創業の老舗です。

やまだ織のオリジナルブランド「雪の中のきれ」は1980年に開催された全国伝統工芸品展で総理大臣賞を受賞し、また平成天皇皇后両陛下ご成婚のお祝い品として「本場塩沢絣」を献上するほどの実力がある会社です。

塩沢織物の名店ですので、綺麗な状態の着物であれば買取される可能性があります。

5.亀甲絣の亀甲の単位を把握する

もし亀甲絣の本塩沢をお持ちであれば、亀甲の単位を調べておきましょう。

「100亀甲」「120亀甲」「150亀甲」など、数字が大きければ大きいほど亀甲が多く表現されている証になります。

多く表現されるほど亀甲の1つあたりの模様が小さく、また糸の密度が高いことが分かります。

それだけ職人の高い技術力が必要となりますので、亀甲の単位が大きければ高額で買い取ってくれる望みがあるでしょう。

出張買取サービスを利用するならバイセル

出張買取サービスを利用するならバイセル

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決済コールとは、契約前に弊社のコンプライアンス部門からお客様に対して「満足して買取していただけているのか」「査定士の対応に不満はないか」などを電話で確認させていただくバイセル独自のサービスです。

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本塩沢の買取をしてもらう際に知っておきたいまとめ

本塩沢の買取をしてもらう際に知っておきたいまとめ

本塩沢は美しい芸術性があり、職人が丹念に製造した逸品ですので、大変需要と価値がある着物です。

本物の本塩沢であれば、買取業者に買い取ってもらえる可能性が充分にありますので、安易に捨てないようにしてください。

また、本塩沢の相場や売るための方法を把握しておきましょう。

悪徳業者に買い叩かれる心配をなくし、信頼できる買取業者にスムーズに売れるように準備しておくことが大切です。

最低限、着物の状態と証紙の確認は怠らないようにし、有意義に売却しましょう。

まとめ

まとめ

先人の知恵が生んだシボの実用性や見た目の爽やかさ、誰でも着こなせるシンプルなデザイン性や絹織物であるという箔などが相まって、中古着物市場で高い人気を誇る本塩沢。

もう着る機会がないからといって一思いに捨ててしまうには、余りにももったいない着物です。

着てみたいと思う着物愛好家はたくさんいますので、次の人にも楽しく着てもらうようにするためにも、買い取ってもらうという手段を考えてみてください。

希少性の高い着物ですので、余程ひどい状態でない限り買い取ってもらえる可能性は高いです。

着物に詳しいバイセルへの査定をご利用さい。