掛け軸買取の鑑定方法は?高額で売れる価値の高い作品の見分け方を解説
「掛け軸を売りたいときはどうすればいいの?」
「掛け軸の鑑定ポイントを知りたい」
このような疑問をお持ちの方もいるでしょう。
掛け軸の売却を検討している場合は、鑑定業者に依頼して査定してもらうのが一般的です。
鑑定方法やチェックポイントは業者によって異なるため、自分が納得できるところに依頼できると失敗するリスクを防げます。
そこで本記事では、掛け軸を鑑定する際のポイントや買取業者を選ぶポイントを解説します。
掛け軸の売却をお考えの方は、ぜひ最後までお読みください。
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掛け軸を売りたいときはどうすればいい?
掛け軸を売る際は、一般的に以下の流れをたどります。
1.掛け軸を専門家に鑑定してもらい価値を把握しておく
2.複数の買取業者に査定を依頼する
3.納得のいく査定額を提示した業者と交渉する
4.契約書を交わす
掛け軸は作品の内容や状態によって、価値が大きく異なります。
素人が判断するのは難しいので、専門家に見てもらうようにしましょう。
具体的な高額査定のポイントは、本記事の高額で売れる作品とは?掛け軸の価値を決める要素で解説しています。
価値がわかったら、買取業者に査定を依頼します。
査定に出す際は、複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。
買取価格が高いところを選ぶのはもちろん「手数料がかからない」「スタッフの対応が丁寧」などもチェックしましょう。
上記を総合的に評価して納得のいく業者と交渉、合意後に契約書を交わして買取をしてもらいます。
なおバイセルでは骨董品に詳しい査定士がご自宅の掛け軸を査定するため、専門家に依頼する工程とまとめて実施できます。
出張料・査定料・キャンセル料などの各種手数料もかかりません。
〜60万円での買取実績がございますので、一度お気軽にお問い合わせください。
.高額で売れる作品とは?掛け軸の価値を決める要素
掛け軸の価値を決める要素は、主に以下の5つです。
- 作品の内容
- 作品の状態
- 制作年代
- 希少性
- 鑑定書
1つずつポイントを解説します。
作品の内容
掛け軸は作品の内容によって価値が異なり、主に以下のジャンルに分けられています。
- 山水画
- 神仏画
- 花鳥画
- 水墨画
- 美人画
- 風景画
- 静物画
特に高値がつきやすいジャンルは、山水画や花鳥画などです。
また単色よりも色彩豊かな作品の方が、価値が高い傾向にあります。
また、作者が有名かどうかも重要なポイントです。
人気作者の掛け軸はコレクターが多いため、高値でもほしいという人も存在します。
日本の画家の場合は、円山応挙(まるやまおうきょ)や良寛(りょうかん)などが有名です。
作品の状態
作品の状態の良さは、買取価格に大きく影響します。
状態が良い掛け軸は買取業者のメンテナンスの手間を省けるため、高値がつきやすいです。
状態の良い作品と判断されるポイントは、主に以下のとおりです。
- 破れや汚れがないか
- 変色やシミがないか
- 修復不可能な状態ではないか
お手持ちの掛け軸をぜひ確認してみてください。
制作年代
掛け軸の制作年も査定額に関わるポイントです。
作成年が1500年代と1800年代の掛け軸があった場合、1500年代のほうが価値が高いです。
その理由は日本の歴史が関係しています。
掛け軸はもともと中国のもので、日本に伝わったのは飛鳥時代です。
当時の掛け軸はお寺に置かれる仏画が中心で、鑑賞用の絵画ではありませんでした。
現代のような観賞用の掛け軸が誕生したのは鎌倉時代末期です。
年代が古い掛け軸は作品数自体が非常に少ないため、高価買取につながります。
希少性
希少価値が高い掛け軸は欲しい人も多く、高値で取引されます。
特に市場に出回っていない掛け軸はレアなので、どんどん価値が上がっていきます。
「作成年代が古い」「現存数が少ない」などの掛け軸は、希少価値が高いです。
ただし希少価値が高いかどうかは、一般人には判断できません。
お手持ちの掛け軸が該当するかどうかを正確に判断するなら、査定士に鑑定を依頼するのがおすすめです。
鑑定書
鑑定書の有無は、掛け軸の価値を左右します。
鑑定書がないと本物であるという証拠が弱くなるため、適正な価格がつけられない可能性があります。
鑑定書がない場合は、落款(制作者のサインや印)の有無で判断も可能です。
しかし最近は有名画家の作品は、偽物でも落款が入っているケースが存在するため、確実な証拠にはなりません。
やはり鑑定書があるのが一番なので、ご自宅に保管していないかを確認してみてください。
なお鑑定書は、書面で付属されているケースと箱の蓋裏に貼られているケースがあります。
掛け軸の鑑定方法
掛け軸の鑑定方法は、主に以下の3つです。
- 目視鑑定
- 科学鑑定
- 文書鑑定
1つずつ鑑定のポイントを解説します。
目視鑑定
目視鑑定は、専門家が作品を直接確認して、本物かどうかや状態などを判断する方法です。
目視鑑定は査定士によって金額が異なる可能性があるため、実績豊富で信頼できる人に依頼しましょう。
バイセルでは、骨董品の査定実績が豊富な査定士が全国に在籍しています。
「作者がわからない」「状態が悪い」という掛け軸でも鑑定できるケースがあるため、ぜひ査定をご検討ください。
お手持ちの掛け軸をきちんと鑑定し、適正価格をご提示いたします。
科学鑑定
科学鑑定は、X線や赤外線などを使って、作品の内部構造や顔料などを分析します。
科学の力で客観的に鑑定、判断ができるため、買取業者によって大きく価格が分かれる可能性が低い点がメリットです。
ただしX線や赤外線を使用する分、手数料がかかる買取業者も存在します。
文書鑑定
文書鑑定は、作品に記載されている落款や印章などの文字を分析して判断する手法です。
文書鑑定は「調べたい文字」と「対照する文字」が同じである点が重要です。
同じ文字がない場合は、「れ」や「わ」のように書き方が似ている文字で判断します。
しかし精度が下がるため、適正価格が表示できない可能性があります。
文書鑑定を行う際は「調べたい文字」と「対照する文字」に同じものがあるかチェックしてみてください。
掛け軸の鑑定業者を選ぶポイント
掛け軸の鑑定業者を選ぶポイントは、以下の4つです。
- 豊富な経験と実績のある業者を選ぶ
- 複数の業者に査定してもらう
- 鑑定料や査定期間を事前に確認する
- 信頼できる業者を選ぶ
ポイントを押さえて、100円でも高く掛け軸を買取ってもらいましょう。
豊富な経験と実績のある業者を選ぶ
少しでも高く買取ってもらうなら、豊富な経験と実績のある業者を選ぶのがポイントです。
鑑定実績が少ないとノウハウや査定の知見が浅ため、適正価格を提示してもらえない可能性があります。
各買取業者のホームページには買取実績や具体的な金額が記載されているので、ぜひ確認してみてください。
複数の業者に査定してもらう
業者によって鑑定額が異なるため、売却を検討している方は必ず複数の業者に査定してもらい、見積もりを比較しましょう。
査定額の高さだけでなく、以下のポイントも踏まえて判断すると「この業者に依頼しなければよかった」という事態を防げます。
- 出張料や鑑定料などの手数料がかからない
- 買取方法の種類が多い
- スタッフが丁寧に対応してくれる
総合的にチェックして、納得できる業者に依頼するのがおすすめです。
鑑定料や査定期間を事前に確認する
買取業者によって、鑑定にかかる手数料や査定期間が異なります。
手数料がかかる業者を選ぶと、せっかく高額査定がついても手元に残るお金が少なくなってしまうため、注意が必要です。
また早く手元にお金がほしい場合は、即日査定をしてくれる業者や鑑定方法を選びましょう。
依頼する前に鑑定料の有無や査定期間を確認し、ご自身に合う業者を選んでみてください。
信頼できる業者を選ぶ
残念ながら鑑定書を偽造したり、嘘の査定額を提示したりする買取業者は存在します。
悪徳業者に依頼して後悔しないためには、信頼できる業者を選ぶのがポイントです。
信頼できる業者の共通点は、主に以下のとおりです。
- ホームページなどで実績を具体的に紹介している
- 口コミが良い
- 問い合わせに真摯に対応してくれる
自分の目で確認して、信頼できると判断した業者に依頼しましょう。
まとめ
掛け軸は、作品の内容や状態などによって価値が決まります。
また買取業者によっても査定額が異なるため、実績が豊富で信頼できるところに依頼すると安心です。
失敗しない買取業者の選び方は、本記事の掛け軸の鑑定業者を選ぶポイントをぜひ読み返してみてください。
しかし買取業者は全国に多数存在するため、「どこに依頼すれば良いかわからない」とお悩みの方もいるでしょう。
買取業者の選定でお悩みなら、ぜひバイセルにお任せください。
バイセルでは骨董品に詳しい査定士が掛け軸を査定いたします。
出張料・査定料・キャンセル料などの各種手数料は不要で、余計な費用もかかりません。
「まずは査定だけ」というご利用もできるため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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