買取実績

買い取りの経緯

知多市よりご連絡いただいたお客様から刀装具などのお品の査定をご依頼いただきました。

買い取りのポイント

売却検討とのことで拝見した刀装具などのお品はとても良い保存状態で、所有されていた頃から丁寧に取扱いされていた状況がうかがえました。有意義な時間をご一緒できましたこと、心より御礼申し上げます。

買取商材について

刀装具は、日本刀の外装部分を構成する金具や装飾品で、代表的なものに鍔（つば）、縁頭（ふちがしら）、目貫（めぬき）、小柄（こづか）、笄（こうがい）などがあります。これらは刀の実用性を高めるだけでなく、所有者の美意識や身分を示すために精緻な彫刻や意匠が施されるのが特徴です。特に江戸時代以降は、刀装具が美術品として発展し、縁起や家紋、自然や動物など多彩な図柄が用いられました。

中古骨董市場では、刀装具は製作年代や作者、素材、意匠の希少性によって評価が大きく異なります。著名な金工師の作や三所物など揃いの品は特に高値で取引され、保存状態や由来が明確なものほど希少性が高まります。一方、量産品や状態の悪いものは比較的安価ですが、全体として日本刀文化への関心の高まりとともに、刀装具は安定した資産価値と希少性を維持しています。