買取実績

買い取りの経緯

武蔵野市にお住まいのお客様より読谷山花織、本場結城紬などを査定させていただきました。

買い取りのポイント

売却検討とのことで拝見した読谷山花織、本場結城紬などのお品は極めて良好なコンディションが保たれており、以前から大切に管理されていたことが感じられました。有意義な時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。

買取商材について

読谷山花織は沖縄・読谷村発祥の伝統織物で、先染めした絹や綿糸を用い、花や幾何学模様を織り込むのが特徴です。代表的な図柄には「銭花」「扇花」「風車花」などがあり、それぞれ裕福・子孫繁栄・長寿の願いが込められています。全工程を一人の織り手が手作業で行い、経浮花織や緯浮花織、手花織など高度な技術が要求されます。琉球王朝時代には王族や村民のみが着用できた希少な織物で、戦後一時途絶えたものの復興が果たされ、沖縄県指定無形文化財・伝統的工芸品にも認定されています。生産量が極めて少なく、中古市場でも希少価値が高く高額で取引されています。

本場結城紬は、真綿から手で紡いだ無撚糸を用い、全工程を熟練の職人が手作業で仕上げる最高級の絹織物です。ふっくらと軽く、保温性に優れた柔らかな風合いと、緻密な絣模様が特徴で、着るほどに体になじむ極上の着心地を誇ります。奈良時代から続く歴史と伝統を持ち、昭和31年には国の重要無形文化財、2010年にはユネスコ無形文化遺産にも登録され、着物業界では「紬の王様」として高く評価されています。生産量が極めて少なく、中古市場でも希少性が高く高値で取引されています。