【岩手県編】着物の買取なら持ち込みが良い?着物買取事情をご紹介!

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岩手県内で着物を買い取ってくれる業者をお探しの方で、お近くの中古品買取店へ持ち込もうと考えている方はいませんか?
慎重に選んだ売却先であれば良いのですが、近いだけの理由で売却先を選んでしまうと損をしてしまったという結果になり兼ねません。
今回の記事では、持ち込み買取のポイントから、持ち込み買取以外にどのような買取方法があるのかご紹介します。
岩手県で着物を持ち込める店舗は?
岩手県には、着物の買取を行っているリサイクルショップや呉服店などが20店舗ほどあります。
買取店は盛岡市・北上市などの都市圏に多く、ほとんどが鉄道沿線や幹線道路沿いに分布しています。
盛岡市や北上市などの都市圏にお住まいの人ならアクセスしやすい場所に買取店があるかもしれません。
ただし、岩手県の広さを考えれば店舗数は多くありません。
郊外にお住まいの人にとっては、近くに店舗がなく、着物を持って遠い距離を運ばなければならないという場合もあるでしょう。
以下に持ち込み買取のメリット・デメリットや、持ち込み買取以外に岩手県で利用できる着物の買取方法についてご紹介しますので、ぜひご一読ください。
持ち込み買取はデメリットが多い

持ち込み買取は、売りたい着物を店頭に持ち込めばその場で査定・買取してもらえる、手軽な買取方法です。
しかし、持ち込み買取にはデメリットもありますので注意が必要です。
ここでは、注意したい持ち込み買取のデメリットについてまとめました。
着物専門の査定スタッフが在籍していない可能性がある
岩手県内で着物の持ち込み買取に対応している店舗の多くは、総合リサイクルショップや質屋です。
これらの「着物専門でない」買取店の場合、着物の買取に対応していながら、着物を専門とする査定スタッフが店舗に在籍していない場合も多いです。
売りたい着物が価値の高いものだったとしても、着物を専門としないスタッフに査定をされたのでは、不当に安い価格で買取されてしまう可能性があります。
お持ちの着物を、本来の価値を反映した価格で買取してもらいたいなら、必ず押さえておきたい注意点です。
高級な着物でも重さだけで価値を決められる場合も多い
「着物専門でない」買取店の中には、着物1枚1枚の価値を考慮に入れず、着物の重さのみに従って買取価格を決定する従量制をとる店舗もあります。
極端な話をすれば、ノーブランドの合成繊維の着物も人間国宝の作品も、重さが同じであれば同じ買取価格になってしまうのです。
「金額は気にしないから、とにかく手軽に売りたい」という場合以外は、ぜひとも注意しておきたいポイントです。
店舗まで重い着物を持ち運ぶのが大変
岩手県で着物の持ち込み買取に対応している店舗は、盛岡市や北上市などの都市圏に集中しています。
郊外にお住まいの人が着物の持ち込み買取を利用しようとなると、かなり遠い店舗まで着物を持ち運ばなければならない場合も考えられます。
着物は種類にもよりますが、1点あたりが約1kgと重いです。
売りたい着物が多い場合、遠くの店舗までご自身で運ぶのは大変な労力でしょう。
その上、買取不可となってしまえば再び長い距離を持ち帰らなければなりません。
着物は専門業者で買取してもらうことがおすすめ

「着物専門でない」店舗の買取では、お持ちの着物の適正な価値を見極めてもらえない可能性があるため、注意が必要でした。
その点、着物を専門とする買取店であれば着物の専門知識を持った鑑定士がいますから、着物1点1点の価値をしっかりと見てもらうことができるでしょう。
着物1点1点について査定内容を説明してもらえれば、買取価格に対する納得感も違ってくるはずです。
また、着物専門の買取店であれば、買い取った着物を店頭で販売するだけでなく、着物レンタル業者に販売するなどの中古着物に特化した販路を持っています。
そのため買い取った着物が不良在庫になってしまうリスクが少なく、買取価格も比較的高く設定することができます。
買取内容を考えると、やはり着物専門の買取店を利用するのがおすすめです。
一方で、岩手県内に着物専門の買取店は少なく、持ち込みの手間という点ではむしろ大きくなってしまうという弱点があります。
そこで利用を考えたいのが、着物専門の買取業者による出張買取サービスです。
出張買取サービスを利用しよう

出張買取とは、買取業者の査定員が利用者の自宅等まで来て査定・買取を行ってくれるサービスのことです。
着物専門の大手買取業者の中には、岩手県内全域への出張買取に対応している業者もあります。
ここでは、出張買取サービスの特徴についてご紹介します。
自宅にいながら着物を買取してもらえる
出張買取サービスの最大の特徴は、「自宅にいながら着物を買取してもらえる」という点です。
大量の着物を売りたい場合にも、重い着物を持ち運ぶ必要はありません。
買取内容に納得できればその場で現金化してもらえる場合が多く、売った着物もそのまま持ち帰ってもらえるため、自宅から1歩も出ることなく買取を終えることができます。
大量の着物を売りたい場合には、特におすすめの買取方法です。
査定員が目の前で査定してくれる
出張買取では査定員が利用者の自宅等まで来て査定・買取しますから、査定は利用者の目の前で行われます。
利用者は査定内容について詳しく質問することができるため、査定内容への納得感も増すでしょう。
また、査定時には査定員の振る舞いや着物の扱い方などを見ることもできます。
買取価格以外の面からも、安心して任せられる業者かどうかを見極めることができるでしょう。
その場で追加での査定にも対応
「せっかく査定員が来ているのなら、あれもこれも査定してもらおう」という気持ちになるのは、買取の場面においてよくある話です。
ところが、持ち込み買取では追加で査定を依頼したい品物を思い出したとしても、1度自宅まで取りに戻らなければなりません。
買取店が自宅から遠い場合には大変な手間になってしまいます。
出張買取では査定が利用者の自宅等で行われますから、追加で査定してもらいたいものがあれば、いくらでも見てもらうことができるのです。
着物を高く買取してもらうためのポイント

着物を少しでも高く買取してもらうためには、どのような点に注意すれば良いでしょうか。
着物の買取の際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
簡単なお手入れをしておく
着物の買取において、買取価格を大きく左右するのが着物の保存状態です。
着物の代表的な素材である絹は湿気に弱いですから、カビや虫食いが発生しないよう、保管時の湿気対策には特に気を使っておく必要があります。
着物の保管場所にはなるべく湿気の少ない場所を選び、除湿剤や防虫剤も必要に応じて使うと良いでしょう。
また、年に2~3回程度は保管場所から出して虫干しをするといったお手入れをしてあげることで、着物の保存状態を保つことができます。
証紙などの付属品も一緒に査定に出す
伝統工芸品や有名産地ものの着物を新品で購入した場合には、組合等が発行した証紙が付けられていることが多いです。
この証紙を査定時に着物と一緒に提示することで、お持ちの着物が伝統工芸品や有名産地ものであることを証明することができます。
お持ちの着物の価値を適正に判断してもらうための大きな助けになるでしょう。
証紙は着物とは別に端切れなどに貼り付けてあることが多いですから、捨ててしまわずに大切に保管しておくようにしてください。
また、作家ものの着物であれば作者の落款が付いていることがありますが、落款も査定時には忘れずに提示するようにしましょう。
複数の買取業者で相見積もりを取る
着物専門の買取業者とは言っても、着物の査定額には多少の差が出ることがあります。
そこで、少しでも高く買取してもらいたいと考えるなら、複数の買取業者の査定内容を見比べることが有効です。
その中で最も高値をつけてくれた業者、あるいは最も対応の良かった業者を選ぶことができます。
その際、出張買取サービスを利用すれば、自宅にいながら複数業者の相見積もりを取ることができます。
査定料やキャンセル料といった手数料を無料にしている業者を選べば、無駄な出費を抑えることもできます。
査定対象となる着物の種類
着物買取に関するQ&Aまとめ

着物の買取は、特に初めての人にとっては分からないことも多いでしょうから、疑問点が出てくるのは当然のこととも言えます。
ここでは、着物買取でよくある質問をご紹介し、解説します。
着物の査定だけでもしてもらえる?
買取に出すかどうか迷っている着物があって、まずは査定だけしてもらいたいというのはよくあることです。
着物専門の買取業者の多くでは、買取を前提としない査定だけのサービスも行っています。
「まずは査定だけ」という場合にも、気軽に利用して良さそうです。
着物専門の大手買取業者なら問い合わせ専門の窓口を備えていることも多いです。
まずは気軽に問い合わせてみましょう。
帯や和装小物なども査定してもらえる?
着物専門の買取業者の中には、着物のほかに帯や、帯留め・草履・バッグといった和装小物の買取に対応している業者も多いです。
着物に合わせて買った帯や和装小物があるなら、まとめて査定に出してしまうのも1つの手かもしれません。
気になる買取業者があれば、帯や和装小物の買取も行っているか確認してみましょう。
買取対象外になりやすい着物の特徴は?
シミや汚れが大きい、ひどい色褪せがあるなど、保存状態が極端に悪い着物は買取をしてもらえない場合があります。
目に見える汚れはなくとも、タバコ・香水・カビなどの臭いが強い着物も買取してもらえないケースは多いようです。
ただし、買取可否の基準は業者によって異なるため、買取を諦める前に複数の業者に問い合わせてみても良いでしょう。
また、喪服は買取市場でのニーズが低いため、ブランド品などでなければ買取してもらえない場合もあるようです。
大量の着物でも査定に出して良い?
着物専門の買取業者であれば、「量が多いから査定を断る」ということは基本的にありません。
特に出張買取をするにはガソリン代などのコストがかかりますから、1度に大量の着物を査定できれば助かるというのが、買取業者の本音ではないでしょうか。
大量の着物を査定に出したい場合も、遠慮する必要は全くありません。
岩手県の出張買取対応エリア
岩手県の出張買取はバイセルがおすすめです。
全国で着物の出張買取を行っており、買取の経験が豊富です。
査定員の対応やアフターフォローが充実しているので、安心して利用できるのも強みの一つです。
岩手県での対応可能エリアは下記の通りです。
※一部時期などにより、出張対応が不可となるエリアもありますが、その場合は宅配買取などで対応しております。
大船渡市・盛岡市・一関市・奥州市・遠野市・北上市・花巻市・二戸市・陸前高田市・久慈市・滝沢市・宮古市・八幡平市・釜石市
九戸郡洋野町・岩手郡葛巻町・岩手郡滝沢村・岩手郡雫石町・胆沢郡金ケ崎町・下閉伊郡普代村・九戸郡野田村・下閉伊郡岩泉町・和賀郡西和賀町・東磐井郡藤沢町・紫波郡紫波町・上閉伊郡大槌町・紫波郡矢巾町・九戸郡九戸村・気仙郡住田町・西磐井郡平泉町・九戸郡軽米町・二戸郡一戸町・岩手郡岩手町・下閉伊郡田野畑村・下閉伊郡山田町
岩手県で有名な織物や染物は?

岩手県には有名なご当地着物がいくつもあります。
岩手県内で生産されている、有名な織物・染物をご紹介します。
南部千厩紬
南部千厩(せんま)紬は、岩手県最南端の一関市を中心に生産されている織物です。
起源を辿れば平安時代の平泉文化にまで遡ると言われ、長い伝統を持ちます。
南部千厩紬ではご当地産の天蚕糸を使い、精練・染色・織りと全ての工程が伝統の手作業で行われます。
天然の天蚕糸特有の風合いや光沢と、落ち着いた色味が特徴です。
南部古代型染
南部古代型染は、岩手県盛岡市を中心に生産されている染物です。
通常の型染めでは型紙の上から染料をのせることで型紙の穴の部分の模様が浮かびますが、南部古代型染では型紙の穴の部分に防染糊を塗り、型紙を外して染色するという特有の技法を使います。
それにより、通常の型染めとは図地が反転するというのが南部古代型染の特徴です。
着物だけでなく、バッグ・テーブルセンター・小物入れなど、様々な製品に使われています。
南部紫根染・茜染
南部紫根染(しこんぞめ)は、岩手県盛岡市を中心に生産されている染物です。
ムラサキという植物の根を使った草木染で、職人の手作業によって伝統の絞り染めが施されます。
また、アカネの根の染料を使って、同様の技法で作られた染物を南部茜染といいます。
南部紫根染と南部茜染をまとめて、「南部絞り」とも呼ばれます。
花巻のさき織
さき織は、岩手県花巻市を中心に生産されている織物です。
布を手で細く裂いたものを緯糸に使うのが特徴で、使う布の色や柄によってできる不規則な模様が素朴な味わいを醸し出します。
元々は物資の乏しさから古い布の再活用法として生まれたさき織ですが、現在では素朴な風合いから、コースター・ランチョンマットなどの小物を中心に人気を集めています。