【月に雁(つきにかり)買取】コレクターから人気を集める秘密とは?
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
月に雁の人気と買取相場
「月に雁」は昭和24年11月1日に郵便週間に発行された切手です。昭和23年11月に発行された「見返り美人」が好評だったことを受けて、翌年に販売されました。
先達となった「見返り美人」は、発行枚数が少なく、当時珍しかった縦長で、絵柄が菱川師宣の浮世絵を図案化したものということもあり、海外のコレクターにまで人気となった切手です。
その後続切手ですから、当然国際的にも注目を集め、今では戦後のシリーズ切手の王者とも呼ばれています。
切手の図案に採用された「月に雁」は歌川広重(安藤広重)の1832年頃の作品で、最高傑作と称される一枚です。
冴え冴えと輝く中秋の名月と蒼く流れる雲の合間、しなやかな動作で着水しようと地におりる雁という、広重が想い描く優美な理想の秋の夜を詠う句です。
この切手が人気になったのは、昭和20年代後半の切手ブームの時期で、「月に雁」よりも1年前に発行された「見返り美人」と共に一躍有名な存在となりました。当然、切手買取業者の間でも人気です。
現在も月に雁切手は根強い人気があり、切手ブームの収束により相場は落ち着いたものの、今後、相場の下落傾向が現れることは避けられないかもしれません。
ちなみに月に雁切手は、現在、バラ切手でも額面を上回る金額で買取が行われているようです。
また5枚が1セットの状態であればさらに買取相場は高くなる傾向が見られるようです。
もしシートの状態で月の雁切手をお持ちでしたら切り離さずに、シートのままの状態で買取してもらうのが望ましいでしょう。
さらに切手の買取相場に影響を与えるという意味で切手の状態も留意して置かなければいけないでしょう。
もし月に雁をはじめとするプレミアの価値が付くような切手をお持ちで買取を検討しているのであれば、価値が下がってしまう前に売却することをオススメします。
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