村上良子の着物買取相場はいくら?有名作品と高く売るポイント!

2023.08.08

着物買取 コラム
村上良子の着物買取相場はいくら?有名作品と高く売るポイント!

村上良子は、紬織で人間国宝に認定されている着物の染織作家です。

村上良子の着物は、美しい染色とグラフィカルな色面構成によって作り上げられます。

「自然の生命の心象」をテーマにして作られているため、どれもあたたかみを感じられ、ダイナミックでありながらも繊細さを思わせます。

伝統的な技法により丁寧に染められるその作品は、中古市場からも高い評価を得ています。

村上良子の買取相場と有名作品、そして高く売るポイントを解説しますので、買取を検討している方はぜひご一読ください。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

「紬織の人間国宝」村上良子とは?

村上良子は、紬織で京都府無形文化財(人間国宝)に認定されている着物の染織作家です。

秋田県出身で自然に囲まれて育ってきたことから、草木染に興味をもったのが染色作家を目指すきっかけだったと言います。

1977年に染織家・志村ふくみに5年間師事され、紬織を習得しました。

紬織とは、ざっくりとした仕上がりが特徴で、紬糸(真綿から成る絹糸)を用いて作る絹織物です。

村上良子は、大学で学んだグラフィックデザインの知識を活かし、主に「自然」をテーマに伝統を継承する紬織と大胆な色彩配置を組み合わせた作品作りに励みました。

その後、2002年に第49回日本伝統工芸展にて高松宮記念賞を受賞し、2006年に京都府指定無形文化財「紬織」の保持者に認定されます。

さらに、紫綬褒章受章、京都府文化功労賞、旭日小綬章受章など数々の功績を残します。

現在では日本各地で展示会を開催し、精力的に創作活動を続けています。

村上良子の買取相場

村上良子の買取相場

人間国宝である村上良子の作品は価値が高く、買取市場でも需要があります。

紬織の重要無形文化財保持者はそう多くなく、かつ1枚の着物を仕上げるのに長い期間を要するため、その1枚が貴重な作品と捉えられるのです。

そのため、村上良子の着物はネット通販等でもあまり見かけることはありません。

実際にネットオークションでは、工芸展で受賞した着物「湧水」が36万円で落札されています。

そのことから、村上良子の買取相場は人気の柄であれば数千円から数万円、さらに希少価値が見込めるものであれば数十万円が見込めると推察されます。

中古であっても充分値が付く村上良子の着物は、価値がわかる業者に査定してもらいましょう。

村上良子の有名な作品には何がある?

村上良子の有名な作品には何がある?

貴重な村上良子の作品は、受賞作品や展示会に出展していた作品など、有名なものであるほどより高く売れる傾向にあります。

村上良子の受賞作品をいくつかご紹介します。

・「仲秋」…第62回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞作品。夏の余韻が残る初秋を表し、はつり織りによって黄色・水色・緑の円がさまざまな大きさで配されています。

・「秋過」…第49回日本伝統工芸展 高松宮記念賞作品。絣柄を面で表現し、金茶・灰色・白のコントラストが美しい訪問着です。

・「舟江」…第37回日本伝統工芸染織展 中国新聞社賞作品。角度によって金茶やグレーの糸がどこか水辺を思わせるような作品で、縦に絹糸、緯に紬糸を使用して織られています。

・「森に懸かる径」…第36回日本伝統工芸展 東京都知事賞作品。作品名の通り、深い森に見立てた緑の中に木漏れ日がさすような情感を表しています。

これらの受賞作品は、買取査定において高評価になることが多いです。

また、持っている作品の詳細が分からないという場合には、着物に詳しい査定士がいる業者で見てもらうのがおすすめです。

村上良子の作品を高く売るポイント

村上良子の作品を高く売るポイント

村上良子の作品をより高く売りたいと考える方は、以下のポイントに気を付けておくと良いでしょう。

・綺麗な状態で売る

・受賞作品は価値が高い

・相見積もりをとる

それでは、それぞれ詳しく解説します。

綺麗な状態で売る

村上良子が手がけた着物は、買取において状態が綺麗なもののほうが高く売れやすいです。

シミ・ほつれ・破れなどがない、美品の状態であるほど査定評価が高くなります。

しかしながら、自分でシミ取りなどをすると、反対に生地を傷めてしまう恐れがあります。

そうなると、自ら着物の価値を下げてしまうことになりかねないので、手を加えずに査定に出すのが賢明です。

自宅で長年保管している以上は経年劣化を免れないので、今よりもカビ・変色などで状態が悪化しないようなるべく早めに買取に出しましょう。

受賞作品は価値が高い

村上良子の作品は、自然のものを用いて染色を行うため、デザイン構想・材料集め・染色・織るなどと作業工程が多いです。

1つの作品を作るのに長い期間を要し、1年に多くて5枚仕上がれば良いほうだと言います。

そのため、村上良子が手がけた着物は貴重で、流通量も少ないのです。

さらに受賞作品ともなれば、着物に熟知した審査員により認められた作品ということで、より価値が高くなりその分買取価格も高くなりやすいでしょう。

ただし、受賞作品でなくともそのほかの理由で希少な作品の可能性もあります。

まずは査定に出し、自分が持っている着物がどのような作品なのか知ってみるのも良いかもしれませんね。

相見積もりをとる

村上良子の着物を少しでも高く売りたいという方は、複数の買取業者で相見積もりをとるのがおすすめです。

気になる業者2、3件で査定してもらい、査定額を見比べてから、一番高かったところで買取に出せば価格で損をせずに済むことが多いです。

査定額が低い業者にほかの業者の査定額を伝えると、査定額を調整してくれるかもしれません。

また、相見積もりをする際には、余計な費用をかけないように査定料・キャンセル料が無料の業者を利用すると良いでしょう。

村上良子の着物を売るなら価値がわかるバイセルがおすすめ

村上良子の着物を売るなら価値がわかるバイセルがおすすめ

村上良子の着物を売るなら、着物買取の査定経験が豊富なバイセルがおすすめです。

バイセルには着物の査定実績が多く、専門知識をもつ査定士が多数在籍しています。

村上良子の着物は希少価値が高く、中古市場でも需要があります。

もし、着物に詳しくない査定スタッフに任せてしまえば、その価値を理解せずに本来よりも低価格で買いたたかれてしまう恐れがあります。

バイセルであれば、その価値がわかる査定士がしっかりと価格に反映いたします。

出張料や査定料、キャンセル料も無料なので、お気軽にご相談ください。