二塚長生の着物を高く買い取ってもらおう!相場や高く売るコツを解説

2024.04.22

着物買取 コラム
二塚長生の着物を高く買い取ってもらおう!相場や高く売るコツを解説

二塚長生(ふたつか おさお)は富山県の加賀友禅作家で、人間国宝に認定されています。

白上げという技法を二塚長生独自の手さばきで、繊細でありながらもダイナミックさを感じられる作品に仕上がっています。

二塚長生の着物や帯は、着物界でも人気があり、場合によっては高額買取も狙えるでしょう。

本記事では、二塚長生の買取相場や有名作品、高く売るコツを解説しますので、二塚長生作品を高額買取してもらいたいという方は参考までにご一読ください。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

加賀友禅作家の二塚長生とは?

二塚長生は、1946年に富山県で生まれ、加賀友禅の工房で技法を学びました。

友禅染の技法の中でも特に白上げという技法を追求し、独自の手法を手に入れました。

1975年に日本伝統工芸展に初入選し、その後も日本伝統工芸染織展で文化庁長官賞や朝日新聞社賞などさまざまな賞を受賞します。

独立後も加賀友禅の制作を続け、日本の伝統文化の継承に精励したことが称えられ、2006年には紫綬褒章を受章しました。

さらに2010年に重要無形文化財「友禅」の保持者に認定され、人間国宝となりました。

二塚長生は、主に花や波などの自然モチーフ、そして鳥・魚などの生き物を題材とした図案を多く採用しています。

染織技術「白上げ」って何?

「白上げ」は、加賀友禅をはじめとする友禅染で用いられる技法です。

江戸時代中期に盛んだった技法で、糸目糊置きによって色を白く抜いて模様を表します。

加賀友禅などの手描き友禅では糊を使い、染料がにじまずに模様を鮮明に表すことができます。

白上げは手作業で細かい線を糊でたどるため、非常に繊細な作業になります。

二塚長生作品は、その細やかな作業とは反対にダイナミックな仕上がりで、鮮やかな色の中に白が映える美しい作品になっています。

二塚長生の着物買取相場

人間国宝である二塚長生が手がけた着物や帯は、着物界において高い評価を受けています。

さらに手間のかかる作業によって作られるため、生産量も多くなく、新品・中古問わず流通量も限られています。

そのため、着物界や中古市場で非常に貴重なものとされ、作品によっては高額買取も期待できます。

二塚長生作品であれば中古品であっても、実際にネット通販等で数万円で売られています。

また、査定サイトでは複数の名古屋帯が、それぞれ11万円前後で取引されていたことが記録されています。

そのような点から、二塚長生の着物・帯は状態が良くかつ人気が高い作品であれば、数千円から数万円の買取相場と予想されます。

人気作品かどうかわからないという場合にも、着物の専門知識をもつ査定士に見てもらえば、その価値を見極めてくれるので安心ですよ。

二塚長生の有名作品

二塚長生の有名作品

二塚長生は、人間国宝の作品というだけで貴重なものとされています。

どのような作品でも値が付くことが考えられますが、中でも有名作品・人気作品などは高値になる傾向にあります。

二塚長生の有名な作品をいくつかご紹介します。

・「瀑響」…第44回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞作品。タイトルの通り、瀧水が流れ落ちる様子が描かれた濃い茶・青緑・紺の縮緬地の友禅着物で、激しい水の落下を表す模様が映し出されています。

・「白波」…第47回日本伝統工芸展 文部大臣賞作品。友禅着物の布全体で白波を表している、壮大な作品です。

・「雪」…第50回日本伝統工芸染織展 出品作品。滝や波をテーマにすることが多い二塚長生の作品の中でも珍しい「雪景色」が描かれた友禅訪問着です。

・「葛の雨」…第64回日本伝統工芸展 文化庁収蔵作品。文化庁制作の工芸技術記録映画のために作られた友禅着物で、葛が雨に濡れて滴る様子が表されています。

これ以外にも、「寒瀑」「雨あし」「雲の峰」「白流」「滝かぜ」「波」「滝月」「滝の音」など、二塚長生は数々の代表作を生み出しています。

これらの有名な作品は、買取査定において値が付きやすいでしょう。

お持ちの場合は、買取業者で査定に出してどのくらいの値が付くのかだけでも知っておくと良いかもしれませんね。

二塚長生の着物を高く売るコツ

二塚長生の着物を高く売るコツ

人間国宝である二塚長生の着物は、よっぽど状態が悪いものなどでなければ値が付く可能性が高いです。

しかし、せっかく売るなら少しでも高く売りたいですよね。

二塚長生の着物を高く売るコツは以下の通りです。

・二塚長生の落款が確認できる

・汚れや虫食いがない綺麗な状態

・着物の買取実績豊富なバイセルに査定を出す

それではそれぞれ詳しくご紹介します。

二塚長生の落款が確認できる

二塚長生の作品はものによって高額買取が望めますが、本物の作品という証拠があることでよりスムーズな査定につながります。

二塚長生の着物や帯には落款が押されていることが多く、それが確認できれば査定時に本物であることが証明できるでしょう。

落款とは、作品を作り上げた作家が押す、その作家の名前が入った印鑑です。

ただし、同じ作家でも複数の落款をもつこともあり、見分けるのが難しいこともあります。

しっかりと本物の落款、本物の着物であることを見極めてもらうためにも着物に詳しい査定士に見てもらうのがおすすめです。

汚れや虫食いがない綺麗な状態

着物の買取においては、汚れ・シミ・シワ・ほつれ・虫食いなどがないような、綺麗な状態であるとより高く売れやすいです。

しかし、万が一そのような状態が悪い部分を発見しても、自分で修復するのは避けておきましょう。

作家以外の人物が着物に手を加えると、反対に価値を下げてしまうことになりかねません。

着物に特化した買取業者であれば、買取後にほつれを縫い直したり、汚れを落としてくれることもあるので、まずはそのままの状態で査定に出すのが得策です。

着物の買取実績豊富なバイセルに査定を出す

着物の買取実績豊富なバイセルに査定を出す

二塚長生は人間国宝であり、数々の受賞歴をもつ人気作家です。

しかし、総合リサイクルショップなどの着物に特化していない店舗の査定士は、その価値を把握していないことも考えられます。

そういった場合、本来高い価値の二塚長生作品ということを見極められずに、買取額で損をしてしまう可能性があります。

バイセルであれば、着物の買取実績や専門知識が非常に豊富で、二塚長生作品の貴重さも理解しています。

お持ちの二塚長生作品の価値を見逃さずに、しっかりと価値を価格に反映することができます。

二塚長生作品を少しでも高額買取してほしいという方は、一度バイセルの無料査定をご利用ください。