【14金買取】14金(K14)の買取相場は?買取価格の決まり方

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「14金」は金属に含まれる金(ゴールド)の割合が、純金や18金と比べて少ないため、「高く売れないかも」と不安を抱えてはいないでしょうか。

確かに金買取では、純金に近いほど価値は高くなる傾向にありますが、工夫次第では14金の品物の中でも、高い金額で買い取ってもらえる可能性も十分にあります。

そこで今回の記事では、18金との違いを比較しながら、14金の価値について詳しく解説していきます。

また、高く売るためのポイントについてもご紹介します。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

14金の特徴

14金とは

14金は、「金属の中に含まれる金の割合が58.5%のもの」を指します。

よく比較対象に上がる18金に含まれる金の割合は75%と、14金よりも純度が高いため高値で買取されています。

14や18という表記は、金の割合が24分率で示されていることが理由になっており、数値が高いほど金の純度が高いことを意味しています。

そのため、最も純度が高い24金は「純金」とも呼ばれているわけです。

また金以外に使われている素材としては、銀・銅・パラジウムなどが挙げられ、素材の違いによって強度や色合いなどにも違いが出てきます。

金は純度が高いほど変形や傷がつきやすい傾向にあり、約半分程度が金以外の素材で構成されている14金は、アクセサリーとして用いられます。

K14の刻印をチェック

買取に出す際は、金製品のほとんどに刻まれている「刻印」もチェックしておきましょう。

「K14」の刻印がある場合、その金製品は14金であるということが証明されます。

しかし、中には「K」と「14」の表記が逆になっている、「14K」と刻印されているアクセサリーもあり注意が必要です。

14Kと表記されたアクセサリー類の多くが日本以外のアジアで生産されており、金の含有量が42%以下であることも珍しくないためです。

まずは、所有している金製品の刻印が「K14」であるか、それとも「14K」であるのかを確認しましょう。

14金と18金の違い

14金と18金の違い

14金や18金などは、含まれている金の割合によって価値のほかにも様々な違いが出てきます。

例えばジュエリーとして用いられることが多い14金は、18金と比べて黄金色が控えめになっており、柔らかい印象を持っています。

他にも重さや強度なども違いがあり、指輪やネックレスなど普段から身に付けているだけでは感じにくい部分でも14金と18金とでは、ちょっとした違いがあります。

重さが違う理由は「金の比重」にあります。

金はほかの金属の中でも比重が重く、サイズが小さくとも重みがあるのが特徴です。

また金は柔らかい素材ですが、ほかの金属と混ぜることで強度が増し、14金はアクセサリーとして最適な金属といえます。

そのため、金の割合が大きい18金は14金よりも重く、強固な場合が多いです。

ご紹介した14金と18金の違いをまとめると、以下の通りとなります。

値段 ゴールドの色味 重さ 強度
14金 低い 弱い 軽い 強い
18金 高い 強い 重い 弱い

記載の通り、上記の表は14金と18金を比較した際の違いです。

金の割合が小さくなるほど価値は下がり、強度は高まります。

14金の買取価格の計算方法

14金の買取価格の計算方法

14金の買取価格は「金の買取相場」の値動きに大きく影響します。

金の買取相場は4大金市場と呼ばれる金相場によって、日々変動しています。

4大金市場はロンドン・香港・チューリッヒ・ニューヨークにあり、特にロンドン市場の取引価格は、世界各国の様々な金相場に影響を与えるといわれています。

金の買相相場は、世界情勢や経済状況にも影響する場合があります。

例えば経済不安によって、貨幣の信用価値が下がった場合などは一部の資産を金(ゴールド)に変える人が増え、金の価値が上昇することがあります。

こうした基準の金相場のもと、金の買取を行っている買取業者で、それぞれ金の買取相場の取り決めが行われています。

14金を買取に出す前には、各買取業者が公表している1グラムあたりの10金の買取価格を元に計算をしておきましょう。

例えば50gの14金を1グラム3,500円で売却する場合、以下の計算となります。

50g × 3,500円(1gあたり)= 175,000円

持っている金の重さと買取価格が分かれば簡単に把握できる方法ですので、まずは気軽に計算してみましょう。

※上記はあくまでも一例です。