10金は低品位でも売れる?需要が高まる10Kの買取価格は?

10金は低品位でも売れる?需要が高まる10Kの買取価格は

アクセサリーの素材などとして多く使われる10金ですが、24金(純金)や18金に比べて金の純度が低いため、「あまり高くは売れないのではないか」と考えられてしまうことがあります。

しかしながら、10金のアクセサリーなどは買取市場において需要が高い品物の1つであり、高く買取されるケースも存在しています。

買取のタイミングや売る時の注意点をしっかりと押さえておけば、高価買取の可能性もあると言えるでしょう。

10金の概要・特徴、18金との比較、10金を含む金相場の動向、10金を買取に出す際の注意点などをご紹介します。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

10金(K10)とは

10金とは

10金とは金の一種で、合金のうち金が10/24、つまり約41.6%含まれているものを指します。

「10カラット」「10K」「K10」などさまざまな呼称がありますが、すべて同じものです。

金以外の金属としては、銅や銀、パラジウムなどが用いられます。

18金と比べるとあまりなじみがないかもしれませんが、キズがつきにくく輝きを失いにくいという特徴から、10金は多くのジュエリーや時計に使われています。

特に、ブランド物のペンダント・ネックレス・リング・ピアス・イヤリング・ブローチ・時計など、繊細な加工が必要とされる金製品を作るには、比較的硬度の高い10金は適していると言えるでしょう。

また10金の特徴として、割り金の割合が多いことから、ピンクゴールド・ホワイトゴールド・イエローゴールドといったカラーゴールドを作りやすいという点が挙げられます。

これらのカラーゴールドは、金をベースに銅や銀などを混ぜた合金で、ジュエリーやファッション性の高い時計などに多く使用されています。

加工のしやすさ、耐久性の高さ、理想の色合いを実現できることなどから、宝飾品づくりにおいて10金はとても重宝されているのです。

金の純度としては低い10金ですが、金製品の中では比較的安価であることと、美しいデザインのものが多いことから買取市場でも高い需要があります。

金製品の買取ではブランドの人気やデザインの美しさも評価基準になります。

その意味で10金の製品にも高い買取価格がつく可能性は十分にあると言えます。

10金における金の含有量

金の含有割合は、24金が100%であるのに対して、10金では約41.6%となっています。

残りの58%余りは銅・鉛・パラジウム・ロジウムなど、別の金属が含まれています。

アクセサリーとして有名な18金や14金なども同様で、金以外の金属を混ぜることで金の輝きと、純金にはない強い硬度を合わせ持つことが可能になっています。

ですので24金よりも10金や18金の方が、アクセサリーとして使用される傾向にあります。

10金の見分け方(刻印)

買取需要も非常に高い10金ですが、お持ちの金製品が10金であるかどうかはどのように見分ければ良いでしょうか。

通常、金製品には24分率または1000分率で、その金製品の純度が刻印されています。

純金なら「K24」や「999」(金が外界に触れている以上100%ということは不可能ですので、「1000」ではなく「999」となっています)、18金なら「K18」や「750」といった具合です。

10金の場合には、刻印は「K10」や「416」(あるいは「417」)となります。

こういった刻印は、金製品の目立たない場所(リングなら内側など)にあることが多いですので、10金かどうか見分けたい時にはお持ちの金製品の刻印を探してみてください。

また、はっきりと見分けられる方法ではないのですが、10金は金の純度が高い金製品と比較すると色味が淡さを感じるさわやかな雰囲気となっているのが特徴です。

例えば、ほかに「18金である」と分かっている金製品があった場合に見比べてみると、18金は濃くてはっきりとした色味に、10金は淡い色味に感じられるでしょう。

10金はなぜ人気になった?

10金はなぜ人気になった?

ひと昔前までは、ゴールドジュエリーの定番は18金や22金と高純度のモノで、ジェエリーショップなどを覗いてみても10金のアイテムというのは多くありませんでした。

もちろん、現在も高純度のゴールドジュエリーは人気が高いのですが、10金の製品が需要を増していることは間違いありません。

近年の10金人気を後押しした理由の1つが、金価格の高騰です。

素材としての金自体の価格が世界的に高騰していることにより、高純度の金製品は以前にも増して手の届きにくい高価なものとなりました。

代わりに、より手ごろな価格帯で金の輝きを楽しめるとして、10金の人気が増していったのです。

現在では、「日常使いの10金」「特別な場面で使う18金・22金・24金」というような使い分けも一般的になってきています。

また、高純度の金にはない淡泊な色味はカジュアルなファッションとの相性も良くて使いやすいため、洋服と同じ感覚で複数の10金アイテムを持ち、その日のコーディネートに応じて使い分ける人も少なくありません。

さらに、気軽なプレゼントとしても、相手に無駄な気を使わせることがない10金のアイテムは多く選ばれています。

10金と18金の違い

10金と18金の違い

10金と同じくアクセサリーなどに多く使われる金として、比較対象になりやすいのが18金です。

含まれている金の割合が異なるのはもちろんですが、そのことによって具体的にどのような違いが出るのでしょうか。

以下の4点から10金と18金を比較してみます。

・重さ

・値段

・強度

・色

重さ

10金と18金は同じ大きさ(体積)であっても、重さに違いがあります。

金は金属の中でも比重が重い物質であるため、金の割合が少ない10金は、同じ体積の18金よりも軽くなります。

ただし、アクセサリーとして使われる金は通常は数十グラム程度のため、体感として重さの比較をするのは難しいでしょう。

しかし、金の買取においては重量が0.1g違うだけでも買取価格に差が出てきますので、買取時には重量を厳正に計られることになります。

値段

含まれている金の割合が少ない10金は、18金に比べると値段が安いです。

10金の加工しやすさや傷つきにくさが、アクセサリーとしてのデザインの良さや保存状態の良さに繋がり、買取の際に評価されることは有りますが、金自体の価値としてはやはり18金に劣ります。

18金に比べると買取価格は低くなりやすいものの、もちろん10金も金ですので高い価値があることに変わりはありません。

強度

金は柔らかい素材のため、含まれている割り金の割合が18金よりも多い10金は、強度が高いのも特徴です。

強度が強いことは、普段使いされるネックレスや指輪などのアクセサリーとしては、傷がつきにくいという大きなメリットになります。

10金がアクセサリー製品に多く用いられるのはこのためです。

金の割合が多いと、ゴールドの色味が強いアクセサリーになります。

そのため、18金は10金よりもはっきりとした黄金色をしています。

反対に10金は黄金色の色合いが淡く、優しい印象があるのが特徴です。

特にピンクゴールドは、金の割合による色味の違いが顕著に出ます。

10金は18金に比べて、ピンク色の元になる胴の割合を多くできるため、はっきりとしたピンク色を表現することができます。

このはっきりとしたピンク色を求める人は多く、10金のピンクゴールドは非常に高い人気があります。

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