密度で本物の金を見極められる?純度もわかる具体的な方法も紹介

密度で本物の金を見極められる?純度もわかる具体的な方法も紹介

金は希少性や資産性などさまざまな優れた面を持っていますが、残念ながら市場に出回っている金のなかには偽物も数多く存在します。

金が本物であるかどうかを見極める際、重要なポイントとなるのが金の密度です。

しかしながら、金の密度といっても実際にどのような違いがあるのかを理解している方は少ないのではないでしょうか。

この記事では、金の見極めにも活用できる密度について、具体的な計測方法も併せて解説します。

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金の密度はいくつ?

金属には、同じ大きさでも重いものもあれば軽いものもあります。

この重量差が発生する理由は、それぞれの金属の密度が異なるためで、同じ金属であれば密度も等しくなるのが特徴です。

つまり、それぞれの密度を調べることで金属の種類を特定できるのが、金属の性質の一つといわれています。

ところが、金の場合は個体によって密度が異なるものが多くあります。

その理由を以下で紹介しますので、確認していきましょう。

金にはさまざまな純度のものがある

純度とは、金の含有率を表したもので、金は純度によってK24、K22、K18K14など、さまざまな種類に分類されます。

金は純度が高いほどやわらかく、傷が付きやすい性質を持っていて、アクセサリーなどの加工には向きません。

そのため、銀や銅といった金以外の物質を合わせて強度を高め、加工しやすくするケースが多々あります。

このように別の物質を合わせる作業で金の密度が変わることが、同じ金でも密度が異なるものが複数存在する理由になるのです。

金は純度によって密度も異なる

金の純度を示す単位はカラットで表現され、K24のように「K+数字」で表示されます。

含有率がほぼ100%の金をK24(純金)とし、それを24等分した1つの単位が「K1」です。

例えば、K18なら100×(18/24)=75%の金が含まれていることがわかります。

実はこの純度によって、金の密度は変化するのです。

アクセサリーなどの装飾品にもよく用いられているので、純度の違いを理解しておくとよいでしょう。

金の密度を自宅で計測してみよう

金の密度を自宅で計測してみよう

金の密度を自宅で簡易的に計測するには、以下の方法で行ないます。

用意するもの

  1. はかり はかりはg単位での計測になるためデジタル式のはかりが望ましいでしょう。
  2. 糸 糸はどのようなものでも問題ないのですが、金を傷つけてしまわないよう綿糸がおすすめです。
  3. プラスチック容器 金が入るサイズのプラスチック容器。なかの様子も確認できるので、透明な容器がよいでしょう。
  4. 水 計測に使用する水を準備します。水道水で問題ありません。

計測方法

  1. 1、計測したい金をそのままはかりに乗せる
  2. 2、はかりに表示された数値をメモしておく(数値A)
  3. 3、プラスチック容器に水を入れてはかりに載せ、はかりのメモリをゼロに合わせる
  4. 4、金を糸で結び、水のなかにそっと入れる
  5. 5、はかりに表示された数値をメモしておく(数値B)
  6. 6、数値Aを数値Bで割り(数値A/数値B)、算出された数値が金の密度

ここで注意したいのが、ステップ5で計測した体積(数値B)の正確性です。

金属の扱いに慣れていない人が計測すると、些細なことが原因で数値が変わる可能性があります。

そのため、自宅で計測した数値はあくまでも参考値として、実際の密度について調べたい場合は、金の取扱店などのプロに依頼するようにしましょう。

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金の密度以外で、本物の金を見極める方法

金が本物であるかどうかを見極めるには、金の密度以外にも以下3つの方法があります。

  1. 刻印を確認する
  2. 手で触ってみる
  3. 磁石を当ててみる

刻印を確認する

金の見極めには、まず以下の刻印を確認してみましょう。

金地金の場合:ブランドマーク・製造番号・重量・分析者マーク・純度など

アクセサリーの場合:K18などの金の純度を示す表記

例えば、金メッキ製品には「K18GP」のようにGPと刻まれているので、表面だけが金で中身は違う物質だと判断できます。

ただし注意したいのが、純度の表記は日本と海外で異なることです。

前述のとおり、金の純度を示す単位はカラットで表現され、日本では24分率表記で表示されるのが一般的です。

一方、海外ではK18が750、K14が585など、1000分率表記が用いられるケースが多くあります。

金地金は999.9、もしくはFINE GOLDの刻印が採用されており、いずれもK24(純金)のことです。

金を見極めるためには、まずは刻印や表記を確認してみましょう。

手で触ってみる

金を手で触ってみるのも、比較的わかりやすい方法です。

金属は触ったときにヒヤッとした冷たい感触が特徴ですが、金は熱伝導率が高い金属のため、触った瞬間は冷たくても、すぐに手の熱が伝わって温かく感じるようになります。

他の金属と比較してみるとその違いがわかりやすいくらい、金の熱伝導率は大きな特徴です。

手で触ってみて冷たい感触が変わらないようであれば、本物の金ではない可能性があるでしょう。

磁石を当ててみる

金が本物か偽物か見極めるのに使えるアイテムが磁石です。

金製品の偽造品には、メッキ製品が多いといわれています。

メッキ製品に磁石を近づけるとくっつく性質があるので、この性質を利用すれば、磁石を使用してメッキ製品かどうか判断できます。

ただし、ネックレスなどのアクセサリーを確認する場合は、留め具が磁石に反応してしまうので気を付けましょう。

金を高く売りたい方はバイセルへご相談ください

金を高く売りたい方はバイセルへご相談ください

金はカラット数の大きい密度の高いものほど価値も上がり、希少性が高い資産でもあります。

換金性も高く、新たに宝飾品を購入する際の元手としても活用できます。

金の高価買取を頻繁に行なっているバイセルなら、以下のような悩みや疑問にも実績豊富な査定士が丁寧に回答しています。

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金が使用された製品であれば、破損や曲がっている状態でも査定しています。

アクセサリーなどのブランドやデザインは査定額アップのポイントで、ブランドの価値も併せて査定していることも特徴です。

「状態が悪い」「ブランド物だけど無理そう」と諦める前に、まずは無料相談してみてはいかがでしょうか。

買取方法には、出張買取・宅配買取・店舗買取があります。

出張買取と宅配買取は日本全国対応しているので、遠方からのご相談もお待ちしております。

まとめ

金の密度が製品によって異なるのは、アクセサリーなどへ加工する過程で、金と金以外の物質を合わせることで、純度に差が出ることが理由です。

密度の高い金製品はその分純度の高いといえます。

しかし、見た目は純度が高そうに見えても、密度を計測してみると偽造品だとわかることもあります。

金の真偽を自分で確認する方法としては他にも、刻印を確認する、手で触ってみる、磁石を当ててみるなどがありますが、最も確実なのはプロに依頼して判断してもらうことです。

バイセルでは、金の高価買取はもちろん、さまざまな疑問や不安にも丁寧にお答えしております。

全国対応もしているので、まずは一度ご相談ください。