ミンクのコートの買取相場は?高い価格で買い取りに出すポイントを紹介!
ミンクは毛皮の一種として人気が高く、販売価格が数十万円から数百万円もする高級品です。
もう着る機会がなくなり処分したいものの、ゴミとして捨てるには気が引けますよね。
また、大枚を叩いて購入した大切な毛皮ですから、せっかくなら出来るだけ高い価格で売りたいものです。
気になるミンクの買取相場はもちろん、損をせずに買取に出すためのポイントを解説します。
※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。
目次
ミンク毛皮・コートの買取相場と金額の決まり方
ミンク毛皮の買取相場は、概ね数千円〜数万円となります。
高級毛皮の代表格であるミンクとはいえ、何故これ程までに買取相場に差が生まれるのでしょうか。
ミンクをはじめ、毛皮の買取価格の決まり方を以下の4つが挙げられます。
- 保存状態
- 毛皮の種類
- 色の種類
- サイズ
- ブランド(生産者団体)
保存状態
ミンクの買取価格を大きく左右する要因の一つに、保存状態が挙げられます。
ミンクを新品を購入したばかりで着用機会が少なく、ほとんど傷んでいなければ高価買取が見込めます。
反対に、何十年も前に購入してクローゼットにしまったままにしたり、何度も着用したのに手入れをしなかったりした場合は、少額での買取になる可能性が高いです。
また、毛皮は着用や手入れの回数にかかわらず、毎日少しずつ経年劣化しています。
ミンクを今後着用する予定がないのであれば、すぐに買取に出しましょう。
毛皮の種類
ミンクと一口に言っても、ブラッククロスミンク・ホワイトミンク・サファイアミンク・ジャガーミンク・ブルーアイリスなど様々な種類のものがあります。
これらはそれぞれツヤや色味などの性質が少しずつ異なり、市場での需要にも多少なりとも差があるので、買取相場もまちまちです。
ミンクといえど種類によっては高額での買取が難しい場合があることを念頭に置いておきましょう。
色の種類
ミンクは色がきれいで光沢がある点が特徴で、色の種類も査定のポイントになります。
現在、25種類以上のカラーが生産されており、それぞれに名前が付けられています。
なかでもミュータント(突然変異)の品種であるサファイアミンクは、生産が少なく希少性があります。また、明るく華やかなパールミンクも人気色の一つ です。
サイズ
毛皮のサイズも買取価格に大きく影響します。
サイズが大きければ、その分毛皮を多く使用していることになりますので、高額で買取される傾向にあります。
そのため、ファッションアイテムの中でもロングコートやポンチョなどは、高価買取に期待ができます。
もちろん保存状態や種類なども査定時に考慮されますので、毛皮の使用量が少ない手袋やキーホルダーだと必ず低い買取金額になる訳ではないことに注意しましょう。
ブランド(生産者団体)
ミンク毛皮のなかでも、世界的に有名なブランドの製品は需要が高いです。
まず、毛皮製品におけるブランドには、「生産者団体」と「メーカー」があります。
生産者団体とは、野生や養殖した動物の毛皮素材を提供する団体です。
ミンクは世界各国で養殖されているため、生産者団体はそれぞれ独自のブランド名を付けて差別化を図っています。
詳細は後述しますが、例えば生産者団体の「サガ・ファー」が提供するミンクには、「サガミンク(SAGAMINK)」のタグが付けられています。
一方で、生産者団体からの提供を受けて、コートなどの毛皮製品を製造するのがメーカーです。
代表的なメーカーにはシャネルやフェンディ、エンバなどが挙げられますが、例えばシャネルがサガのミンクを使用して製造したコートは、「シャネルのサガミンクコート」と呼ばれます。
これらのブランド表記は買取査定に影響する可能性があるため、毛皮に取り付けられているタグを確認するとよいでしょう。
ミンクの毛皮の特徴
ミンクとはイタチ科の哺乳類で、保温性と保湿性に優れています。
オスとメスで毛の性質が異なり、メスの方が軽くて柔らかいため市場で人気です。
ミンクの毛皮は薄くても耐久性に富んでおり、定期的に手入れをすれば長持ちします。
ミンク毛皮の代表的な生産者団体
毛皮の生産者団体は、ブランドとしての顔も持っています。ここでは代表的な生産者団体を紹介しましょう。
サガ・ファー
フィンランドのヘルシンキに本部がある毛皮養殖団体です。
ミンクのほか、フォックス、フィンラクーンなどを扱っています。厳格な品質検査を行なっており、合格した毛皮のみが「サガ・ファー」と呼ばれます。
コペンハーゲン・ファー
デンマークのコペンハーゲンにある毛皮養殖団体です。ミンク以外にも、チンチラやスワカラなどを扱っています。
アメリカン・レジェンド
アメリカのシアトルにある毛皮養殖団体で、最高級のブラックミンクであるブラックグラマが有名です。
アメリカン・レジェンドのミンクは、アメリカン・レジェンド・オークションでのみ取り扱われています。
ノースアメリカン・ファー ・オークションズ
カナダのトロントにある毛皮生産者団体です。
養殖ミンクのほか、フォックス、ワイルドの毛皮を扱っています。略してNAFA(ナファ)と呼ばれることもあります。
ミンクのブランド
ミンク毛皮の中にも有名なブランドがいくつかあります。
洋服やバッグなどと同じように、毛皮もブランドものは人気が高いため、中古品でも高価買取が期待できます。
お持ちのミンクの中に以下のブランドがあれば、是非とも買取に出すことをおすすめします。
サガ(SAGA)
デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの毛皮生産者団体「サガファー」が掲げているブランドが「サガ(SAGA)」です。
厳しい品質検査に合格したミンクの毛皮のみ「サガミンク」として販売でき、ミンクの中でも最高峰ブランドとして有名です。
サガミンクの中でも最も高品質とされるSAGA LUMI ROYALランクであれば、サイズや保存状態によっては数十万円もの買取価格がつくこともあります。
エンバ(EMBA)
エンバ(EMBA)とはジャパンエンバが展開するブランドで、バブルの頃は「毛皮といえばエンバ」と言われたほど有名です。
海外から高い品質の毛皮を輸入して自社工場で製造しており、コート・マフラー・バッグを中心に販売しています。
ミンクの他にも、フォックスやセーブルなどの毛皮も取り扱っています。
NAFA(ナファ)
North American Fur Auctions(ノース・アメリカン・ファー・オークションズ)とは、カナダ・トロントに拠点を置く毛皮生産団体のことです。
団体名の頭文字を取ってNAFA(ナファ)と略され、NAFAミンクは世界的に有名なミンク毛皮のブランドになります。
また、色が黒いミンクの毛皮にはBlack NAFAという特別な称号が与えられます。
ちなみにNAFAの前身であるハドソンズ・ベイ・カンパニーは、現存する北米最古の企業です。
ブラックグラマ
シアトルに本部を置く毛皮養殖団体アメリカン・レジェンドが展開するブランドが「ブラックグラマ(Blackglama)」になります。
滑らかでツヤがある短毛が特徴の、黒い高品質なミンクにのみ与えられる名誉ある称号です。
ブラックグラマに認定された毛皮のラベルには、パーソナルナンバーというアルファベットと数字を組み合わせた番号が記されています。
アメリカン・レジェンドのデータを元に番号は記され、いつ、どのバイヤーが買い付けた製品なのかが分かるような仕組みになっており、徹底した品質保証に努めています。
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ミンクをお持ちの方は、他の動物の毛皮もお持ちの方が多いでしょう。
この機会に、ミンクと併せて毛皮を一気に買取に出してはいかがでしょうか。
以下にミンク以外で買取対象とされることが多い毛皮の種類をまとめましたので、不要であれば売ることを検討してみてください。
フォックス
フォックスはミンクよりも安価にもかかわらず、保温性が高いため人気のある毛皮です。
赤みが強く個性的な「レッドフォックス」、レッドフォックスの突然変異で生まれた「シルバーフォックス」、産出量が最も多い「ブルーフォックス」が代表的な種類として挙げられます。
種類により毛質の特徴は異なりますが、色味が濃いものの方が高価買取が期待できます。
セーブル
セーブルは日本では「テン」と呼ばれるイタチ科の動物です。
ミンクと並んで高品質な毛皮と称され、非常に柔らかく軽いことが特徴となります。
セーブルは毛色の種類が豊富で、養殖の場合は濃い茶色が最も多く、野生の場合は茶色に白い毛が混ざったシルバリーは希少性が高いです。
チンチラ
チンチラはネズミの一種で、白と黒のコントラストが美しく魅力的です。
綿毛の密度が高く非常に滑らかな肌触りで、「毛皮の女王」とも評されます。
チンチラの毛皮は耐久性が低く繊細な品質なので、もう着用する機会がないのであれば早めに買取に出すと良いでしょう。
ミンク毛皮・コートを少しでも高く売るコツ
高額な費用をかけて購入したミンク毛皮であれば、買取時には可能な限り高い価格をつけてもらいたいですよね。
そこで、大切なミンクを少しでも高く買い取ってもらうコツを紹介します。
出張買取サービスを利用する
買取業者の査定士が利用者の自宅を訪問し、その場で査定・買取を行う買取方法を「出張買取」と呼びます。
出張買取を利用すれば、大きくてかさばる品物を、自宅にいながら気軽に売りに出せます。
特に「毛皮製品を大量に持っている」「ロングコートやポンチョを買取に出したい」という方は、是非とも出張買取の利用がおすすめです。
また、買取店舗まで持ち運んだり、段ボールに入れて業者へ発送したりする手間がかからず、大切な毛皮が傷みにくい点も安心できます。
利用者の希望に合わせた日時に合わせて出張してくれる業者もたくさんありますから、まずは気軽に業者に問い合わせてみましょう。
できるだけ早く買取に出す
毛皮製品は動物から採取したものを使用しますので、化学繊維とは異なり、環境の変化を受けやすいです。
長期間にわたり直射日光に当たれば日焼けしたり、湿気でジメジメしたところに置けば毛の滑らかさが失われるなど、とても傷みやすいのです。
そのため、もうミンクの毛皮を着ないのであれば、できるだけ早く買取に出しましょう。
日頃から保管場所に気を付けたり、定期的にお手入れをしたとしても、毛皮は経年劣化していくので、「今」が最も保存状態が良いと言えます。
「今後また着るかも」と悩んでいるならまだしも、「もう着用しない」と決めているのであれば、すぐに買取に出すことをおすすめします。
ミンク毛皮・コートの買取に関するQ&A
「こんなミンクは買い取ってもらえるの?」「買い取ってもらえるか心配」とお悩みの方もいることでしょう。
ミンクを含めた毛皮に関する買取の疑問と回答を以下にまとめましたので、買取業者に連絡する前に是非ともご一読ください。
保存状態が悪くても買い取ってもらえる?
保存状態が悪かったとしても、業者によっては買い取ってもらえる可能性は充分あります。
小さなシミや汚れ、多少のヨレ程度であれば、まだまだ需要はあるので諦めずに査定に出してみましょう。
特に世界的に有名なブランドのものでしたら、保存状態が悪くても着用したいという人はたくさんいますので、捨てるには早計です。
毛皮の保存状態が悪いと思っても、まずは査定士に見てもらうことが得策でしょう。
ただし、「カビや汚れが目立つ」「抜け毛が多い」など、他に誰も欲しがらないような酷い状態ですと、買取は厳しいとお考えください。
ネーム入りは査定対象になる?
記念品として贈られた毛皮には、ネームが入っている場合があります。
「個人名が刺繍された毛皮なんて需要がないのでは」と思いがちですが、ネーム入りでも査定対象としている業者は多いので安心してください。
毛皮の種類やブランドが分からなくても査定してくれる?
毛皮について詳細が不明でも、買取業者は丁寧に査定してくれます。
ブランドは毛皮の裏面についているタグを見れば判断がつくものの、具体的な種類までは分からない・忘れてしまったという方もいるでしょう。
自力で調べずとも、専門知識を持った査定士なら毛皮の種類やブランドまで特定したうえで買取金額を算出してくれますので心配不要です。
数十年前に買った毛皮でも査定対象になる?
毛皮を取り扱っている業者の中には、古い毛皮でも査定対象としているところも多くあります。
そのため、「何十年も前に購入した」「いつ購入したか覚えていない」といった毛皮でも、まずは査定士に見せてみましょう。
おわりに
ミンクを含む毛皮は、高級品として愛されています。とはいえさまざまな理由から、ミンクの毛皮を手放すことを検討している方もいるでしょう。
ミンクは、現在でも中古市場で取引きが行なわれています。買取価格は、毛皮の種類やランク、保存状態のほか、生産者団体やメーカーによっても異なります。
使用していないミンクをお持ちの方は、ぜひ一度、バイセルにご相談ください。査定料や送料など手数料はかかりません。電話やメールでのお問い合わせは、24時間365日受付中です。