明治二分判金の買取相場は?なるべく損をしないように買取時に知っておくべきこと

2023.12.25

古銭買取 コラム
明治二分判金の買取相場は?なるべく損をしないように買取時に知っておくべきこと
明治二分判金などの古い時代の古銭をコレクションしています。いくらになりますか?
保存状態により買取価格が変わりますので一度拝見いたします。お電話・メールよりお問合せ下さい。
祖父が集めていた古銭の中に明治二分判金がありました。価値ってありますか?

「明治二分判金(めいじにぶばんきん)」とは、明治時代である1868年〜1869年まで発行されていた貨幣です。

一般的に買取査定が難しいとされている古銭を、どこでどのように売ればなるべく高く買取に出せるのか、よく分からずお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、明治二分判金の価値と売るときのコツ、更には買取査定に出す前に気を付けるべきことをご紹介します。

是非、明治二分判金を買い取ってもらう前に、当コラムを参考にしていただければ幸いです。

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

明治二分判金とは

明治二分判金とは

明治二分判金は、江戸時代が終わり、明治時代が始まったのちに発行された金貨です。

そもそも「二分判金(二分金・二分判)」とは、主に江戸時代に使用されていた金貨で、多数の種類があります。

二分判金の中でも、明治二分判金は造幣局が開局されるまでのつなぎとして使用されていた金貨でした。

いずれも、形状は短冊形で統一されています。

表面には、上部にある扇型の枠内と下部に「五三の桐紋(桐の葉や花を図案化した一般的な家紋)」、中部に「二分」の文字が横書きで刻印されています。

また、裏面の上部には縦に金座後藤家初代である「光次」の文字、下部には「花押(かおう)」と呼ばれる昔の署名のようなものが刻印されています。

それでは明治時代に鋳造されていた明治二分判金と、江戸時代に鋳造されていた二分判金について詳しくご紹介していきます。

1868年〜1869年明治時代に作られた古銭「明治二分判金」

明治新政府が設立された後に作られていた明治二分判金は、貨幣司二分判(かへいしにぶばん)とも呼ばれています。

明治二分判金が発行された期間は、1868年〜1869年の10ヶ月間です。

素材は金と銀でできており、その割合は23:77で銀が多く含まれています。

明治二分判金に描かれている文字や模様は、綺麗で気品があるという理由でコレクターの間では人気があります。

また、明治二分判金を含む二分判の中に、表面と裏面の刻印が上下逆に打たれているものがあります。

これは「逆打」というエラーコインで、あまり世に出回っていないことから希少価値があるものとされています。

江戸時代に流通していた二分判

江戸時代に流通していた二分判

上でご紹介した明治二分判金が発行される前には、どのような二分判が使われていたのでしょうか。

有名な二分判は以下の通りです。

  1. 万延二分判
  2. 真文二分判
  3. 一朱銀

万延二分判

「万延二分判(まんえんにぶばん)」は万延元年である1860年4月9日より鋳造されていた貨幣です。

通称「小栗二分金(おぐりにぶきん)」とも呼ばれていました。

また、万延二分判金と明治二分判金はデザインがよく似ており、間違って分類されてしまうことも多々あります。

万延二分判金と明治二分判金の見分け方は所説ありますが、最も有力である方法をご紹介します。

万延二分判金と明治二分判金のデザインの違いは、表面をよく見ると分かります。

明治二分判金の方は、「分」が「止メ分(右に流れるはずの払いが払われずに止まっている事)」になっているのと、「五三の桐紋」の底にアルファベットの「V」のような文字があります。

それ以外はほぼ同じデザインとなりますが、実は明治以前にも「止め分」の二分金が鋳造されていたとも言われています。

そのわずかな違いを見分けるのは、素人ではとても難しいとされています。

真文二分判

真文二分判

「真文二分判(しんぶんにぶばん)」は文政元年である1818年4月10日より鋳造されていたとされ、二分判のなかでは最も古い古銭です。

裏面の右上に、楷書体で「文」の文字が刻まれている事から「真字二分金(しんじにぶきん)」とも呼ばれています。

ちなみに似たデザインの中には、崩れたような字体である草書体で「文」の字が打たれている「草文二分半(そうぶんにぶばん)」もあります。

一朱銀

「一朱銀(いっしゅぎん)」は、江戸時代後期の1824年から明治元年である1868年の間に鋳造されていた銀貨です。

一朱銀の中にも、古い順に「文政南鐐一朱銀(ぶんせいなんりょういっしゅぎん)」、「嘉永一朱銀(かえいいっしゅぎん)」、「貨幣司一朱銀(かへいしいっしゅぎん)」と3種類あります。

最初に発行された文政南鐐一朱銀のデザインは、表面に「以十六換一兩(16枚を以て1枚の小判と交換するという意味)」、裏面に「定」「銀座」「常是」の文字が刻まれています。

文政南鐐一朱銀は品質がとても低かったことから、かなり悪評だったようです。

一方、嘉永一朱銀と貨幣司一朱銀は表面に「一朱銀」が刻まれており、裏面は文政南鐐一朱銀と同様に「定」「銀座」「常是」の文字が刻まれていました。

明治二分判金の買取価格や価値

明治二分判金の買取価格や価値

明治二分判金の一般的な買取相場は、状態が良いもので数千円や高くても数万円という傾向があります。

明治二分判金は二分判の中では一番新しく、現在でも市場に出回っているので希少価値としてはそこまで高くないです。

ただし、エラーコインである逆打の場合は、市場にあまり出回っていないため希少価値が高いです。

こちらも美品であれば、買取金額が高くなり、数万円以上になることもあります。

また、例外デザインになっているものは、逆打同様に希少価値があるため買取価格が高くなる場合があります。

※上記は参考価格であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

※ご査定時の市場状況、在庫状況により買取価格が変動する場合ございます。

明治二分判金を高価買取してもらう方法

明治二分判金を高価買取してもらう方法

いざ、お手持ちの明治二分判金を買取に出したいと考えた時、どうせなら少しでも高く査定してもらいたいですよね。

その場合、明治二分判金はどこでどのような状態で買取に出せばなるべく損がないのか、大事なポイントを解説します。

  1. 古銭買取のバイセルがおすすめ
  2. 保存状態が綺麗なものが好ましい
  3. 希少性が高いものは買取価格が上がる

古銭買取のバイセルがおすすめ

まず明治二分判金を買取に出す時に悩むのは、「どこに買取に出せばいいのか?」ということですね。

いくつか手段はありますが、一番おすすめしたいのは古銭に詳しいバイセルに依頼する事です。

何故、バイセルがおすすめなのか、他の手段と比較してみましょう。

  1. ネット上で古銭を売る場合
  2. リサイクルショップに持ち込みした場合
  3. 古銭買取の実績豊富なバイセルに依頼した場合

ネット上で古銭を売る場合

ネット上で古銭を売る場合

古銭は、インターネット上のオークションやフリマアプリを利用して売ることが可能です。

インターネットが使える環境であれば、いつでもどこでも出品ができ、空き時間を有効活用できます。

ですが、この場合お手持ちの明治二分判金について、自分で綺麗に写真を撮ったり、紹介文を書いたり、更に買い手の方とやり取りし、商品の梱包・発送まで全てご自身で行わなければなりません。

個人間のやりとりとなるので、トラブルが発生した際の対処にも困るでしょう。

リサイクルショップに持ち込みした場合

リサイクルショップにお手持ちの古銭を持ち込みすると、その場で買取査定をしてくれるでしょう。

自宅の近くにリサイクルショップがあれば、とにかく品物を持ち込めばいいのでインターネットが苦手な方でも気軽に利用できます。

ですが、リサイクルショップにいる買取査定士は、必ずしも全てのジャンルの品物に詳しいわけではありません。

ましてや、古銭の明治二分判金というあまり一般的なものでない場合、きちんと価値を理解した上で査定してくれるとは言い切れないのです。

せっかくの大事に保管していた古銭が、価値に見合っていない買取価格で買取されてしまったらとても残念な気持ちになってしまいますよね。

古銭買取のバイセルに依頼した場合

古銭専門買取業者に依頼した場合

バイセルには、古銭についての専門的な知識や経験が豊富な査定士が揃っています。

そのためお手持ちの明治二分判金の価値をしっかり見定めてくれ、適正な買取価格で買取ります。

さらに買取業者の中には、手数料無料やキャンセル可能な所もあります。

「わざわざ買取店舗まで行くのが面倒…」「古銭が何枚もあって持ち歩くのはちょっと…」という方のために出張買取サービスや、宅配買取サービスを行っている業者もあります。

このように、古銭に詳しいバイセルにご依頼いただければ、インターネットと比べトラブルに巻き込まれる心配もありません。

また、リサイクルショップと比べ古銭の知識の少ない査定士によって、適正でない買取価格を提示されることもありません。

また、相見積もりと言って複数の買取業者で査定見積りだけ出してもらい、サービスの質や買取価格などを比べるのもおすすめです。

2、3社に依頼する事でそれぞれの買取業者のメリット・デメリットが比べられ、一番ご自身に合った買取業者が見つかる可能性が高いです。

保存状態が綺麗なものが好ましい

保存状態が綺麗なものが好ましい

買取に出す場所を定めた所で、実際にお手持ちの明治二分判金を確認してみましょう。

どの古銭でも保存状態がいいものの方が買取価格は高くなります。

明治二分判金は、二分判の中では一番新しいとは言え100年以上に発行された古銭です。

歴史ある品物なので、汚れや錆がついてしまったり変色してしまうものがほとんどで、傷一つない美品はめったにないでしょう。

そのため、古銭はなるべく綺麗に保存しておいた方が査定での評価が高くなります。

綺麗に保存しておくためには、変色を防ぐため光の当たらない場所で保管し、密閉性が高い容器やケースで保存してください。

複数枚保存する場合は、古銭同士が擦れて傷つかないように、コインアルバムやペーパーコインホルダーが便利です。

古銭は、湿気や酸素を含んだ空気に触れてしまうと、酸化して錆が発生してしまいます。

また、水分や塩分に触れても錆の原因となってしまうので、なるべく素手で触ることも控えましょう。

明治二分判金でも特に希少性が高いものは買取価格が上がる

明治二分判金の中でも希少性が高いものは、そうでないものに比べさらに買取価格が上がります。

明治二分判金の中で希少性が高い種類は、代表的なものだとエラーコインである逆打や例外デザインのものとされています。

このようなものは特に市場で出回っている数が少ないので、希少価値がグンと上がります。

逆打でさらに美品の場合は、通常の二分判金の倍以上の買取価格に跳ね上がる事もあります。

また、逆打は素人が一見しても分かりやすいですが、例外デザインなどの場合は判断しずらいので、専門知識のあるバイセルに見てもらうのが得策です。

明治二分判金の買取で気を付けるべきこと

明治二分判金の買取で気を付けるべきこと

明治二分判金をいつか買取に出そうと考えている方も、既に買取査定の依頼をする事に決めた方も、下記のポイントを一度参考にしていただければ幸いです。

気を付けるべきことを是非実践していただき、より損のないように買取に出していただければと思います。

洗わないこと

古銭は、綺麗な状態で保管されていたほうが買取価格が高くなる可能性があります。

「じゃあ、汚くても洗えばいいのでは?」と考える方も多いかもしれません。

ですが、たとえ古銭が汚れていたとしてもご自身で洗ったり、汚れを落そうとこすってしまって、もしも変色してしまったり欠けてしまうと逆効果です。

そのため、古銭は絶対にクリーニングせずに、そのままの状態で買取査定に出すのが最善でしょう。

付属品をつけること

古銭の中には付属品がついている場合があり、一番多いのは鑑定書です。

鑑定書があれば、査定の際に古銭の価値についての信頼性が増しますし、名称をはじめとする詳細事項が記載してあれば査定の時間短縮にもなります。

次に、古銭が箱やケースに入っている場合もあります。

その際は、箱から出さずにそのまま買取査定に出してください。

不用意に箱から出した際に落として壊してしまったり、触って汚してしまうことを防ぐためです。

その場合、自ら買取査定の評価を下げる事になってしまうので、十分注意が必要です。

お手持ちの明治二分判金に付属品がついているかどうか、是非確認してみてください。

明治二分判金の価値と買取の際に知っておくべきことのまとめ

明治二分判金の価値と買取の際に知っておくべきことのまとめ

明治二分判金は二分判金の中では一番新しく、刻印されている文字が他の二分判金に比べて綺麗なためコレクターの間では非常に人気の高い古銭です。

希少価値の高いエラーコインなどの場合、古銭の専門知識のある人でないと見分けるのが困難なため専門知識のあるバイセルにお任せください。

また、複数の買取業者に査定見積りのみ依頼するのもおすすめです。

傷がない古銭は価値があるので保管には注意を払い、無理にクリーニングはしないようにしましょう。