銀食器の売却相場は?対象の種類や高く売れるブランドをご紹介

銀食器の売却相場は?対象の種類や高く売れるブランドをご紹介

銀食器は贈答品やコレクションとして根強い人気があります。

自宅に不要な銀食器をお持ちなら買取に出してみませんか。

査定対象となる銀食器の種類はプレート、グラス、カトラリー、ポット、クリーマー、ボンボニエールなどがあります。

本記事では買取対象となる銀食器の種類や、高く売れやすい銀食器の特徴、銀食器の買取相場について解説します。

お持ちの銀食器が査定対象かどうかを知りたいなら、買取業者に問い合わせてみましょう。

銀食器をより高く買取してもらうためのポイント、よくある質問と併せてご一読ください。

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

銀食器の種類

銀食器はヨーロッパを中心に1870年から1900年半ばに流行し、上層階級の格式高い行事に出てくる料理に使われていました。

しかし、銀の製造コストが上がり、手入れに手間がかかるなどの理由で人気が低迷しました。

また、銀食器には純銀製(スターリングシルバー)と銀メッキ(シルバープレート)があり、見た目の差はほとんどなく、光の強弱が変わっても光沢感や発色は似ています。

査定では銀食器の種類によって金額が大きく変わります。

銀メッキ(シルバープレート)

銀メッキの食器はニッケルや銅などの表面に銀をコーティングしたものです。

純銀製よりも銀メッキの食器の方が耐久性が高く、安価で購入できます。

ただし、フランス・クリストフル社製「クリストフルシルバー」やマッピン&ウェッブ社製「マッピンプレート」は銀メッキですが、銀の厚みのある高品質なブランドです。

純銀(スターリングシルバー)

純銀製の食器は、純度95%の銀でできています。

純銀の証明に食器には造幣局の品位検定刻印が入っています。

純銀製の食器はデリケートなので保存環境が悪いと黒ずんでしまう場合があります。

高級ブランドやアンティーク品でかつ保存状態が良いと、高値で取引される可能性が高いです。

銀食器の刻印

純銀製の食器なら「SILVER」「STERLING」「純銀」、純度の数字を記載した「950」「925」などが入っています。

しかし、「NICKEL SILVER(ニッケルシルバー)」「G SILVER(ジャーマンシルバ)」「SILVER G」「SILVER PLATED」「SILVER F」などの刻印は銀メッキです。

これらの刻印が入っている銀食器は、高級ブランドではないと買い取ってもらえない可能性があります。

また、純銀製の食器には銀の純度を証明するホールマークが入っており、産地、純度、年号、工房、徴税を記しています。


●産地の刻印…検査した都市の名前
ライオンはロンドン、碇はバーミングガム、バラか王冠はシェフィールド。


●純度の刻印…銀の純度
純度が約92%にはライオン、純度95%には女神のブリタニアが刻まれます。


●年号の刻印…検査を受けた年


●工房の刻印…製造した工房名


●徴税の刻印…納税時期

高く売れやすい銀食器の特徴

銀食器は有名ブランドやアンティーク価値があると、中古市場で需要が見込まれて高く売れやすいです。

ここでは銀食器の有名なブランドと特徴などを簡単にご紹介します。

有名ブランド品

人気が高いブランドの銀食器ほど査定金額も高くなりやすいです。

ブランドの銀食器をお持ちの人は、高額買取が期待できることもあります。

査定を受けてみることをおすすめします。

代表的な銀食器ブランドは以下の通りです。

クリストフル(Christofle) マッピン&ウェッブ(Mappin & Webb)
エルキューイ(Ercuis) ジョージジェンセン(GEORG JENSEN)
ピュイフォルカ(PUIFORCAT) ガラード(Garrard)
上田銀器工芸 早川器物

ここでは上記に挙げたブランドの特徴をご紹介します。

クリストフル

クリストフルは、フランス・パリに本社を置く銀食器の老舗ブランドです。

クリストフルが創業した1830年当時、純銀製の食器は重くて高級品でした。

そこで最新技術を駆使して、銀メッキを用いた食器の製造に成功しました。

また、クリストフルは手で食べることが一般的だった階級の人にも、ナイフとフォークを使う食文化が浸透するようになり食文化に偉大なる貢献をしました。

クリストフルの人気シリーズにはマルメゾン、アルビ、ジャルダンエデン、タリスマン、パール、マルリーがあります。

マッピン&ウェッブ

マッピン&ウェッブは1774年に創業したイギリスを代表する銀食器のブランドです。

マッピン&ウェッブは銀の厚みと装飾性の高さが特徴で、通常の銀メッキより2~3倍もの厚みを持っています。

食器にはシルバーワインバスケット、カフェオレセット、ミニティーポット、ボトルコースター、ミルクジャグなどがあり、アンティーク価値も見込まれるでしょう。

エルキューイ

エルキューイは1867年にエルキューイ村の牧師が、銀食器やメッキ製品を製造したことからはじまります。

世界博覧会に出品した食器が評判を呼び、オリエント急行の食堂車ではエルキューイのナイフやフォークが使われています。

ジョージジェンセン

ジョージジェンセンは、1904年に銀細工師のジョージ・ジェンセンが、デンマークのコペンハーゲンで設立しました。

20世紀に北欧デザインを牽引したブランドです。

ジョージジェンセンには1984年からスタートしたクリスマスコレクションがあり、24金がデザインされた小物や食器類があります。

上田銀器工芸

上田銀器工芸は、1975年に上田耕造が設立しました。

上田耕造は15歳から鍛金師の上田新次郎に師事し、様々な銀食の製造をし続けました。

銀食器は皇室や宮内庁から銀器の制作を依頼されるほどの品質で、現在も精力的に新作を発表し続けています。

早川器物

早川器物(きぶつ)は1948年に新潟県燕市に創業した日本の銀食器ブランドです。

「菊縁ローズ」は「ローズ」の早川器物の代表的なティーポットです。

早川器物はクリアライトシルバーという独自の特殊加工によって、黒く変色しない銀食器を製造しています。

クリアライトシルバーは純銀や銀メッキの表面に、透明度の高いアクリル被膜を電着加工して焼付け処理を施しています。

早川器物の銀食器は長い時間使っていなくても、変色しないといわれています。

アンティークもの

アンティークの銀食器は、骨董品としての需要も査定金額に影響を与えます。

アンティークとは製造された時点から100年を経過した作品を指します。

年月が経過した銀食器は種類によっては残存数も少なく、希少価値が高くなります。

特にマッピン&ウェブやクリストフルなどの高級ブランドの銀食器は、銀メッキでも高額になる可能性が見込まれます。

アンティークものであるうえに保存状態が良ければ査定金額に期待できますが、純銀製の食器やカトラリーは多少黒ずみや変形していても査定できます。

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銀食器の買取相場

銀食器の買取相場はブランド名、アンティーク品、銀の含有量などによって左右します。

例えば、フランスのブランド・クリストフルの銀食器は、食器のセットなら数万円程度で売れる可能性があります。

銀食器のプレートのみ、カップ&ソーサー、カトラリーセットなどアイテムによっても値段が異なりますので、買取相場は一概にいくらとは言えません。

実際の買取価格とは異なる場合もありますので参考程度にしましょう。

バイセルは銀食器の買取実績が豊富にございます。

処分してしまうはずだった銀食器におもわぬ価値が付いたという事例も多々ございます。

「自宅にある銀食器に価値があるか知りたい」「不要な銀食器を整理したい」など、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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銀食器を高く買い取ってもらう方法

銀食器は、買取では高い価値が認められる場合があります。

少しでも高く買取してもらうためにはどのような点に注意すれば良いでしょうか。

ポイントを4つご紹介します。


・セット内容を揃えておく

・付属品も一緒に査定に出す

・手入れをして保存状態をキープする

・銀食器は骨董品の買取業者に売る


それでは、詳しく説明します。

セット内容を揃えておく

銀食器は贈答品や記念品の人気が高いため、銀食器のセットをもらった方もいますよね。

銀食器のセットを買取に出すときには、セット内容をすべて揃えておくと点数に応じて査定金額が高くなりやすいです。

中古市場で銀食器のセットは需要が見込めるため、査定前にアイテムがそろっているかを確認しておきましょう。

付属品も一緒に査定に出す

ブランドの銀食器は、正規店で購入すると箱などの付属品がついてきます。

箱と銀食器を一緒に査定に出すことで、評価が上がる可能性があります。

また、ブランドによっては新品購入時に代表者や工房長の署名が入った鑑定書や、銀食器にブランドのマークやシリアル番号が刻印されている場合があります。

これらは本物であることの証明となるので、なくさずに保管しておきましょう。

手入れをして保存状態をキープする

銀食器の買取価格を大きく左右するのが保存状態です。

価値ある銀食器でも傷がついていたり、装飾などに欠けがあったりすると査定金額が下がってしまう傾向にあります。

また、銀食器は空気や人間の皮膚に触れることで、化学変化を起こして黒く変色してしまう場合があります。

銀食器を黒ずんだまま買取に出すと、場合によっては減額されてしまうかもしれません。

銀を磨くクロスや黒ずみが落ちる専用クリームなども販売されていますので、そういったアイテムで手入れすることも検討してみましょう。

手入れの際は銀食器を傷つけないよう、慎重に行ってください。

銀食器は骨董品の買取業者に売る

銀食器を売るなら骨董品の買取業者がおすすめです。

銀食器を強みとしている骨董品の買取業者であれば、銀食器のブランドとしての価値や歴史的価値、銀自体の価値を見逃さないでしょう。

銀食器がもつ価値をしっかりと見極めてくれるので、高額買取にも繋がりやすいでしょう。

銀食器の買取でよくある質問

銀食器の買取サービスを初めて利用するときには、分かりにくいことや疑問点が出てくることも珍しくありません。

ここでは、銀食器の買取でよくある質問をご紹介し、解説します。



銀メッキの食器も買取してもらえる?

銀食器の中には、大きく分けて純銀製の食器と銀メッキの食器とがあります。

ただし、銀メッキだからと言って買取してもらえないというわけではありません。

貴金属としての銀の価値は認められませんが、ブランドものなどの場合には、銀メッキの食器にも高い価値が付く場合もあります。

銀メッキだから高い買取価格はつかないと諦めてしまわず、まずは試しにブランド食器買取のバイセルに査定をご依頼ください。



折れたシルバーカトラリーなども買取してもらえる?

シルバーカトラリーなどの銀食器で、折れてしまっている場合には買取してもらえるのか不安になってしまうかもしれません。

もちろん、保存状態が良い場合に比べれば食器としての価値は下がってしまうでしょう。

しかしながら、銀の貴金属としての価値に絞って考えるならば、極端なことを言えば変形していようが折れていようが影響はありません。

貴金属として買取される場合には、次の用途に合わせて溶かして成形し直すことが予想されますから、食器としての形をとどめている必要はないのです。

その意味で、折れたシルバーカトラリーなどを買取に出すなら、貴金属の買取に強い買取業者を選ぶと良いかもしれません。



セット内容が揃っていないけど査定してもらえる?

セット内容に欠品があったとしても、ほとんどのところで査定してもらえるでしょう。

完璧にすべて揃っているものよりは買取額が下がってしまいやすいですが、バイセルであれば査定してくれます。

すでにセットの一部を持っていて、持っていない部分を探している人からすれば、欠品があるセット内容でも需要があります。

欠品があるセットものは、食器に特化した販路をもっていると言える食器買取のバイセルへ査定をお申し込みください。



銀食器の買取方法は何を選べばいい?

買取業者によっては、持ち込み買取・宅配買取・出張買取のうち、利用者が買取方法を選ぶことができます。

この中で最も手間がかかりにくい、おすすめな銀食器の買取方法は出張買取です。

出張買取とは査定士が利用者の自宅を訪問し、その場で査定・買取してくれるサービスです。

持ち込み買取のように自分で買取店まで品物を持ち運ぶ手間や、宅配買取のように梱包する手間が省けます。

出張買取を利用すれば、自宅にいながら銀食器の査定を受けられるので、その他の買取方法に比べて時間や労力を削減できます。

銀食器以外についでに査定してもらいたい品物があれば、その場で気軽に追加依頼もできるので、銀食器の買取方法で迷ったら出張買取を選びましょう。


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銀食器コラム

銀食器の歴史や歴史、そしてステンレス食器との違いについて解説します。

銀食器の歴史

銀の歴史は古く、世界遺産としても有名なトルコのカッパドキアからは、紀元前4000年頃に作られたと思われる粒状の銀が出土しています。

また、銀製宝飾品の歴史は紀元前3000年頃、銀食器の歴史は紀元前200年頃より始まったと言います。

精製技術が十分でなかった中世以前、銀は金に比べて精製に高い技術が必要だったため生産量が少なく、金よりも高価な存在でした。

銀があまりに希少であったことから、金に銀メッキを施すことさえあったと言います。

従って中世ヨーロッパの銀食器も非常に高価なものであり、実際に使うことができたのは王侯貴族に限られたようです。

銀食器の価値

近代以降は精製技術の向上もあって銀の価値は下がりましたが、それでも銀食器には高い価値が認められるものが多いです。

銀食器は骨董品やアンティークとしてコレクション目的の高い需要があるほか、素材である銀自体にも価値があります。

銀は宝飾品等に使われる貴金属であることに加え、工業製品などに使われる実用的な金属としても幅広く用いられます。

様々な分野から需要が高い素材である銀を使った銀食器は、買取市場においても値崩れしにくい商材であると言えるでしょう。

銀食器とステンレス食器との違い

銀食器と似たもので、ステンレス食器があります。

一見すると違いが判らない2つですが、価値は銀食器の方が高いとされています。

ステンレス食器は非常に錆びにくく強度がありますが、銀に比べると黒っぽく見えます。

一方、銀食器は変色することはありますが、純銀であれば剥げることはなく優しい光沢を放ちます。

ステンレス食器は1本数百円と安価で入手しやすいため、高い買取額はさほど期待できないでしょう。