アンティークガラス・昭和ガラスは価値がある?買取価格とともに解説!

アンティークガラス・昭和ガラスは価値がある?買取価格とともに解説!

バカラやガレをはじめとする人気作品が多いアンティークガラスや、日本で生まれた昭和ガラスは、中古市場で価値が高いとされています。

本記事ではアンティークガラスと昭和ガラスの価値が高い理由、中古市場で価値が決まるポイント、買取価格を解説します。

また、価値のつきやすい作家・ブランド、買取業者の選び方なども併せてご紹介しますので、アンティークガラス・昭和ガラスを高く売りたいという方は最後までご一読ください。


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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

アンティークガラスと昭和ガラスはなぜ価値が高い?

アンティークガラスと昭和ガラスはなぜ価値が高い?

アンティークガラス製品とは19世紀後半から20世紀前半に人気となった、アール・ヌーヴォー期やアール・デコ期の作品が該当します。

このような古い時代のアンティーク品は制作当時の流行を取り入れており、時代背景を知るのに役に立ちます。

アンティークガラスは、現在では同じものを作れないのでコレクター需要があります。

有名作家やブランドの復刻版が流通しているほど人気で、中でも中古市場では花瓶、ランプ、グラスなどが盛んに取引されています。

一方で昭和ガラスは、日本の昔ながらの家屋などに使われていたガラスで、模様入りのすりガラスであることが多いです。

昭和40年前後が全盛期で、もう日本では量産されていないという理由で希少価値が上がっています。

昭和型板ガラスをお皿などにリメイクすることも可能なため、買取市場での需要も高まってきています。

アンティークガラスの価値が決まるポイント

アンティークガラスの価値が決まるポイント

貴重なアンティークガラスを買取に出すわけですから少しでも高く売りたいですよね。

中古市場でも需要の多いアンティークガラスですが、査定に出した際にはどのようなポイントで価値が決まるのでしょうか。

アンティークガラスの価値を大きく左右するポイントをいくつかご紹介します。

  1. 作品の入手経緯がわかっている
  2. 有名作家や人気ブランドの作品か
  3. 製造時期はいつか
  4. 色ガラスかどうか
  5. 保存状態が良いか
  6. 付属品がそろっているか

それでは、それぞれのポイントを詳しく解説しますので、どのような作品が高く売れやすいのか把握しておきましょう。

作品の入手経緯がわかっている

作品の入手経緯を査定士に伝えることで、査定の手助けになりやすいです。

少しでも入手経緯の情報があれば査定士に伝えましょう。

アンティークガラスをどこで購入したのか、誰から譲り受けたのかを査定前に確認しておいてください。

有名作家や人気ブランドの作品か

アンティークガラスをはじめとした骨董品の価値は、誰の作品かによっても異なります。

有名作家や人気のブランドが手掛けた作品なら、無名作家に比べて中古市場での価値は高くなりやすいです。

価値のあるアンティークガラスとは知らずに査定に出したところ、有名作家の作品だったことが分かり高く売れたというケースもあります。

お持ちのアンティークガラスの作家名やブランド名がわからなくても、査定に出してみることをおすすめします。

製造時期はいつか

アンティークガラスの製造時期も価値を決めるポイントです。

中古市場で需要が高い傾向のあるアンティークガラスは、19世紀後半から20世紀前半に製作されたアール・ヌーヴォー期やアール・デコ期の作品です。

この時期にはドーム兄弟のカメオガラス(異なる色のガラス層でガラス種をコーティングした瓶)など人気を博した作品が多く作られています。

製造時期が古い作品は現存数が少なく、きれいな状態だと評価が上がりやすいです。

他には作家の初期作品、非売品、入手できる人が限定されている作品なども価値が高くなりやすいでしょう。

色ガラスかどうか

アンティークガラスのうち色ガラスを使った作品は、種類やデザイン次第で高く評価されやすいです。

特にシノワズリ装飾(中国風の装飾)が施されている色ガラスの工芸品は希少性が高く、中古市場で人気が高いです。

保存状態が良いか

アンティークガラスの価値を大きく左右する要素に保存状態の良し悪しがあります。

状態の良いアンティークガラスは中古市場で希少価値がつく可能性が高いです。

ただし、ヒビ、欠け、色あせ、汚れが見られる作品だと、価値あるアンティークガラスであっても買取相場が下がる傾向にあります。

ガラス製品は長い間保管しているうちに経年劣化で状態が悪くなりがちです。

査定に出すことを検討しているなら早めに出すことをおすすめします。

付属品がそろっているか

アンティークガラス製品を購入した際についてきた箱、袋、保証書、解説書などの付属品は、作品を査定に出すまで大切に保管しておきましょう。

査定の際に一緒に出すことでコレクション価値が高まり、中古市場での需要が上がりやすいです。

バイセルのガラス製品の買取事例をご紹介

骨董品買取のバイセルでは、アンティークガラス製品もお買い取りしております。

バイセルのガラス製品の買取事例を一部ご紹介します。

買取方法 買取情報(作家名) 買取価格
出張買取 ガラス製品(無名作家) 1,500,000円
出張買取 ガラス製品(ドーム・ナンシー) 270,000円
出張買取 ガラス製品(ガレ) 150,000円
出張買取 ガラス製品(無名作家) 7,000円
出張買取 ガラス製品(無名作家) 4,000円
出張買取 ガラス製品(無名作家) 4,000円
出張買取 ガラス製品(無名作家) 4,000円

※上記実績は一例です。お品物の種類や状態によってはお値段をつけることが難しい場合もございます。あらかじめご了承ください。


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中古市場で価値のつきやすいアンティークガラスの作家

中古市場で価値のつきやすいアンティークガラスの作家

アンティークガラスは、作家や作品の人気度によって価値が異なります。

中古市場で価値のつきやすい作家・ブランドと、それぞれの代表作・種類を紹介します。

  1. エミール・ガレ…オルフェウスとエウリディケなど
  2. ドーム・ナンシー兄弟…カメオガラスの瓶など
  3. ルネ・ラリック…バカント、マルゼルブ、ペリッシュなど
  4. バカラ…グラス、花瓶、シャンデリアなど
  5. モーゼル…ボヘミアンガラスのグラスなど
  6. ミューラー…カメレオン文花瓶、五灯式天吊ランプなど
  7. バーナード・リーチ…飴釉鳥図大鉢、虎図大皿など
  8. 黒木国昭…金彩象嵌 和の灯、プラチナ象嵌花器「光琳」など
  9. 藤田喬平…手吹水指「夕立」、手吹ヴェニスなど
  10. 河上恭一郎…瑠璃金彩糸巻文「切子姫重」など
  11. 岩田藤七…金彩色 盃、瑠璃金彩壷 花入

エミール・ガレやドームなどの有名作家、バカラやラリックなどの有名ブランド作品は買取価格が高くなりやすいです。

特に、バカラのシャンデリアなどであれば高値が期待できます。

同じ作家とメーカーの作品であっても、作品や状態によって価値が変わるので、実際に買取に出した際の価格には幅があります。

アンティークガラスの人気ブランド

アンティークガラスの人気ブランド

アンティークガラスの中でも、人気ブランドの作品は高く買取されやすいという傾向があります。

代表的なアンティークガラスの人気ブランドを4つご紹介します。

ここに名前のあるような人気ブランドのアンティークガラスであれば、高く買取してもらえる可能性があるでしょう。

ラリック

グラス、ジュエリー、食器、香水瓶など様々な製品を製造しているラリックは、創業130年以上の歴史があるフランスのガラス製品ブランドです。

花や動物などをモチーフにし、艶消し技法によって光を柔らかく反射させる浮き彫りを作るのが特徴です。

ラリックの人気シリーズや買取相場、高く売るためのポイントについては、こちらのコラムをご覧ください。

バカラ

250年以上もの歴史があるバカラは、フランスに本社があるクリスタルのラグジュアリーブランドです。

主にテーブルウェアを製造し、フランス・イギリス・ロシアをはじめとする各国の皇室でも愛用されています。

バカラの製品は、高品質の原料と熟達した技術によって創り出される高級クリスタルガラスで出来ているのが特徴です。

シャンデリアなどであれば買取額が一気に跳ね上がりますが、大きすぎて買取を断っている業者もあるようです。

バカラのシリーズや価値について詳しく知りたい方は、こちらのコラムをご覧ください。

サン・ルイ

サン・ルイは、1767年フランス国王ルイ15世に「サンルイ王立ガラス工房」の称号を与えられた工房です。

バカラと17世紀初期に合併期間が10年ほどあったということもあり、バカラに並ぶ高級クリスタルグラスブランドとも言われます。

最高峰のガラス成形技術を誇り、「アポロ」や「トミー」など、カットの美しい人気シリーズが多いです。

一時ガラス製造を中止していたサン・ルイが再始動し始めた戦後は、アールデコ様式の全盛期であったため、当時の作品はその影響を受けたものを多く生み出しています。

サン・ルイは、日本の買取市場ではそれほど多く出回っていないブランドですが、その希少性もあいまって高く評価されやすいです。

ドーム兄弟

ドーム兄弟(兄・オーギュスト、弟・アントナン)は、19世紀後半〜20世紀前半ころに活躍したフランスのガラス工芸家です。

フランス北部のナンシーで工場を切り盛りしていたため、「ドームナンシー」とも呼ばれました。

ドーム兄弟は、同じくナンシーにガラス工場を建てたエミール・ガレの作品に大きく影響を受けました。

工場を成長させていき、アール・ヌーヴォー調やアール・デコ調、透明クリスタルのガラス置物などを生産していました。

ドーム兄弟のガラス工芸品に使われる主な技法は、以下の2つです。

・アンテルカレール…絵模様が描かれたガラスの上に、更にガラスを被せて立体的にさせる技法

・ヴィトリフィカシオン…粉末状にした色ガラスを再加熱し、発色を豊かにする技法

ブリュッセルやパリの万国博覧会をはじめとした受賞歴をもつドーム兄弟のメーカーは、現在でも「クリスタル・ドーム」の社名で存続しています。

買取市場でもドーム兄弟の人気は非常に高く、最も高い価格で取引されるアンティークガラスの1つです。

和ガラス

日本で生まれた和ガラスも、外国のガラス製品ブランドに並び買取市場での需要があります。

和ガラスの中でも有名なのは、江戸時代に誕生した「江戸切子」や、島津・薩摩藩に伝わった「薩摩切子」でしょう。

2020年頃から昭和レトロが一種のトレンドとなり、和ガラス製品のコップや食器、インテリアなどが注目されています。

高く売れる昭和ガラスの特徴

昭和ガラスは、現在ほとんどが廃盤となっており、再生産することができない貴重なガラス製品です。

昭和レトロブームも相まって、買取価格が付くことが期待できます。

中でも花や葉、細やかな模様が入った昭和ガラスは人気で、需要が高い傾向にあります。

また、障子戸や窓に使われていた大きいサイズのものも、状態次第では高値になる可能性があります。

買取業者の選び方

買取業者の選び方

骨董品を扱う買取業者は数多くあるので、どこを利用しようか迷ってしまいますよね。

業者選びは、アンティークガラスを納得して売るために慎重になるべきポイントです。

アンティークガラスを売る際には、以下の3つの項目を満たす買取業者に査定依頼することをおすすめします。

  1. 状態が悪くても査定をしてくれる
  2. 買取方法に複数の種類がある
  3. アンティークガラスの買取実績が豊富

それではそれぞれ詳しく解説します。

状態が悪くても査定をしてくれる

古い時代に作られたものが多いアンティークガラスは、破損や汚損の目立つ骨董品を査定してくれるような買取業者で見てもらうことをおすすめします。

骨董品買取業者によっては、状態が悪すぎると中古市場で買い手が付きづらくなるという理由で、査定を断っている場合があります。

買取業者ごとに査定可能としている状態は異なるので、公式ホームページで確認するかオペレーターに問い合わせておきましょう。

買取方法に複数の種類がある

アンティークガラスを売る際には、買取方法に種類がある業者を選びましょう。

多くの大手の骨董品買取業者では、利用者が都合に合わせて作品を売りに出せるように、複数の買取方法を提供しています。

例えば、バイセルなら出張買取・宅配買取・持ち込み買取の3つがあります。

出張買取は査定士が利用者の自宅まで訪問し、その場で査定してくれるサービスです。

利用者が査定金額に納得できたら、その場で現金を受け取れます。

アンティークガラスは割れ物なので、買取店に運ぶまでに傷をつけないようにと気を張りながら自分で持ち運ぶには少し手間かもしれません。

それゆえ、出張買取を使えば自宅にいながら査定に出せるので、手間と時間を最低限に減らすことができます。

バイセルの出張買取サービスは手数料完全無料で、日本全国への出張に対応しています。

バイセルの出張買取のご利用の流れやスケジュール例、よくある質問などはこちらからご覧いただけます。

アンティークガラスの買取実績が豊富

買取実績が豊富な業者を選べば適切な査定金額をつけてもらえるので、安心して売ることができるでしょう。

その業者が骨董品の価値を見極めてくれるかどうかは、買取実績が豊富かどうかが判断材料の一つになります。

アンティークガラスを含む骨董品の実績が多いほど、査定士の査定経験の多さにつながり、お持ちのアンティークガラスの価値を見極めて価格に反映してくれるでしょう。

買取実績は業者の公式サイトに記載されていることが多いので、査定前にアンティークガラスの買取実績があるかどうかを確認しておきましょう。

アンティーク品に詳しいバイセルに査定を依頼する

アンティークガラスを売るなら骨董品の買取実績が豊富なバイセルにお任せください。

アンティークガラスの価値は作家、ブランド、製造時期、保存状態、中古市場の動向など様々な要素を踏まえて決まります。

そのため、知識を持った買取業者でなければ見抜くことはできません。

バイセルはアンティークガラスをはじめとした骨董品の買取実績が多数ございます。

豊富な買取経験を持った査定士が、お持ちのアンティークガラスの価値をしっかりと見極めます。

バイセルの骨董品の買取実績や買取相場は以下のページにてご紹介しておりますので、参考にご覧ください。

アンティークガラス買取に多いQ&A

アンティークガラス買取に多いQ&A

アンティークガラスを含む骨董品の買取には分かりにくい部分も多く、特に初めて利用する人にとっては様々な疑問点がつきものかもしれません。

アンティークガラスの買取で多く見られる疑問をご紹介し、それにお答えしていきます。

なるべく不安の無い状態で買取サービスをご利用いただける一助となれば幸いです。

Q.傷や汚れがあっても買取してもらえる?

A. アンティークガラスに極端に大きい傷や汚れがある場合には、大きく減額されたり買取自体ができないこともあります。

ただし、人気ブランドのものや人気の作品であれば傷や汚れがあっても買取可能な場合はあります。

まずはバイセルの無料査定で価値を確かめてみてください。

Q.売りたいガラス製品が大量にあるけど査定してもらえる?

A. 売りたいガラス製品が大量にある場合でも、まとめてバイセルにお任せください。

バイセルの査定士が1点1点丁寧に見させていただきます。

大量のガラス製品は持ち運びが大変ですから、出張買取サービスのご利用がおすすめです。

数が多い場合には査定にお時間がかかる可能性がありますので、査定のお申し込みの際にその旨を伝えていただくと、スムーズにご対応できるかと思います。

Q.ブランドものか分からないけど見てもらえる?

A. もちろんです。骨董品買取のバイセルなら、作者やブランドが不明なアンティークガラスの価値もしっかりと見極めさせていただきます。

「無名作品と思っていたものが、実は価値の高いブランドものだった」などといったケースも実際にありますので、詳細不明なガラス製品も一度試しにバイセルにお見せください。

Q.鑑定書・保証書が無いけど買取してもらえる?

A. 確かに鑑定書や保証書があることで価値の証明になり、買取市場での需要も高くなりやすいです。

とはいえ、鑑定書・保証書が無くても買取は可能です。

鑑定書や保証書が無いからと諦めてしまわず、まずはバイセルにご相談ください。

Q.何年前のものをアンティークガラスと呼べるの?

A. 「アンティーク」とは製造された時点から100年を経過した骨董品を指すことが多いですが、明確な定義は存在していません。

似た言葉の「ヴィンテージ」も製造年数に明確な定義はありませんが、製造から10〜30年以上経過した価値がある古いものを指すことが多いです。

もうひとつ似た言葉とされる「昭和レトロ」とは、昭和時代を懐かしめる作品や懐古趣味などを指します。

アンティークとして価値があるかわからないガラスは、ぜひ一度バイセルにて価値を見極めさせてください。