ヴァシュロン・コンスタンタン レディースウォッチの買取相場はいくら?

2024.03.04

時計買取 コラム
ヴァシュロン・コンスタンタン レディースウォッチの買取価格は?高く売るコツも紹介

世界最古にして最高峰の時計ブランド「ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin )」では、上品なレディースウォッチを製造しています。

現代の女性のニーズに合うようデザインされた時計のモデルは幅広く、どれも中古市場にて高値で取引されています。

今回の記事では、ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史や特徴について触れ、レディースウォッチの全体的な買取相場と人気モデルをご紹介していきます。

後半では、時計の買取時に役に立つお店の選び方・注意点・高く売るコツについても解説します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

世界三大時計に名を連ねるヴァシュロン・コンスタンタン

世界三大時計に名を連ねるヴァシュロン・コンスタンタン

1755年に創業したヴァシュロン・コンスタンタンは、継続して時計製造をしてきたメーカーとしては世界最古とされています。

世界三大時計に名を連ねていることでも知られ、「パテック・フィリップ(Patek Philippe)」「オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)」と肩を並べる最高峰の時計ブランドです。

まず最初に、世界が認めるヴァシュロン・コンスタンタンが歩んできた、歴史や特徴に迫っていきます。

また著名人にも愛されるレディースウォッチの魅力についても解説していきます。

世界が認める複雑機構技術

ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史は、時計工業が主要な産業になりつつあった18世紀中頃のスイス・ジュネーブにある小さな工房からはじまります。

創業者で時計職人のジャン・マルク・ヴァシュロンが製造した懐中時計は、美しい装飾が施されたムーブメントで高く評価され、後の息子と孫にも技術力が継承されていきました。

特に孫のジャック・バルテルミーは、繊細ながらも大胆なアイデアの持ち主として知られており、複雑機構「ミニッツリピーター」といった高度な技術が要求される時計の製造も得意としていました。

脈々と受け継がれた複雑機構の技術力は、世界が認めるヴァシュロン・コンスタンタンの根幹にもなっています。

ロゴ「マルタ十字」

ヴァシュロン・コンスタンタンの時計といえば、「マルタ十字(マルタクロス)」と呼ばれるロゴが印象的です。

マルタ十字は元々、キリスト教の騎士修道会である聖ヨハネ騎士団の象徴とされていました。

4つの扇形紋章を結合させた8つの角が特徴で、騎士道に対する以下8つの美徳を象徴しています。

  • ・忠誠心
  • ・勇敢さ
  • ・素直さ
  • ・敬虔さ
  • ・名誉
  • ・死を恐れないこと
  • ・弱者の庇護
  • ・教会への敬意

ヴァシュロン・コンスタンタンのロゴとして採用された由来は、「香箱(こうばこ)」と呼ばれる部品のカバー箇所のデザインがマルタ十字のシルエットに似ていたことにあります。

またマルタ十字に込められた8つの美徳と、ヴァシュロン・コンスタンタンの時計作りへの思いが共通するところも、ロゴの採用に至った理由のひとつだったのかもしれません。

ヴァシュロン・コンスタンタンが作り出すレディースモデル

精巧な時計製造が最大の武器であるヴァシュロン・コンスタンタンのレディースウォッチでは、気品溢れる魅力的な時計をラインナップしています。

19世紀中頃から製造を開始し、時代の変化と共に変わる女性のニーズに合わせた時計作りを大切にしてきました。

今ではパトリモニーやトラディショナルなど、個性豊かなシリーズを展開しています。

ほかにも、宝石が散りばめられたワンランク上のシリーズもあり、多くの女性の憧れとなっています。

例えばダイアナ公妃のために設計された「レディ・キャラ( LADY KALLA)」は、文字盤やブレスレットなど時計全体にダイヤモンドが使われている格式のある時計です。

ヴァシュロン・コンスタンタン レディースウォッチの買取相場

ヴァシュロン・コンスタンタンのレディースウォッチは、シンプルなものから宝石を使ったものまでラインナップされているため、全体的な買取相場は「数万円〜数百万円」と幅広くなっています。

また「保存状態」「付属品の有無」「モデル」など、様々な要素によって具体的な買取価格は変わってきます。

そのため、ご紹介した買取相場は参考程度に留めて、専門性のある買取店に一度、査定してもらうのが確実です。

ここから、ヴァシュロン・コンスタンタンのレディースウォッチとして代表されるシリーズを何点かご紹介します。

パトリモニー

すっきりとしたラウンドシェイプの「パトリモニー(PATRIMONY)」は、一切の装飾が省かれたシンプルな美しさを堪能できるシリーズです。

1950年代の時計から着想を得たクラシカルなデザインは、簡素ながらも独自の雰囲気を放っています。

完璧な円形のケースと無駄のない美しい文字盤は、ヴァシュロン・コンスタンタンだからこそ実現できる技です。

トラディショナル

「トラディショナル(TRADITIONNELLE)」は、18世紀から受け継がれる時計製造の伝統を堪能できる1本です。

搭載されているムーブメントは、シンプルなものから複雑なものまでラインナップされており、どれも美術工芸品といっても過言ではない美しさがあります。

ベゼル・文字盤にダイヤモンドを敷き詰められたジュエリータイプもあり、時計の機能美に加え、宝石の美しさを堪能できます。

マルタ

ゆるく曲線を描くケースが特徴的な「マルタ(MALTE)」は、1912年の登場以来、根強い人気を持つヴァシュロン・コンスタンタンの代表的なシリーズです。

ちなみに力強さを表現している「トノー型(樽型)」のケースのデザインが現行モデルですが、2006年には「ロイヤル・イーグル」と呼ばれる別モデルも、マルタシリーズに組み込まれました。

ロイヤル・イーグルは様々な機能を搭載したクロノグラフで、現行モデルとは違ったクラシックな雰囲気が特徴です。

ハーモニー

「ハーモニー(HARMONY)」は、伝統的なクロノグラフのデザインと最新技術がうまく調和したモデルです。

僅かに丸みを帯びた四辺が特徴のクッション型ケースに、ラウンドのガラスが優しい印象を与えてくれます。

種類によっては、世界最薄5.2ミリの自動巻きムーブメントが採用されており、ヴァシュロン・コンスタンタンの持つ技術力の高さも表現されています。

ウール・クレアティブ

歴史的に有名なタイムピースからインスピレーションを受けた「ウール・クレアティブ(HEURES CREATIVES)」は、エレガントで現代的なレディースウォッチです。

大きく3種類に分類され、それぞれ「ウール・ロマンティック」「ウール・ディスクレット」「ウール・オダシューズ」と呼ばれています。

ダイヤモンドがふんだんに用いられており、時計製造の技術力だけではなく、ジュエリーに対する専門技術の高さも伺えるシリーズです。

メティエ・ダール

ヴァシュロン・コンスタンタンは装飾技術にも長けており、「メティエ・ダール(METIERS DART)」は、その長所が遺憾無く発揮されたシリーズです。

世界中の芸術・歴史・文化がデザインのヒントになっており、中国干支の動物が文字盤中央に掘られたモデルなど、一般的な時計とは違う魅力があります。

熟練の彫刻師によってモデルごとに個性を与え、エナメル職人がデザインに合わせた複雑な着色を施し、芸術性のある時計に仕上がっています。

エジェリー

「エジェリー(EGERIE)」は、女性のためにデザインされた2020年に発表された新しいシリーズです。

希少性・情熱・細部へのこだわりなど、モノづくりへの思想を重んじる「オートクチュール(高級衣装)」「オートオルロジュリー(高級時計)」の分野が融合した、上品で優雅なデザインが特徴となっています。

例えば文字盤に並ぶ数字は、刺繍がデザインのヒントになっており、オートクチュールの特徴がうまく表現されています。

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ヴァシュロン・コンスタンタンの優良買取店を選ぶには?

ヴァシュロン・コンスタンタンの優良買取店を選ぶには?

ヴァシュロン・コンスタンタンを売る際に大切になってくるのが、優良買取店を選ぶことです。

インターネットで検索をかければ、簡単に買取店を見つけ出すことはできますが、実力あるお店を特定するのは難しいです。

ここから、時計を売るお店選びのポイントとして、以下3点をご紹介します。

  • ・時計に詳しい買取店を選ぶ
  • ・買取実績を見る
  • ・口コミで評判をチェックする

詳細内容をみていきましょう。

時計に詳しい買取店を選ぶ

名のあるブランドの時計を売る際は、「時計買取のバイセル」が最もおすすめです。

ヴァシュロン・コンスタンタンのレディースウォッチは定期的に新しいモデルが発表され、市場価値も変わってきますので、的確な査定額を決めるには専門知識が必要不可欠になるためです。

時計買取のバイセルでは、幅広い種類の時計ブランドに精通しており、熟練の査定士も多く在籍しています。

ヴァシュロン・コンスタンタンの市場動向も把握していますので、買取相場に見合った査定額が期待できるでしょう。

手軽な売却方法として、総合リサイクルショップなどが挙げられますが、専門知識が乏しいため、ご紹介したような相場価格を大きく下回る査定額になる可能性があります。

そのため、高価なヴァシュロン・コンスタンタンを売りに出す際のお店選びでは、時計に詳しい買取店であることを最低条件としておきましょう。

買取実績を見る

各買取店の公式サイトに載っている「買取実績」は、お店選びの際の大切な情報となりますので、ぜひ目を通しておきましょう。

時計専門をうたっている買取店であっても実力には差がありますので、実績が乏しかったり、創業して間もなかったりする買取店を間違えて選ばないよう、注意する必要があるためです。

買取実績のある買取店であれば、経験豊富な査定士が在籍していますし、多くの利用者から信頼されている証拠でもあります。

1年間に数万件もの買取を行っている買取店であれば、安心してヴァシュロン・コンスタンタンの査定をお願いできるでしょう。

口コミで評判をチェックする

買取店を選ぶ際は公式サイトだけではなく、実際にサービスを利用した方が書き込む「口コミ」サイトもチェックしておきましょう。

公式サイトには載っていない、利用者だから分かる買取店の「良い所」「悪い所」が口コミの情報から分かるからです。

ただ口コミは主観的な内容なうえ、匿名での書き込みが多いため、正確性に欠けているのがデメリットです。

チェック時には1件だけの口コミを鵜呑みにはせず、複数の口コミに目を通して、信用できる買取店か判断するよう心がけてください。

ヴァシュロン・コンスタンタンを売る前の注意点

高級時計で知られるヴァシュロン・コンスタンタンですが、時計の状態次第では期待通りの買取額にならない可能性もあります。

そこでここから、時計の買取で損をしないための注意点として、以下2点を解説していきます。

  • ・破損やキズありは買取価格を下げる
  • ・電池交換や修理はせずに査定へ

それぞれ詳細内容を確認して、残念な結果にならないようにしましょう。

破損やキズありは買取価格を下げる

時計専門の買取店では、時計の状態に応じたランク付けをして買い取った時計を再販しています。

新品の状態に近いほど価値があり、使用感のある時計はランクが低く、販売価格も安くなります。

買取においても状態の良し悪しは重要な評価ポイントで、破損やキズありの時計は買取価格が低くなる場合が多いです。

ただヴァシュロン・コンスタンタンは問題を抱えていても、時計買取のバイセルであれば買い取ってくれますので、不安を抱える必要はありません。

電池交換や修理はせずに査定へ

ヴァシュロン・コンスタンタンといえば機械式時計ですが、電池で稼働するクオーツ式も製造しています。

中には止まってしまったクオーツ式を買取に出そうか、検討している方もいるのではないでしょうか。

ただ買取のための電池交換・修理はせず、そのままの状態で査定に出しましょう。

なぜなら、電池交換等で支払う費用以上の査定額アップが期待できず、かえって損をしてしまう可能性があるためです。

買取店によっては自社工房を所有しており、修理して再販するところもあります。

そのため、動かなくなった時計でも買取を受け付けてくれますので安心です。

ヴァシュロン・コンスタンタンを高く売るためのコツ

ヴァシュロン・コンスタンタンは少しの工夫で手にできる金額が変わってきます。

最後に、時計ブランドを高く売るためのコツとして以下2点をご紹介します。

  • ・付属品・保証書を忘れずに
  • ・できるだけ早めに買取に出す

詳細内容を参考に、これからの買取に役立ててください。

付属品・保証書を忘れずに

前述した通り、時計は新品の状態に近いほど価値が高くなる傾向にあり、購入時に付いてくる付属品や保証書も査定時の評価ポイントになります。

そのため付属品・保証書を時計とは別にしまっていた方は、査定前に揃えておきましょう。

基本的に内箱・外箱・取扱説明書・小冊子・保証書が、ヴァシュロン・コンスタンタンの正規取扱店で購入した際に付いてきます。

ただ長い歴史を持つヴァシュロン・コンスタンタンは、販売された年代やモデルによって付属品・保証書が少し変わってきますので、その点には注意しておきましょう。

例えば年代によっては小冊子に保証書が記載されていたり、保証書ケースなど別の付属品が付いている場合もあります。

またシリーズによっては、クロノメーター証や替えのベルト、USBメモリなどが付属しているのもあります。

できるだけ早めに買取に出す

時計は大切に保管していても、経年劣化を完全に避けるのは非常に難しいです。

例えば湿気が内部に侵入し、部品がサビてしまう可能性もあります。

年代のもののヴァシュロン・コンスタンタンもマニアの間では人気がありますが、状態が悪くては市場価値に見合った買取価格は望めません。

久しく使っていない時計を持っている方は、経年劣化が進む前に早めに買取に出すことが、高く売るためには大切なコツになってきます。