
東京都内の地下鉄の発展とともに生まれた「メトロカード」は、当時としては画期的なプリペイドカードです。
ただ電子カードとしての機能を兼ね備えたPASMOの登場により役目を終えてしまったため、今では買取業者でもなかなか取り扱ってくれません。
今回の記事では、メトロカードの歴史を振り返りながら、換金できるのかを詳しく解説していきます。
また金券・商品券をお得に換金するための買取業者の選び方や、買取サービスの利用方法などについても紹介していきます。
メトロカードの買取について
大変恐れ入りますが、バイセルではメトロカードの査定・買取はできかねます。ご了承ください。その他の金券をお持ちの方はこちらからお問い合わせください。
メトロカードとは

メトロカードは東京メトロの前身である、東京地下鉄と営団地下鉄が共同で発行をはじめた磁気式のプリペイドカードです。
1988年から発行がはじまり、「NSメトロカード」や「SFメトロカード」など、利用できる路線の区間などに違いがある種類が続々と発行されました。
例えば1996年に販売が開始されたSFメトロカードは、都営地下鉄全線で利用できるうえに、自動券売機や自動精算機での支払いでも活用できる画期的なカードとして注目を集めました。
PASMOの普及で販売終了
1990年代では画期的だった磁気式プリペイドカードのSFメトロカードでしたが、PASMOの普及とともに需要が減り、2008年3月14日の終電をもって自動改札での利用ができなくなりました。
ただ2015年3月31日までは、自動販売機・自動精算機・係員改札口で清算することは可能でした。
メトロカードの換金方法

利用する機会が無くなってしまった、メトロカード各種の処分に困っている人も多くいることでしょう。
今でもメトロカードは有効活用できるのか、3つの方法に分けて解説していきます
払い戻しできる?
残念ながら2018年1月いっぱいで取り扱いが終了しているため、現金への払い戻しやPASMOへの残高移行の対応はできません。
たとえ未使用のメトロカードを持っていても、地下鉄のサービスセンターなどでの払い戻しの対応は難しいでしょう。
買取店で売れる?
金券・商品券を取り扱う買取店の利用も、現金化の方法として挙げられます。
しかし、地下鉄等での取り扱いが終了してしまっているメトロカードの買取は難しいです。
買取店では、買い取った金券・商品券を再販することを生業にしています。
メトロカードなどの価値が無くなってしまった商材は、販売しても売れる見込みがないため、多くの買取店が「買取不可」もしくは数円程度での買取としています。
フリマアプリで売れることも
利用価値が無くなってしまったメトロカードですが、中には発行枚数が少ない稀少な絵柄にコレクション目的としての需要があり、買取価格が付く場合もあります。
例えば、芸能人がデザインされたカードやイベント配布用に用意されたカードなどは発行枚数が少ない場合があり、コレクターの中では価値ある絵柄も少なからず存在します。
ただ希少価値のあるメトロカードは買取店では評価されることはありませんので、個人間で所有物の売買ができる「フリマアプリ」の利用を検討しましょう。
金券はコレクションとして売るなら出品できる
金券類の出品が禁止されているフリマアプリですが、コレクション用としてならプリペイドカードを売ることはできるため、高値で売れるチャンスがあります。
しかしフリマアプリは個人間でお金のやり取りを行うため、「価格交渉」「クレーム対応」など面倒に感じる様々な問題にも対処する必要があります。
フリマアプリを利用してメトロカードを売る前には、手にできる金額と販売のためにかかる手間や時間を天秤にかけて、どちらが自分にとって有益なのかを考えてから行動に移しましょう。
バイセルではメトロカードの買取はできかねますが、こちらのバナーから強化買取中の金券をご紹介しています。
クオカード、全国百貨店共通券など全国で使える金券を広く買取しています。
詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
金券を売るなら買取業者へ

メトロカード以外の金券を持っていたら買取店へ
メトロカードは利用できる機会が無くなってしまったため、買取業者では取り扱ってくれるのは難しいです。
しかし金券・商品券の買取専門業者では、メトロカード以外の幅広い種類を買い取ってくれるのが魅力なポイントです。
もしもメトロカード以外の商品券を持っている人は、買取業者の利用を考えてみましょう。
買取店の便利な買取サービスを使おう!
買取業者では商品券の種類ごとに換金率を設定しており、事前に買取価格を簡単に見積もれるので、業者の比較も効率的に行うことができます。
ただ中には「お店に商品券を持っていくのは面倒」と、思っている人もいるのではないでしょうか。
買取業者では実店舗への持ち込みだけではなく「出張買取」「宅配買取」など、自宅にいながら買取を済ませられるサービスを用意している業者も多数あります。
出張買取とは、査定員が自宅に訪問してくれて、その場で商品券の査定から買取金額の支払いまで1度で済ませられるサービスです。
また宅配買取は、買取業者から送られてくる宅配キットを利用して、買い取って欲しい商品券などを送ることで、後日に査定結果が電話・メールで届くサービスになっています。
買取業者のホームページから簡単に申し込みができるため、忙しい人でも時間を選ばずに気軽に利用できます。
買取業者の賢い選び方と使い方

全国からの買取依頼を受け付けている買取業者は数多くあるため、はじめて利用する人にとっては業者を1つに絞るだけでも大変です。
最後に金券・商品券を売る際の上手な買取業者の選び方と賢い利用方法として、以下3点を紹介します。
- ・換金率を比較する
- ・手数料などの支払いがないかチェックする
- ・無料サービスを積極的に活用する
それぞれ詳しくみていきましょう。
換金率を比較する
同じ種類の金券・商品券であっても、買取業者によって設定している換金率は異なるため、複数の買取業者が公表している換金率を比較しましょう。
金券・商品券の買取金額は換金率の割合が重要で、1%の違いだけでも最終的に手にできる金額は変わってきます。
また換金率は、商品券の「発行年数」「状態」「残りの有効期限」などによって変わる場合があります。
ホームページに記載されている換金率だけを鵜呑みにはせず、注意事項なども入念にチェックし、それでも不安な人は業者に直接問い合わせましょう。
手数料などの支払いがないかチェックする
商品券などの売るために買取サービスを利用する際は「手数料」などの支払いが発生しないか、事前にチェックするもの忘れずに行いましょう。
換金率が高い買取業者であっても、買取サービスを利用するための手数料などが必要となると買取金額も変わってきます。
また出張買取・宅配買取などを利用する際も要注意です。
買取サービスによっては、出張費・配送料・振り込み手数料などの支払いが発生するケースがあるためです。
買取業者の中には買取サービスを完全無料で提供しているところもあるので、業者選びの際は「手数料無料」を選ぶ基準の1つに加えましょう。
無料サービスを積極的に活用する
金券・商品券の換金で買取業者を利用するなら、用意されている様々な無料サービスを積極的に活用して、お得に買取を済ませましょう。
例えば、代表的な無料サービスとして「無料査定」が挙げられます。
買取業者のホームページから簡単に依頼ができるため、持っている金券・商品券の具体的な買取金額を知りたい人は、査定依頼からはじめるのをおすすめします。
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