
日本でオリンピックが開催されるたびに発行されてきたオリンピック切手。
本コラムでは過去に発行されたオリンピック切手の現在の買取価格やプレミア品があるのかなど、オリンピック切手の魅力に迫っていきます。
また、お持ちのオリンピック記念切手の価値を下げずに買い取ってもらうために押さえておくべきポイントについてご紹介をします。
目次
オリンピック記念切手とは?

オリンピック記念切手は、オリンピック開催に合わせて発行される切手のことを指します。
オリンピック記念切手の歴史は古く、1896年の第1回のアテネ大会の時から発行されていました。
日本では1964年開催の東京オリンピック、1972年開催の札幌オリンピック、1998年開催の長野オリンピック、2021年開催予定のオリンピックを入れると、日本でのオリンピック開催は合計で4回となります。
2020東京オリンピック切手は希少価値が見込める?

2020年夏に開催されることが決まっていた東京オリンピックですが、コロナウイルスの世界的な流行に伴い2021年7月23日の開催に変更となってしまいました。(※記載内容は2020年5月時点の情報となります)
2020東京オリンピック開催に伴い、2019年3月~2020年3月までに3種類のオリンピック切手が発行・販売されました。
切手名 | 発行日 | 額面 |
---|---|---|
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(寄付金) | 2019年8月26日 | 920円(82円切手10枚1シート) |
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(寄付金) | 2019年3月12日 | 940円(84円切手10枚1シート) |
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 東京2020聖火リレー | 2020年3月10日 | 840円(84円切手10枚1シート) |
いずれの切手も今現在では郵便局での販売が終了しているため窓口では購入することができません。
既に完売していることや、初となるオリンピックの延期など様々な要因が重なり今後価値が高くなる可能性は十分に秘めていると言っても過言ではないでしょう。
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発売当初はさほど注目されていなかった2020東京オリンピック切手ですが、フリマサイトやオークション等では一部コレクターが所有していた2020東京オリンピック切手に額面以上の価格帯で取引がされています。(※2020年5月現在)
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1964年東京オリンピック切手の価値は?

日本で開催されたオリンピックで有名なのは、やはり1964年に開催された東京オリンピックでしょう。
当時の日本では切手ブームが起こっていたこともあり、東京オリンピックを記念して発行された切手が大量に流通しました。
当時とても人気があった1964年の東京オリンピック記念切手ですから、今も保有している方もいるでしょうし、中には「プレミア価値が付くのではないか」と期待される方もいるのではないでしょうか。
しかし、東京オリンピックの記念切手は、発行枚数が多かったことでいまだに買取市場で見かけることもあり、基本的には額面よりも買取額が下回る可能性があります。
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市場で大量に出回っている東京オリンピックの記念切手ですが、切手の用途や需要が減っている今、さらなる買取額の下落も予測されています。
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東京オリンピック切手はこちらの記事でも紹介しています
オリンピック記念切手の図案は5種類
1964年に開催されて第18回東京オリンピックを記念して発行された記念切手の図案は、全部で5種類あります。
・聖火台と競技人物(額面5円)
・国立競技場(額面10円)
・日本武道館(額面30円)
・国立代々木競技場(額面40円)
・駒沢体育館(額面50円)
過去のオリンピック記念切手の図案の多くが、スポーツをしている人物や選手、あるいは五輪マークなどでした。
ですが、1964年の東京オリンピック記念切手の図案は、オリンピック競技が行われた競技場がメインとなってます。
非常に珍しい図案ではありますが、当時の日本が高度経済成長期であることを象徴している印象的な図案とも言えます。
寄付金付き切手も発行された
「寄付金付き切手」とは、切手の額面に寄付金を上乗せした価格で発行される切手のことです。
東京オリンピック記念切手は、開催を記念して発行された上の切手の他にも、「寄付」という名目が加わった切手が大会開催前の1961年から発行されました。
ちなみに、当時発行された東京オリンピックの寄付金付き切手で集まったお金は、東京オリンピックの経費として使われました。
寄付金付き切手の額面は5円と、寄付金5円の1枚10円で発行されました。
東京オリンピックの寄付金付き切手は、東京オリンピックが開催されるまでに6回、図案を変えて発行されることとなります。
1961年10月11日に発行が始まり、その後1962年6月23日、1962年10月10日、1963年6月23日、1963年11月11日、1964年6月23日と発行は続き、切手の図案は全部で20種類にあります。
図案に採用されたデザインは「やり投げ」「レスリング」「柔道」などの1964年東京オリンピックで行われる競技が採用されました。
札幌オリンピック記念切手の価値は?

札幌オリンピック記念切手は、1972年の札幌オリンピックの開催を記念して発行された切手です。
日本で初めて開催される冬季オリンピックということで、夏季オリンピックとは種目も異なり、「スキー」「ボブスレー」「フィギュアスケート」といった冬季ならではの躍動感溢れる図案が特徴です。
また、札幌オリンピック記念切手は国内だけでなく、多くの海外でも発行されました。
例えば、ハンガリーで発行された札幌オリンピック記念切手には、日本国旗が右側に配置され、中央にはスキージャンプを行う選手の図柄が描かれているという切手も発行されました。
当時は切手ブームの真っ只中ということもあり、札幌オリンピック記念切手は人気を集めました。
しかし、札幌オリンピック記念切手の買取価格はプレミア評価とはなりにくい傾向が強いとされています。
その理由は発行枚数が多いためで、現存する切手の枚数が多いと希少性が下がってしまうためです。
長野オリンピック記念切手の価値は?

長野オリンピックは1988年に開催された冬季オリンピックで、20世紀最後のオリンピックです。
長野オリンピックで発行された記念切手の図案は「アルペンスキー」「スノーボード」「カーリング」「スピードスケート」「クロスカントリー」という、同じく日本で開催された冬季オリンピックである札幌オリンピックとはまた異なる図案が特徴です。
また、長野オリンピック記念切手は、当時の大会のスローガンである「美しく豊かな自然と共存」が考慮されていて、開催地に関わりのある植物が、五輪カラーの青・黄・黒・緑・赤を基準に5つ選定されました。
例えば、躍動感溢れるアルペンスキーの選手に、五輪カラーの赤からカタクリという花が図案として採用されています。
カタクリは信州のような寒冷地の山野に咲く花で、長野オリンピックの競技となった白馬村では村花とされています。
白馬村にはカタクリが群生する場所があり、観光地としても非常に有名となっています。
長野オリンピック記念切手は、10種類の切手をワンセットにした小型シートが1998年2月5日から発行されました。
発行枚数は小型シートで約5000万部(10種連刷)です。
長野オリンピック記念切手の買取価格を見ると、状態の良いものであっても切手単位では高値は難しいとされています。
そのため長野オリンピック記念切手を買取に出すコレクターの中には切手を数枚だけではなくて、複数の種類の切手を一度にまとめて査定する人もいるようです。
また、切手を買取に出す場合はバラの状態ではなく小型シートなどのセットになってる状態の方が価値が下がりにくいとされています。
もしも長野オリンピック記念切手を小型シートの状態で持っている場合は、シートから切手を切り離さずに、そのママンの状態で買取にだしましょう。
価値を下げないために知っておくべきこと!

記念切手と言っても、その種類は多岐に渡り、同じ額面の切手でもその価値には大きな差があります。
記念切手が発行されたオリンピック開催当時は、どの切手も額面通りの価格で購入が可能です。
しかし、人気の有無や希少性の高低などによっては、その買取価格には将来的に大きな差が出てきます。
昔に購入した記念切手の査定額が、肩を落としてしまうほどの低い買取額になってしまったら悲しいことです。
ここからは、切手の価値を下げないために知っておくべきことをお伝えいたします。
持っている切手が発行された枚数を調べておく
切手の価値は発行された切手の枚数(供給)と、その切手を買い求める人(需要)のバランスによっても決められる場合があります。
例えば、1964年の東京オリンピックを記念して発行された切手は、当時の切手ブームによって多くの枚数が発行されました。
多くの人が買い求めましたが、発行枚数が膨大であり現存する記念切手も多いため、価値としてはそこまで高くありません。
東京2020オリンピック・パラリンピックで発行される記念切手の枚数が少ないなどの理由があれば、希少性が生まれて将来的には価値のある切手になる可能性もあります。
ただ、切手コレクターの数は年々減少傾向にあります。
そのため、数の少ない切手であっても、東京2020オリンピック・パラリンピックの記念切手を買い求める切手コレクターが少なければ、希少性は生まれない可能性もあります。
持っている切手に希少性があるのかを知るヒントとして、発行枚数を把握しておきましょう。
持っている切手は今でも人気のある切手なのかを調べる

特徴的な図案やサイズ、大きなイベントを記念して発行された切手などは人気が集まるため、価値も高まる可能性があります。
例えば、1948年(昭和23年)に発行された日本画の「見返り美人図」を図案に採用した切手などは、その美しい図案と当時では珍しい縦長の切手であったために人気を博しました。
同様のように、東京2020オリンピック・パラリンピックに発行される記念切手の図案やサイズによっては人気が集まり、価値が高まることでしょう。
また、現代の切手には「フレーム切手」というのが存在します。
フレーム切手とは、切手の図案を自分の好きなイラスト・写真で発行してもらえる切手のことです。
企業向けには「オリジナルフレーム切手」が存在していて、会社のマスコットやイメージキャラクターなどを切手のデザインにして発行することができます。
例えば、平昌2018冬季オリンピックの時には日本代表メダリストが図案となったフレーム切手が人気を集め、特にフィギュアスケートの羽生結弦選手の切手は多くの人が買い求めた代物です。
東京2020オリンピック・パラリンピックの際にも同様に、メダルを獲得した選手がデザインされたフレーム切手が発行され、大会で注目を集めた選手の切手には人気が集中することが考えられます。
切手の保管状態には気を配る
切手の状態は買取価格を大きく左右する要素です。
切手の買取価格を下げないためには、購入した切手の保存状態には気を配るようにしましょう。
特にシミ・色焼けなどがついてしまった切手は状態が悪い切手と評価とされてしまうため、買取価格にも影響してきます。
例えば、紙でできている切手は湿気や指紋などが原因でシミが付いてしまう可能性があります。
そのため、切手に触れる際には直接手に持つことは避けて、手袋やピンセットなどを使って指紋が付かないようにしましょう。
切手についた指紋は一見分かりにくいかもしれませんが、長い年月が経つと指紋として切手に付着した脂がシミになる可能性があります。
お持ちの切手や今後購入予定のオリンピック切手などがありましたら、今後は直接手で扱わないようにしましょう。
また、色焼けの原因は太陽などの紫外線などです。
室内の蛍光灯などの光からも紫外線が発せられるため、鑑賞するとき以外はアルバムなどに収納をして、直射日光・蛍光灯の光が当たらない場所に保管するようにしましょう。
バラ切手と小型シートで仕分ける

記念切手の多くが「バラ切手」と「小型シート」が同時に発行されます。
「バラ切手」とは、その名の通りで一枚の切手単体のことを指し、「小型シート」は複数の種類の切手がワンセットとなっているシートのことです。
お持ちの切手がバラ切手・小型シートどちらであったとしても、買取を検討されている場合は仕分けをしておくようにしましょう。
その理由は、お持ちの切手が仕分けされていないと、買取業者側での査定が手間取ってしまうため、場合によっては買い取ってもらえない可能性があるためです。
査定員のいる業者に依頼する
切手の買取を行っている業者には、金券ショップやチケットショップなどが存在します。
ですが、オリンピック記念切手などのイベントごとで発行される切手に関しては、専門的な知識を持った査定員が在籍する買取業者に依頼するようにしましょう。
査定員は切手一枚一枚の価値を見落とさずに査定をしてくれるので、オリンピック記念切手の価値を考慮しての買取価格を提示してくれるはずです。
また、買取業者の中には「無料査定」「出張買取」などのサービスを行っている業者も存在しています。
「無料査定」とは、無料でお持ちの切手を査定して買取価格を提示してくれるサービスです。
「とりあえず持っている切手の価値を確認したい」といった利用者の思いに応えてくれます。
「出張買取」とは、査定員が利用者の自宅に訪問をして切手の査定から買取までをその場で行ってくれるサービスで、バイセルでも実施しています。
「切手が大量にあって買取店舗まで持ち運ぶのが面倒」「自宅の近くで切手を買い取ってくれるお店がない」といった悩みを解消してくれるサービスといえるでしょう。
オリンピックの記念切手に関するまとめ

1964年に開催された東京オリンピック記念切手をはじめ、日本で開催されたオリンピックの記念切手は、当時の切手ブームの影響もあって膨大な枚数が発行されました。
そのため、今も多くの枚数が存在して、どのオリンピック記念切手に関しても、高い買取価格を期待することは難しいことが予想されます。
ですが、切手の保存状態が良ければ、綺麗な状態の切手を好むコレクターに需要があるため、大きく買取値が下がることがないでしょう。
「発行枚数が多い切手だから買取しても無駄」とあきらめる前に、まずは試しに「無料査定サービス」を利用して実際にお手持ちのオリンピック記念切手の価値を確認してみてはいかがでしょうか?
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