焼酎を高額買取してもらうコツとおすすめの買取業者の特徴まとめ

日本の伝統的な蒸留酒として知られる「焼酎」は、産地によって違った香味を持つ個性豊かなお酒です。
中には人気が高く希少な銘柄もあるため、買取市場でもしばしば高値で売買されています。
こちらの記事では人気銘柄の焼酎の買取相場を中心に、お酒の売却に関する情報をお伝えしていきます。
後半では買取店の選び方や注意点、高く売るためのコツを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
焼酎の買取について
大変恐れ入りますが、バイセルでは焼酎の査定・買取は承っておりません。ご了承ください。
人気の焼酎と買取相場

焼酎においては、その頭文字を取った4Mと称される「森伊蔵(もりいぞう)」「萬膳(まんぜん)」「魔王」「村尾」が高額買取されています。
高品質で人気があるうえに、生産量に限りがある希少性の高い銘柄で、プレミアム焼酎と呼ばれています。
4M以外にも買取市場で評価されている焼酎は多数ありますので、以下の一覧に持っている焼酎の名前があるかチェックしてみてください。
商品名 | 買取相場 |
森伊蔵(もりいぞう) | 数千円〜十数万円 |
萬膳(まんぜん) | 数千円〜1万円ほど |
魔王 | 数千円 |
村尾 | 数千円 |
佐藤 | 数百円〜数千円 |
櫻井 | 数千円〜数万円 |
日南娘(ひなむすめ) | 数千円〜数万円 |
八幡(はちまん) | 数百円〜数千円 |
兼八 | 数百円〜数千円 |
月の中 | 数百円〜数千円 |
百年の孤独 | 数千円 |
十四代 鬼兜 | 数千円 |
かねやま古酒 | 数千円〜数万円 |
焼酎はウイスキーやラム酒などの蒸留酒と同様に、樽やステンレスタンクの中で数年〜数十年熟成させてから出荷されます。
熟成期間の長さも価値に大きく関わってくるため、同じ銘柄でも買取相場に大きな違いが出てきます。
例えば森伊蔵は一般的に3年ほどの熟成させていますが、過去に10年熟成させた「森伊蔵 楽酔喜酒(らくすいきしゅ)」が限定品として販売されていました。
長期間の熟成には手間と時間、熟練の技術が必要となるため、買取額が高くなる傾向にあります。
本格焼酎の価格高騰は落ち着いてきている

買取市場での焼酎の価値は、定期的に起こった「焼酎ブーム」と共に変動してきました。
最近では1990年代後半から2000年代前半あった第3次ブームで、当時は森伊蔵・村尾・魔王の3銘柄が高い人気を誇り、少量生産ということもあって破格の価格で取引されていました。
2020年現在ではブームは去り、プレミアム焼酎と呼ばれる銘柄たちの買取価格も落ち着いています。
ただ現在でも、買取市場では定価数千円の焼酎が1万円ほどで買取されることもあり、根強い人気を保ってもいます。
ちなみに第1次焼酎ブームは1970年代後半、第2次焼酎ブームは1980年代前半にあったとされています。
第1次ではテレビCMをきっかけに焼酎のお湯割りが定着し、第2次では「缶チューハイ」が登場し、若者から多くの人気を集めました。
種類豊富な焼酎

一口に焼酎といっても、その種類は多岐にわたります。
16世紀頃から日本で製造されるようになった焼酎は、各地域ごとに違った原料・製造方法によって個性ある焼酎が誕生してきました。
ここでは、焼酎の定義と種類を具体的に解説していきます。
「単式蒸留焼酎」と「連続式蒸留焼酎」がある
焼酎は製造過程の蒸留方法の違いによって、以下の2種類に分けられます。
・単式蒸留焼酎
・連続式蒸留焼酎
単式蒸留焼酎とは、発酵させたもろみを蒸留釜で熱し、蒸気になったアルコール分だけを冷やしてお酒にしたものです。
シンプルな蒸留方法のため、原料の香味がお酒に残りやすいのが特徴です。
過去にブームになった、本格焼酎や沖縄の「泡盛」など多くが単式蒸留でつくられています。
連続式蒸留焼酎は、簡単にいえば単式蒸留を連続的に行う方法で、効率的に焼酎を大量生産できるのが特徴です。
原料の風味は残りにくく、クリアな口当たりが印象的な焼酎です。
焼酎は酒税法で細かく定義されている
市場で流通している焼酎は酒税法によっても細かく定義されており、以下の項目を満たしていないと、焼酎とは名乗れません。
・発芽した穀類を使用していない
・果実を使用していない
・白樺の炭などで濾過していない
・砂糖や糖蜜を使用していない
・蒸留の際発生するアルコールに他の物品の成分を浸出させていない
・蒸留時に定められている物品以外を添加しない
・アルコール度数が連続式で36度未満、単式で45度以下である
例えば「発芽した穀物をしていない」「白樺の炭などで濾過していない」といった定義はウォッカと明確に区別するためです。
日本のウォッカは大麦麦芽を原料としている銘柄が多く、蒸留後のろ過で白樺の炭を用いるのもウォッカ独自の特徴となっています。
ちなみに焼酎でも蒸留後の雑味を油を取り除くために、松などでろ過をしています。
また銘柄によっては、あえてろ過をしない「無ろ過」と呼ばれる焼酎もあり、油分のまろやかな香味が味わえます。
原料によっても種類がある
焼酎は原料によっても種類が分けられており、以下5種に分類されます。
・芋焼酎:独特の臭いと濃厚さがあり、サツマイモが主原料となっています。
・麦焼酎:麦の香ばしさがあり、焼酎の中でもクセの少ないすっきりとした味わいが特徴です。
・米焼酎:日本酒と同じようにフルーティーな香りが特徴です。
・黒糖焼酎:黒砂糖を原料とし、口当たりが柔らかく洋酒を彷彿とさせる口当たりです。
・そば焼酎:そばの甘みと香りがあり、そば湯で割る飲み方も楽しめます。
焼酎の大半が九州地方で生産されていますが、主原料によっても生産地が異なるのも焼酎ならではのポイントです。
例えば上記でもご紹介した森伊蔵などの芋焼酎は、鹿児島で主に製造されています。
また麦焼酎で有名なのは長崎で、「二階堂」「いいちこ」は第2次焼酎ブームに乗って一気に全国区となりました。
ちなみに黒糖焼酎には文字通り砂糖が原料として使われていますが、酒税法では例外として扱われています。
焼酎を売る買取店の選び方

はじめて焼酎を売却する際に頭を抱えるのが、買取店の選び方です。
インターネットで調べれば様々なお店を見つけられますが、どこが最適なのか迷ってしまいます。
そこでここからは、焼酎を売るための買取店を選ぶ際の、以下3つのポイントを解説していきます。
・焼酎に詳しい買取店へ売る
・都合に合わせた買取方法を展開している
・事前問い合わせで気になる点を相談しておく
それぞれ詳細をみていきましょう。
焼酎に詳しい買取店へ売る
上記でご紹介した通り、焼酎の銘柄は多岐にわたっており、買取相場も幅広いのが特徴です。
そのため、持っている焼酎の価値を適切に判断してくれる「お酒専門の買取店」であることは、お店選びの最低条件としておきましょう。
文字通り、お酒専門の買取店では日本酒・焼酎・ワインといったお酒の買取を行っています。
焼酎の銘柄や種類など基本的な知識を有しているのはもちろんのこと、市場の動向にも詳しいため、根拠ある理由と共に買取価格を提示してくれます。
都合に合わせた買取方法を展開している
住んでいる地域によっては、近くにお酒専門の買取店がない、という方もいるのではないでしょうか。
その場合は、持込買取のほかに買取方法を展開しているかもチェックしましょう。
特に「出張買取」と呼ばれる買取方法を用意している買取店は狙い目です。
自宅まで査定員が来てくれて、居間や玄関で焼酎の査定から買取まで行ってくれるので、わざわざお店までお酒を運ぶ必要がありません。
大手買取店の多くが全国からの依頼を受け付けていますので、積極的に活用していきましょう。
事前問い合わせで気になる点を相談しておく
電話・メールで気になる点を相談してみるのも、買取店を選ぶ際には有効な方法です。
持っている焼酎の銘柄を伝えれば、おおよその買取価格を教えてくれますし、買取の際に必要となる物も確認できます。
また電話・メールを通して、担当者の対応方法もチェックできます。
印象の良い対応をしてくれた買取店なら、スタッフへの教育にも力を入れている証拠です。
焼酎を売る前の注意点

価値ある焼酎でも、条件次第では買取価格が下がったり、買い取ってもらえなかったり、残念な結果になってしまいます。
そこでここでは、焼酎を売る前に押さえておきたい、以下2つの注意点をご紹介します。
・未開封でないと買い取ってもらえない
・保存状態に気をつける
問題なく買い取ってもらうため、ぜひ参考にしてください。
未開封でないと買い取ってもらえない
蒸留酒である焼酎はアルコール度数が高いため雑菌が増殖しにくく、保存状態に問題がなければ古いものでも買い取ってもらえます。
しかし一度でも栓を開けてしまえば、買取不可になってしまうので、その点は要注意です。
また未開封であっても、液漏れしていれば価値が下がる場合があります。
一升瓶は密閉度が低いため、決して横にして保存はせずに立てた状態にしておきましょう。
保存状態に気をつける
焼酎にとって紫外線・気温変化・多湿は天敵です。
例えば直射日光による紫外線は、お酒の品質を落とす要因ですので、なるべく暗く、気温が安定している場所を選んで保管しましょう。
ちなみに一升瓶が茶色や緑色をしているのは、紫外線からお酒を守るためです。
またボトルやラベルの状態も査定時の評価項目となっていますので、ホコリを被っている場合は買取に出す前に綺麗にしておきましょう。
焼酎を高く売るコツ

最後に焼酎を高く売るためのコツとして、以下2点をご紹介します。
・付属品や箱と一緒に売る
・複数の買取店で比較する
工夫次第では買取価格を上げるのも難しくありませんので、ぜひ実践してみてください。
付属品や箱と一緒に売る
焼酎は新品の状態に近いほど価値が上がる傾向にあるため、付属品や箱の有無も重要な評価項目となっています。
付属品としてはグラスなどがありますので、焼酎と別に保管していた場合は査定前に揃えておきましょう。
また焼酎の箱は紙箱や木箱など、銘柄ごとに使われている素材が異なります。
ボトルやラベルと同様に、綺麗な状態の方が評価される可能性は高まります。
複数の買取店で比較する
お酒専門の買取店によって、得意なお酒の種類や査定方法が異なるため、同じ銘柄でも買取価格まで同額になることは滅多にありません。
少しでも納得できる形で焼酎の買取を済ませるためには、複数の買取店へ査定に出して、買取価格の比較が必要になってきます。
何件も査定に出すのは時間と手間がかかりますが、買取店の中には無料で査定をしてくれるところもありますので、積極的に活用していきたいところです。